唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
柿
昨日は、かつては日本の秋を代表する樹木の花であった萩の人気が低迷しているのではないかと書きましたが、今日は、人気が低迷している果実、柿。萩の人気低迷説にはやや主観的な部分があったかも知れませんが、柿の実の人気低迷は間違いのない事実です。だって、こんなにたわわになっているのに誰も採らないのですから。
かつては干し柿にしたり焼酎で渋を抜いたり、お好きな方は樹上で完熟とろとろになった柿の実をすすっていたりしたものですが、今は誰も食べない。
秋の果実と云えば梨、葡萄、秋も半ばを過ぎて出始める林檎でしょうか。中でも葡萄ですね。特に最近は大粒で糖度が高い種無しや皮ごと食べることができる新しい品種が次々と登場しており、食事の洋風化にもマッチして一人勝ちの様相です。
個人的には、葡萄は皮を剥いて種を出して食べるのが面倒なので余り好きな果物ではなかったのですが、先にも書いたように近頃は種無し皮ごとの美味し品種が出回っておりますので結構食べるようになりました。緑、淡赤紫、濃紫と品種も豊富ですし、美味しさ加減で云っても葡萄は果物の王様でしょうね。 ワインの元もこの葡萄であることを加味すれば、葡萄は世界一の果物と云うことになるでしょうか。
と云う訳で今日の一枚は、話が葡萄の方へと逸れてしまいましたが近頃まったく人気のない柿の実。人が食べなくなった分、冬の初めの頃までは小鳥たちの格好の食料となっているようですので良しといたしましょう。
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
コメント ( 0 ) | Trackback ( )