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母校であり、そして長く勤務した大学の、入学式や卒業式が行われた体育館前に大きな山茱萸の木があった。
卒業式は例年3月10日前後に行われるのだが、その頃にその山茱萸が満開となる。式が終わり正面の階段を下りる時、満開となった山茱萸が真正面にあるのだが、卒業生の目に入るのは別れを惜しむ級友と後輩たちの姿ばかりで山茱萸の花に気づく学生はいない。かく云う私も、その山茱萸の存在に気づいたのは卒業して暫く経った頃であったのだ。
今年もまた卒業式の季節が巡ってきた。あの山茱萸は今年も咲いていることだろう。そして、卒業生には気付かれずとも、その控えめな花は彼らの晴れがましい姿を祝し、これからの活躍を祈ってくれているはずである。
山茱萸:さんしゅゆ。ミズキ科ミズキ属。中国原産で日本には江戸時代享保年間に朝鮮経由で渡来。別名、春黄金花。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月2日に撮影した写真を6点掲載しております。三寒四温が続く森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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