悩ましい写真の大きさ

 既にお気づきのことと思いますが、現在「恩田Now」をblog形式に変更したもののβ版を公開中です(see here)。これまで315×209Pixelの小さな写真だったものを640×425Pixel(面積比で4倍になります)の写真をご覧いただけるようにしてみました。鑑賞のためには大きいに越したことはないのですが、640×425でも350KB程度の容量ありますから、例えば1280×850ですと1枚で2.2MBにもなります。いくらブロードバンド時代とは云っても日常的にご覧いただくには大き過ぎで、多くの無料blogの写真データ容量の2GB900枚でいっぱいになってしまいます。

 

 もう一つ、あまり大きなデータだと「転用」の危険も起きてきます。つまり、郷秋の写真が本人も知らないうちにどこかのサイトやblogに使われているとか、下手をすると商用の印刷媒体に使われるようなことも考えられます。これらの行為はもちろん著作権法上禁じられていますが、郷秋が気が付かなければお咎めなしとなってしまいます。ネット上のデータの「盗用禁止」は多くの場合無視されているのが現状です。

 

 そんなこんなを考えた時、640×425 Pixelというのは絶妙な大きさだと勝手に思っているのですが、問題は同じ640×425 Pixelの写真でも、どういう解像度のどういうサイズのモニターで見るのかによって、ディスプレイ上での大きさが変わってきてしまうと云う事です。

 

 郷秋はこのblogWebsite「恩田の森」掲載の写真315×209と云うサイズを標準として、これをクリックすると640×425の写真をご覧いただけるようにしてきましたが(「恩田の森」では契約しているサーバーの容量の制限により大きくならない)、PCThinkPad X201sに変えてから315×209の写真が小さく感じられるようになったのです。

 

 それまで使っていた(現在サブ機)X3112インチで解像度1024×768X201sは同じ12インチですが1440×900となり、1mm当たりのドット数はX314.179に対してX201s5.517となっているのです。つまり、横640 Pixelの写真の場合、モニター上での大きさがX31153mmに対してX201sだと116mmと大幅に小さくなってしまっているのです。

 

 例えば21.5インチの大きなディスプレイ(今となってはスタンダード?)では随分と大きく表示されるのかと云えば、横幅470mmのモニターに対して1920ドットですと写真の横サイズは158mmと、12インチで1024×768と云う今では低解像のディスプレイと同じような大きさに表示されるわけですね。計算してみると1mm当たり4.033ドットですから、全体が大きくなっているだけで解像度そのものは一昔前のモニターとほぼ同じことなのです。

 

 サイトをご覧くださる方が、どんな解像度や大きさのモニターを使用しているのかによって表示される写真の大きさが変わってきてしまうわけですから、作る側としては、どのあたりが適当なのか、自分にとってのお客様の層を考えて設定するより仕方がないと云うことになりますね。

 

  例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、福島空港に舞い降りたIBEXCRJ-200

1/10追記:写真が大きくならなかった不具合を修正しました。

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