春寒

 写真を撮るときには、この写真はどう使おうか、キャプションはどうしようなどと考えながら撮ることが多多々あります。ときにはその日の天候などから、頭の中でキャプションの方が先に出来上がっていて、そのイメージに合った絵柄を探すことも少なくありません。今日は「寒の戻り」をキーワードにそれに合った絵柄をイメージしつつファインダーを覗いておりましたが、夜になってPCに取り込んだ写真を見ながら、念のためにと思い「寒の戻り」を調べてみたら、大変な勘違いをしていたことが判明。

 幾つかの資料に書かれていたことを総合すると、春の寒さを指す言葉を使う順番としては、暦の上の立春過ぎに「余寒」、それ以降実質的な春が来てからは「春寒」、桜の花が咲く頃には「花冷え」、晩春になってからが「寒の戻り」となるようです。晩秋の寒さ、冬の寒さだけではなく、春になってからの寒さを指す言葉だけでもこのようにたくさんあり、それぞれにふさわしい時期があるとは、日本語とはなんと素晴らしいい言葉なのでしょうか。これほどまでに美しい日本語を大切にしたいものですね。


 今日の一枚は、あまり日本的ではないスノーフレークですが、バックに日の丸をあしらって無理やり日本風に(^^;

 横浜市青葉区の里山「恩田の森」の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」も是非ご覧ください。只今は2月28日撮影の写真を4点掲載いたしております。
 本日撮影の写真は明日掲載予定ですのでどうぞお楽しみに。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori 

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