唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
尊い精神と行い。そしていま私たちが彼らのためにできること
愛読する神奈川新聞に、万葉倶楽部代表取締役会長の高橋弘さんの「わが人生」が約二ヶ月に渡って掲載されている。今日の記事が第58回となっているのであと2回で終了か。高橋さんは、知る人ぞ知るDPEチェーン「日本ジャンボー」の創業者である。
私も今回連載の「わが人生」で初めて知ったのだが、高橋さんは若くして「日本ジャンボー」を創業し、フィルムからデジタルへと云う写真の技術革新の流れを感じ取り日本ジャンボーの事業を縮小しつつ万葉倶楽部を設立し今に至る方なのであるが、今日の記事に書かれていたある事実を見て、確固たる思いに支えられた尊い生き様に感銘を新たにした。
今日の記事には6年前の東日本大震災に際して、高橋さんが自社の温泉湯運搬車をドライバー共々宮城県に派遣し、被災者に温泉を届けたことが書かれていた。その後半に、新聞等の報道でこれまで幾度か目にしたのと同じことが記されてた。
そこには、被災した方のために温かい食事を用意した自衛隊員が、自分たちはテントで野営し、自ら炊き出した温かい食事には手をつけずに持参した缶詰を食べていたことが記されていた。被災者のために簡易の浴場を設営・運営していた自衛隊員が、自分たちは幾日も風呂に入らずに過ごしていたことを報ずる記事も、一度ではなく目にしていた。
しかしだ、6年と云う年月が、そんな自衛隊員の、我がことを顧みず被災者に尽くした尊い行いを記憶の片隅へと追いやりつつある。これではいかんよね。自分のことを犠牲にしても尽くしてくれた人がいたことを忘れてはならないのです。戦争の危機が現実のものとりつつ今、助けたもらった私たちが今度は彼らの身の安全を心配する番なのだと強く思うのです。身を賭し被災者に尽くしてくれた彼らを、今度は私たちが守ってあげる番だと思うのです。はてさて、私たちが彼らのために何ができるのか・・・
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、矢車菊。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 5月20日に撮影した写真を6点掲載いたしております。田植時となった森の様子をどうぞご覧ください。
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