弦楽四重奏公開レッスン

 今日は、母校のホールで行われた、来日中のベルリンフィルのメンバーによる弦楽四重奏の公開レッスンを聴講して来ました。
 レッスンを受ける四人のうち音楽が専門の学生は1st Vn一人だけで、2 nd Vnは教育学部、Vaはリベラルアーツ学部、Vcは高等部の2年生と云う、云わば素人の弦楽四重奏団でした。

 課題曲はハイドンのOp.74-3 g-moll 「騎士」。通しての演奏を聞いた後の最初の指摘は「この曲の名前を知っているか?」でした。「騎士」と云う愛称は第4楽章の最初のテーマが馬のギャロップを思い起こさせることに由来しているわけですが、騎兵が馬に乗って走っている感じがまったくない、と云うことですね。愛称は作曲者自身がつけたのではない場合が多いわけですが、それなりに理由があってのことですので、曲全体のイメージを理解して弾くんだよ、と云うアドバイスでしょう。

 レッスンの大部分は第1楽章の出だしの部分に費やされましたが、そこでの主な指摘は
①弓をもっとたくさん使って弾きなさい
②フレーズ感を大切に
③ダイナミクスをもっと大胆に
④コントラストをもっと明確に
 と云う事であったと思います。

 指摘されたことに注意して再演すると、まぁ見違えるように生きいきと、表情豊かな音に変わる。こんなに違うんだと、びっくり驚きました。私自身が弦楽四重奏を演奏できるようになるのはいつの事になるのか分かりませんが、これらのアドバイスは私が普段のレッスンで師匠からご指摘いただいていることとほぼ同じ事でしたので、いま練習している無伴奏曲にも活かしていきたいなと思いました。
 レッスンの後に、ベルリンフィルメンバーによるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番 Op.13 a-mollの演奏があり堪能いたしました。母校の、実に懐かしいホールでの、実に有意義な聴講でした。
 
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