唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ポール・フレール氏、死去
スクーデリア・フェラーリF1チームのドライバー、「ル・マン24時間」においてフェラーリチームを優勝に導いた超一流のレーシングドライバーにして、世界で最も優れたモーター・ジャーナリストであったポール・フレール氏が2月23日に死去した。享年91。氏の偉業を偲び、ここに謹んで哀悼の意を表します。
郷秋<Gauche>は、氏を30年前にCAR GRAPHIC誌上で知った。レーシングトラックで培ったドライビングに対する確かな視点、クルマの挙動を余すことなく著す至高の筆致。まさに西にポール・フレール、東に小林彰太郎あり、である。
CGとの関係から度々来日し多くの日本車に乗り、あまたの車評を残したが、郷秋<Gauche>が特に記憶しているのは、二代目ホンダCR-Xを絶賛し、身銭を切り、911と共にヨーロッパにおける自身の足としたことである。かのPF先生(ポール・フレール氏の尊称)が惚れ込んだと言うCR-Xを是非我が物としたいと思いながら果たせないでいる郷秋<Gauche>である。
PF先生については、最新の著書「はしる まがる とまる」が出版されたのを機にblogにも書いている(2005年8月26日)。「はしる まがる とまる」の元となったと言っても良い「ハイスピード・ドライビング」についても触れているので、PF先生についてお知りになりたい方、サーキットにおいてより速く、公道においてよりスマートに走りたい方は是非こちらをご覧いただきたい。
例によって記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、曽我の梅林の続き。人出を避けみかん山を少し登ったところで見つけた紅梅と谷戸の白梅。
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