スプリング・エフェメラル


 春先に花を咲かせ、花のあとに残った葉も夏前には消え、あとは次の春まで地下で過ごす草花のことをスプリング・エフェメラルと云います。直訳すると「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、「春植物」と意訳すれば分かり易いでしょうか。日本におけるスプリング・エフェメラルの代表格はカタクリ(片栗)、二輪草、福寿草、甘菜。春のほんのひと時私たちを楽しませてくれる「春の妖精」たちです。

 今日は、先週金曜日のロケハンで咲き始めたことを確認していた広葉の甘菜(ひろはのあまな)を撮って来ました。4日前には咲き始めたばかりのように見えましたが、今日は辺り一面に咲いていました。すでにカタクリの葉も出始めておりました。このところの暖かさで慌てて葉を出したかのようですが、明日からは冬の寒さが戻ってくるようですので開花の時期は例年と似たようなものになるでしょうか。

 横浜市青葉区の里山「恩田の森」の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」も是非ご覧ください。只今は2月28日撮影の写真を4点掲載いたしております。春本番目前の森の様子をどうぞご覧ください。
 なお、先週末の撮影・掲載は事情によりかないませんでした。今週末を楽しみにお待ちいただければ幸いです。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori 

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