唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
プロジェクター内臓一眼レフ
Nikon(ニコン)は2009年10月に世界初のプロジェクター内臓デジタルカメラCOOLPIX S1000pjを発売したが、その独創のメカニズムは2010年9月に改良型のCOOLPIX S1100pjに引き継がれ今に至っている。どれほどの性能で、どれ程のニーズがあるのかはわからないが、カメラとしての基本的な性能が既に完成の域に達している今のコンパクトデジタルカメラ界においては、差別化の為にこのような基本的な撮影機能以外の機能が盛り込まれるのはある意味必然とも云えるだろう。
デジタルカメラの世界においては、新しい機能の多くはまずコンパクトタイプに搭載され、リファインされその後にSLR(一眼レフ)に搭載されるのが常となっているから、プロジェクター機能がSLRに搭載されるのは時間の問題だろうと思っていた郷秋<Gauche>だあったが、案の定、遠からずプロジェクター機能内蔵SLRが登場するかも知れないと云う情報がNikon Rumorsに掲載されていた。
郷秋は、最初のプロジェクター内臓カメラが登場した時、「そんなもの」が出たこと以上に、ニコンがやらかしたことの方に大いに驚いたのだが、プロジェクター機能内蔵SLRの特許を最初に取得したのもまたニコンであった。
COOLPIX S1000pj、S1100pjでは、撮影用レンズとはまったく別にプロジェクター機構を組み込んだわけだが、SLRでは専用のレンズを取り付ける位置が見つからないこと、専用の据え置き型プロジェクター以上の高性能レンズを撮影用として使っていることからなのだろう、そのレンズを使い、ファインダー付近の設置した透光式の有機ELパネルに表示させた画像を、撮影時とは逆方向に送りだしスクリーンに投影するようだ。
装着しているレンズによって、撮影時に高性能を発揮するレンズなら鮮明な画像、そうではないレンズの場合にはそれなりにと、投影される画像のクオリティも変わって来るのだろうか。スクリーンまでは同じ距離、同じレンズでもズーミングによって望遠側なら小さいけれど明るく、広角側だと暗いけれど大きな画像となるのかな。またプロジェクションに最適化されたレンズが登場する可能性もあるかも。
しかしなぁ、そのために撮影時の性能に悪影響があったり大きく重たくなるのはごめん被りたい。こう云う機能はファミリーユースの入門機、具体的にはD3100クラスから導入されるのかな?まっ、郷秋にとっては必要な機能とは思えないけどね。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて春を待つ花芽。これは雑木林に春の訪れを告げる木五倍子(きぶし)の蕾。木五倍子の花をご存じない方はこちらをご覧ください。