唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
極上カメラ100
極上カメラ100 ― 死ぬまでに絶対使ってみたいカメラ100! ―
出版社刊 エイムック2549 2013年2月10日発行
ISBNコード:978-47779-2599-5 本体1500円
日本語の書名には「買え」とか「買いたい」とは書かれていないが、英語のタイトルでは、”BEST BUY CAMERA 100”(下線は郷秋<Gauche>)。相当ヤバい本である。「死ぬまでに絶対乗ってみたいクルマ100!」なら、まぁ、写真を眺めて楽しむしかないのだが、カメラとなると頑張れば買えてしまうから、ヤバい。
レンジファインダー、SLR(一眼レフ)、中判・大判、コンパクトの4分野から、1923年のディアドルフからまだ発売されていないライカMまで、フィルム・デジタル取り合わせてバランス良く100台が紹介されている。
レンジファインダーでは当然のようにライカが12台も紹介されているのだが、面白いことにMP-9以降のデジタル機が5台も紹介されている。フィルムのSLRではキヤノンの3台に対してNikon(ニコン)はF、F2、F2 Titan、F3、F3P、F4、F100、New FM2、Nikomat FTn、EMと10台も紹介されている。これがカメラメーカーとしてのキヤノンとニコンの差であるな。しかしだ、どうしてEOS Mが登場してるのが、理解できんぞ。
現役のカメラは実売価格、中古でしか入手できないカメラにはその相場が掲載されているのだが、驚いたのは名機中の名機、ハッセルブラッド500C/Mが5~10万円、より新しい503CXが10~15万円(いずれもボディのみ)で入手できるらしいこと。クルマで云えばポルシェやフェラーリみたいなカメラが最新の中級DSLR並みの価格で入手できるのだから、買わない手はない!(って、買わないけど)
ちなみに、上で紹介した写真は「腰巻」付の状態。幅広腰巻を取ると現れる本来のカバーの真ん中にはライカM9-Pエルメスエディション(248万円)が鎮座している。