唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
F1は噂に満ちている
と書いたからと云って。郷秋<Gauche>が日本の今の政治のと云うか、政権のありようについて論じようとしているわけでは、もちろんない。今日のテーマはあくまでもF1である。しかも特段大層なことを書こうとしているわけでもない。今日のF1関連のニュースを見て「F1は噂に満ちているなぁ」と感じたそのことを書くだけのことである。
ロータスがトヨタと提携するかもしれないと云う噂。撤退したはずのトヨタが、ロータスと提携して、あるいはロータスを隠れ蓑にしてF1の世界に戻ってこようとしているとも取れる噂であるが、ならばホンダはどうする?
ミヒャエル・シューマッハがもし2度目の引退をするならば、その後釜はスーティルかもしれないと云う噂。メルセデスとは2013年までの契約を有していると云われるミヒャエルだが、常に若いチームメイトの後塵を拝している哀れな姿を、そしてスーティルの生きの良い走りを見るにつけ、双方にとってそれが良かろうと思わせる噂。
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュが、セバスチャン・ベッテルの獲得に関心があるらしいと云う噂。1チーム2台エントリーを前提に考えれば、バトンかハミルトンのどちらかがチームを追われることになる。とならばその行き先がまたまた噂になる。
では、これらの噂話が楽しくないのかと問われれば、答えは「否」。常人には理解しがたい噂もまたF1を彩る魅力の一つであることも事実。されど虚々実々、魑魅魍魎、五里霧中。F1の世界に噂多かれどその真実は何処に。判らぬからこそ面白く、だからこそF1は止められないのである。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、厳しい残暑の日のなるせの森の尾根道。右側が東京都町田市、左側が横浜市青葉区である。
MRJ生産開始
設計段階からいよいよ実機の製造段階に入ったわけだが、同機の受注状況はANAの25機とトランス・ステイツ航空(米)の100機、合わせて125機である。日本政府が10機程度購入することが見込まれているけれど、それにしても採算レベルには程遠い状況である。
さて、実機の製造に入ったMRJだが、いったい何機造っているのだろうか。各種の試験に供すことになるわけだから、ボーイング787の例に倣えばまず2機、更に遅れて3機と云うとところだろうか。計5機でテストを繰り返し型式証明を取得して初めて旅客機として空を飛べることになる。
引き合いにだしたボーイング787は設計段階から幾度も計画の遅延が繰り返され、いまだにデリバリーされないことからも判るように、設計段階での問題発生は勿論のこと、更にはその段階では気付かなかった多くの問題が製造段階で出てくる事が予想されるが、それらを一つひとつクリアして予定通りにMRJがデリバリーされることを大いに期待する郷秋<Gauche>である。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、厳しい残暑の中での農作業、「木陰でひと休み」の図。
えっ?ライッコネンがF1復帰?!
D7000のバッテリーが気になる
ポイント1:マグネシウム合金のボディに防塵・防滴
ポイント2:15万回のレリーズ耐久性
ポイント3:視野率ほぼ100%
ポイント4:SDデュアルカードスロット
ポイント5:1600万画素
いやはや、まさに下剋上。D300(S)も形無しの高性能である。辛うじてD300(S)が優位なのは51のAFポイント(D7000は39ポイント)くらいのものである。特にポイント1~3は、一般のユーザーに対する訴求力は弱いかもしれないが、プロやハイアマチュアには大いに受けるポイントである。これまでD300(S)をサブに使っていたプロがD7000にダウンサイジング(プライス)走る可能性も大いにあるだろう。
さて、上には書かなかったが、D7000のスペックのなかで郷秋<Gauche>が最も注目するのはそのバッテリーである。これまでD700、D300(S)、D90は共にEN-EL3eと云うバッテリーを使用していたのだが、D7000はEN-EL15と云う新しいバッテリーを使用することで、これまでの850コマから1050コマへと、2割方その撮影可能枚数を増やしていることである。
これはこれでめでたいことなのだが、問題は新登場のEN-EL15が次に登場するD700の後継機にも使用されるのではないかということである。ごく単純に考えればEN-EL15を使用することで、D90+EN-EL3eでは850コマであった撮影可能枚数が1050コマになると云うことは、D700の後継機にもEN-EL15が導入されればそれまでの1000コマが1300コマになることを意味している。普通に考えれば目出度しめでたしなのであるが、郷秋<Gauche>の場合にはそう簡単ではない。
なぜなら、もしD700の後継機がEN-EL15を採用するとなると、メインのD700後継機にはEN-EL15を使用し、サブのD300にはこれまで通りEN-EL3eを使用するという不都合が生じることになる。何が不都合かと云えば、例えば泊りがけで撮影に行く時に、EN-EL3eとEN-EL15の両方、スペアを含めると計4本のバッテリーを充電し、なおかつ専用の充電器を2つ持って出かけなければならないことになる(民宿などに泊まると空きコンセントが1つと云う悲劇も珍しくない)。これは荷物の量的にも手間的にも大変負担の大きいことになる。
仕方がないから、おそらくD700後継機でも使えるであろうMB-D10(マルチバッテリーパク)を前提にEN-EL4eに乗り換えるか。大容量のEN-EL4eならD300で3000コマもの撮影が可能だから1泊2日程度の撮影ならスペアのバッテリーも充電器も必要がなくなる。初期投資は多少必要になるが、手間と荷物の量を考えれば検討の余地、大いに有りだな。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、仙人草(せんにんそう)。この鼻からはなぜ「仙人」なのか想像のしようもありませんが、花が終わり実を付ける時期になると頷けることになります。
日本のベストセラーは電話帳?
件の「ハローページ」、2001年の6,705万部から減少したとは云えいまだに5,117万部(2008年)も発行されていると云うから恐れ入る。ひょっとすると日本最大の出版物だろうか。しかしだ、7年間に24%も減少しているというのはかなりの減りようではないか。個人情報保護の考え方が浸透するとともに掲載しないよう手続きを取る家庭が増えてきているのだろう。
かく云う我が家はどうだったか記憶が無いが、見ず知らずの人からの電話なんてもらいたくもないし、勿論こちらからもかけることも無いからもう何年も電話帳など開いたこともない。もっとも我が家では昨年11月にNTTと決別し、電話もインターネットも全てケーブルテレビ経由にしてしまったのでもう電話帳が配布されることも無い。再生紙とは云え、資源の無駄遣いの片棒を担ぐことも無くなったということだ。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の半野良猫。ようやく郷秋<Gauche>に対する警戒感を持たなくなったようで、興味深々の眼差しでこちらを見るようになってきた。まっ、あまりの暑さに警戒感を持つ元気も無いのかも知れないけど。
小林可夢偉は大したものだ
1位:ウェバー 187ポイント
2位:ハミルトン 182ポイント
3位:アロンソ 166ポイント
4位:バトン 165ポイント
5位:ヴェッテル 163ポイント
と、5人が僅差で並ぶ結果となった。ウェバーとハミルトンが一歩ぬきん出てはいるが、ハミルトンとアロンソの16ポイント差は一発逆転の範囲内(1位と8位で逆転)であるし、アロンソ以下3人のポイント差は無いに等しいと云って良い。2010年シーズンにF1史上初めてと云って良いほど大きな変更があったポイント制だが、これが幸いして実に面白くなったチャンピョンシップ争いであるから、この変更は大成功であったと云うべきだろうな。それにしても残り5戦からますます目が離せない今年のF1であ。
さて、本日のタイトル、「小林可夢偉はたいしたものだ」について触れねばなるまい。モンツァでの可夢偉は残念ながらギアボックストラブルによりスターティンググリッドに着く事さえ許されず、挙句ゼロ周リタイヤであった。まっ、可夢偉にはまったく責任の無いリタイヤではあるが、「大したもの」には程遠い結果ではある。では何か大したものかと云えば、チームメイトが解雇の危機(一説には既にイタリアGP後に解雇が決まったと云う)の中、2011年の契約が確実なものとなったことである。
可夢偉の21ポイントに対してデ・ラ・ロサがわずか6ポイントであることを考えれば当然の結果とも云えるけれど、可夢偉以前の日本人ドライバーとチームメイトとの成績を比較した時、これは画期的な状況であると断言できる。古くは1987年のロータスにおけるセナと中嶋、翌年、翌々年のピケと中嶋、1990年のアレジと中嶋。近くは2004-2005年、BARホンダのバトンと佐藤琢磨。ポイントランキングで上位にいるのは常にチームメイトであり、チームから放出されるのは中嶋であり琢磨であった。
この図式は鈴木亜久里も片山右京も中野信治も中嶋一貴も同じであった。日本人ドライバーは常にチームメイトの後塵を拝し、そしてチームメイトよりも先にチームを追われる。
この図式を初めて破ったのが小林可夢偉である。チームメイトの3倍以上のポイントをチームにもたらし、チームメイトがシーズン途中に放出の危機に晒される中で2011年のシートを確実なものにしている。近年では佐藤琢磨が大いに期待されたけれど、結果はご存知の通り。その琢磨を上回る戦績を収め2011年のシートを確実なものにした小林は、やはり相当大したものなのである。
注:これまでの日本人ドライバーが「無意味」であったと云っているのではない。中嶋悟がF1への扉をこじ開けなければ今の小林はいなかっただろし、右京や琢磨の活躍が無ければ日本人ドライバーが注目されることは無かったのだから。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、韮の花。畑でつくられていたはずの韮ですが、気をつけて辺りをみわたすと、道端など意外なところに根を下ろし花を咲かせていることに気付くことでしょう。これが「韮」あることに疑いを持つ方は、どうぞその葉を千切って匂いをかいでみてください。
Fマウント以外のニコンマウント?
これはもう「Fマウント」以外のマウントが登場するからと云う以外の理由は考えられないな。それは多分(って云うか間違いなく)、レフレックス機構を持たないレンズ交換方式のデジタルカメラのための新しいマウントなのだ。ただ、イメージセンサーのサイズがAPS-Cなのか、噂されているように更に小さなものとなるのか、EVF内臓なのか、ひょっとして(可能性は相当低いが)レンジファインダーなのかは、わからない。
現在では「Fマウント」以外には考えられないニコンのレンズマウントがが、実はニコン「F」登場以前には「S」マウントと呼ばれるレンジファインダー用のマウントが存在した。この「S」マウントを持ったレンズとカメラが飛び切り高性能であることが朝鮮戦争を取材した欧米のカメラマンの間で評判になり、その評判こそが今のニコンの基礎を作ったと云っても過言では無いほどなのである。
新しいマウントを作るということはカメラメーカーにとっては大冒険であり、今後の業績を左右しかねない一大事なのである。例えるならば自動車メーカーが新しいシャーシやエンジンを作るのと同じことであるが、クラス毎に幾種類かの基本になるシャーシとエンジンがある自動車とは異なり、たった一つのマウントを何十年も使い続けるわけだから、カメラメーカーにとっての新しいマウントはクルマのシャーシやエンジン以上に重要なものと云えるかも知れない。
果てさて「F」ではないニコンマウントを持つカメラが、いったいどんなものでいつ登場するのか、楽しみな一年になりそうだぞ。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森のメインストリード。厳しい残暑が続きますがこの道には、ホンの少しですが涼しい風が吹いています。
文武両道?
今日の神奈川新聞に「『文武両道』に白羽の矢」と云うタイトルの記事があった。記事内容は、韓国社会の知育偏重に警鐘を鳴らす特別番組を制作する「KBS」(韓国放送公社)が10日、伝統的に「文武両道の教育」を行っている神奈川県立湘南高校を取材。KBSの取材スタッフ4人は学校側の推薦で、ラグビー部で活躍しながら東京大学進学を目指す同校3年生2名を取材したというもの。
更に神奈川新聞は「同校は県内屈指の進学校であるとともに、1949年に全国高校野球選手権大会で優勝するなど(郷秋的には60年も前の甲子園?の優勝の事実が記事内容の理解の役に立つとは思えないけど)文武両道の伝統を持つと紹介。また、同校校長の「学力のみならず、総合的な人間力を培ってきた本校の教育方針が韓国のマスコミの目に留まった。わたしたちの取り組みを点検するとともに、外に向かって発信するために、今後もさまざまな取材を受け入れたい」とのコメントを掲載している。
ところで「文武両道」って何だ。
「武道」とは、新明解国語辞典よれば「学芸と武道」(広辞苑では「文学と武道」とあるが、「文学」よりも「学芸」の方が広義であり、より理解しやすい語であると思う)。更に武道とは「武術をみがいて万一の場合に備えるべき、武士の道。教養として身につけるべき剣道・柔道・弓道など(の技術)」とある。
つまり「文武両道」とは学芸と剣道・柔道・弓道などの武道の両方を身につけることと云う意味なのだろうな。
しかし今どき「武術をみがいて万一の場合に備えるべき、武士の道」って、武家社会が解体されて150年が経とうとしているのに、「文武両道」などと云う言葉が、よりによって新聞記事のタイトルにまで使われるとは恐れ入る。神奈川新聞としては、湘南高校校長が語った「学力のみならず、総合的な人間力を培ってきた」事を上手いこと「文武両道」の四文字に収めたつもりなのだろうが、果たして今どきの高校生に理解できるかどうか。
思い起こしてみると郷秋が卒業した高校(旧藩校の流れをくむ)の、確か応援歌の歌詞にも「文武二道は武士の華」という箇所があったように思うし(書いていて急に甦ったが「気は天を突く健男児」なんてフレーズもあったな。共学だったけれど女子からクレームなんて話は聞いたことがない古きよき時代)、今でも「サムライ・ジャパン」とか「サムライ琢磨」「サムライ可夢偉」などと云う言葉を見聞きすることが少なくない。
しかしだ、今の日本で、日本人共通の倫理観や道徳観のベースとして、一般的・日常的に「武士道精神」が語られているのならいざ知らず、スポーツの国際試合やF1あるいは今回の記事のような取材・記事の時にだけ「武士道」や「サムライ」が登場するのっていったいどうしてなんでしょうね。郷秋にはいかにも唐突な気がしてどうも馴染めないぞ。
ところでラグビーって、武道なの?
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森、白山谷戸の「今日」の稲田と空。昨日「明日は更に黄味の増した稲穂と、更に高くなった空を見る事が出来るだろう」と書いてしまったので本日撮影の写真をご覧頂くだことにしたが(昨日掲載の写真は一週間前の4日に撮ったもの)、写真からは余り違いが判らないかも(^^;
産地北上
郷秋<Gauche>はこれまでにも幾度か温暖化により、これまで採れた作物が採れなくなる、南方系の品種に変更しなければならないところまできていると云う事について、特にワインの原料である葡萄の事について書いている(see here)。更にblog内で「ドメーヌ・シブロ」で検索いただければ、ブルゴーニュの若き葡萄農園主が温暖化と葡萄の品質の問題に語っている記事を見つけていただけるはずである。
かく云う私もここ一年ほどの間に、バレンシアオレンジ、柚子、酢橘(すだち)、レモンと云った柑橘類の苗木を5、6本植えた。それは郷秋<Gauche>の近くにある恩田の森の休耕畑に、これまで植えられていた柿や栗に変わってミカン類が植えられる事が多いのを見てのことである。事のほか暑かった今年の夏だけれど、冬になってまで平均気温が1度も2度も高いかどうかはわからないけれど、確実に温暖化が進み、そのテンポも早くなってきていることは間違いないようである。
以前にも書いた事があるが、里山の雑木林の中に棕櫚(シュロ)が自生しているのを見たヨーロッパだったかアメリカだったかの植物学者が「日本は亜熱帯である」と云ったそうだ。植物だけではなく南方系の昆虫や鳥類、哺乳動物が日本に住み着きそれが北上し続けているとも聞く。郷秋<Gauche>も「宮城県にカンガルー?」という記事を書いたほどである。
例えば東北で柑橘類が採れるようになるのは新たなビジネスチャンスとも云えるけれど、これまでリンゴの産地であった長野でリンゴが採れなくなるとか、今までの品種では栽培・収穫ができないという問題は新たなチャンス以上に大きな問題となることだろう。この温暖化が植物・動物に程の影響をもたらすものなのか、総合的かつ個別の状況に関する調査報告が、私たち素人にもわかり易い形で公表されることを切望する郷秋<Gauche>である。
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例によって記事本文は何の関係もない今日の一枚は、恩田の森、白山谷戸の先週の稲田と空。明日は更に黄味の増した稲穂と、更に高くなった空を見る事が出来るだろう。
賄賂は頂くもの?
「頂く」は「貰う」の謙譲語だと思うが、不法な金品に対して、あるいはそれを「くれた」人に対しても謙譲語である「頂く」を使うものなのか? こう云う後ろ暗い金品はやはり「賄賂を貰う」もしくはもっと有体に「賄賂を出させる」じゃないかと郷秋<Gauche>は思うぞ。
それにしても「私としては、賄賂だと云う認識はない」と云うコメントには驚くしかない。「私としてはスピード違反をしたと云う認識はない。ただ、100km/hで走行中の愛車フェラーリのアクセルを更に深く踏んだだけである」とか、「私には人を殺したと云う認識はない。被害者の目の前で拳銃の引き金を引いたら弾丸が発射されて、その弾丸が被害者の心臓を打ち抜いただけである」と云っているのとほとんど変わりがないように郷秋<Gauche>には思えてならない。
目の不自由な何人かが象を触って、足を触った人が象とは丸太のようなものだと云い、鼻を触った人が太いロープのようなものだと云い、耳を触った人が団扇のようなものだと云い、腹を触った人が壁みたいなものだと云ったという話がある。どれも間違いではないけれど、真実を語っているとは云い難い。
同じように、200km/hオーバーで走行してもアクセルを更にグイっと踏み込んだだけだと云う人や、人を殺しても私は拳銃の引き金を引いただけだと云う人もいる。同じように「あのカネはAさんが勝手持ってきたので、ただ貰っただけである。決して賄賂ではない」と云う人がいる。人の価値観は様々だと云うことを、あるいはものは云いようだと、つくづく思い知った郷秋<Gauche>である。
鈴木宗男氏に金品を持っていくとそれは(おそらく確実に)賄賂になる。つまりあなたは贈賄罪に問われることになります。金品のしまい場所に困っている方は郷秋<Gauche>のところに持ってきてください。郷秋<Gauche>が貰ってあげます。郷秋<Gauche>のところに持ってくる分には、それは純粋な善意に基づく寄付行為であり、あなたが贈賄罪に問われる心配はありません。郷秋<Gauche>はちゃんと贈与税の申告をしますので、あなたに迷惑がかかることは一切ありません。ご希望の方はどうぞ遠慮なくお申し出ください。
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例によって記事本文は何の関係もない今日の一枚は、洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)の実。洋種山牛蒡は北米原産。明治期以降日本各地で野生化・雑草化しているが毒草なので近寄らない方がいい。しかし、こんな毒草にも「野生」「元気」「内縁の妻」と云う花言葉があるのだと云う。「野生」と「元気」はともかくとして、一体全体どんな謂れがあり「内縁の妻」などと云う不可思議な花言葉が付けられたのか、郷秋<Gauche>は知りたいぞ。
携帯電話は本当に危険なのか
まず一つは、果たして本当に携帯電話が人体に危険を及ぼすのかと云う問題です。このことについては以前にも書いた事がありますが、携帯電話の基地局が発信(送信)する電波が人体に悪影響を及ぼすことはまず考えられません。それは、携帯電話の基地局が発信する電波は、例えば東京タワーから送信されているテレビやFM放送の電波の数10KWと云う出力と比べると実に小さな出力だからです(ここでは周波数の高低による電波の特質については触れない)。個人が持っている携帯電話の電波の送信出力(電波の強さ)は更に小さく、大雑把に云うと約0.5W程です(PHSは更に小さく0.02W程度)。ですから、健康な人体に対する影響は限りなくゼロに近いと考えてよいわけです。
問題は、体内に心臓ペースメーカーのような電子機器を埋め込んでいる方(埋め込まれた機器)に対する影響ですが、個人が持っている携帯電話程度ではまず問題が生じないと郷秋<Gauche>は考えています。その根拠は、実は郷秋<Gauche>の母親が心臓ペースメーカーを埋め込んでいるのですが、彼女自身が携帯電話を持って、日常的に利用しているからです。
母が携帯電話欲しいと云い出した時に、郷秋<Gauche>は携帯電話に比べて送信出力が1/20以下のPHSを勧めましたが、主治医に相談したところ「まず問題はありません。念のため、携帯電話をペースメーカーを埋め込んだ場所に直接押し付けるような事は避けてください」と云われたとの事で、一般的な携帯電話を購入し今に至っています。それからもう6、7年経ちますが、ペースメーカーが携帯電話により誤動作を起こしたことは、少なくとも私の母については起こっていないようです(今も勿論は母健在です。と云うか、八十を過ぎても郷秋<Gauche>よりも元気な程です)。
以前何かにペースメーカーを使用している方が、自分の近くで携帯電話を使っている人を見ると、それだけで具合が悪くなると書かれたのを読んだ事があるのですが、これは実際に電波の影響があったのではなく、携帯電話の電波が自分のペースメーカーに悪影響を及ぼすと信じている方が、携帯電話を見ただけで体調不良になったような気がしているだけなのではないかと郷秋<Gauche>は考えています。勿論その真偽の程は判りませんが、たとえ気持ちの問題だとしても、もしそう云う方がいるのだとすれば、少なくとも電車の中など狭い場所での携帯電話の使用を控えた方が良いのだとは思います。
問題なのは、何故、電車やバスの優先席付近で携帯電話を使用してはいけないのか、具体的にどの程度の距離の場合にどのような影響があるとか、例えばペースメーカー利用者の30cm以内で携帯電話を使用するとペースメーカーの50%が誤作動を起こし利用者の生命が危機に晒される、と云った科学的かつ具体的な理由が明記されていないことです。郷秋<Gauche>の目の前で、携帯電話で実に楽しそうに話をしている母を見ていてそう思うのです。
問題の二つ目は、携帯電話の利用者の多くが携帯電話で通話しているその時、メイルの送信ボタンを押したその時以外には自分の携帯電話は電波を発信(送信)していないと思い込んでいることです。しかしながら、携帯電話は自分がいる位置を携帯電話システムに対して常に伝えていなければならないという構造上の理由により、通話しているか、メイル送信ボタンを押したかに関わらず、常に一定の時間ごとに電波を発し自分のいる場所をシステムに対して通知しているのです。
繰り返しになりますが、携帯電話は利用者の意思には関わらず、電源が入っていさえすれば自分の都合により勝手に定期的に電波を発しているのです。ですから、電車の(ペースメーカーなど利用者がいるか確率が高い)優先席付近では携帯電話を使わないでくださいではなく、「電源をお切りください」というアナウンスになっているのである。
自分が持っている携帯電話の仕組みを知らないことと、何故優先席付近では携帯電話の電源を切らなければならないのか、科学的に正しく説得力がある説明がなされていないから、「電源を切るように」とアナウンスされている優先席付近で堂々と携帯電話を使う人が無くならないのだと郷秋<Gauche>は考えています。この二つの問題が解決されれば、双方にとって安心安全な車内環境となるのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、しょうも無い写真ですが、ご覧の通り夏の花「ケイトウ」です。恥ずかしながら郷秋<Gauche>、この花のことを随分と長いこと「ケイト」つまり毛糸で編んだような花だから「ケイト」なのだと思い込んでおりました。ニワトリの鶏冠(とさか)のような花なので「鶏頭」(ケイトウ)なのだとは、そんなに遠くない前になってようやく知ったのでした。恥ずかしい(^^;
レクサスCT200hですか?
BMW1シリーズやアウディA3がターゲットだと云うけれど、5ドアのスタイルは見るからに鈍重。果たしてBMWやアウディに対抗できるのかどうか、大いに怪しいぞ。少なくとも日本国内では、120iやA3 1.8TFSIに近い価格が見込まれるレクサスCT200hを買うのはトヨタ製もしくはレクサスブランドを買わなければならない「関係者」だけなんじゃないか?
郷秋<Gauche>はもっとコンパクトでシックでそれでいて実はスポーティなクルマが欲しいんだけれど、そう云うクルマって、なかなか無いんだなぁ。
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こう云う稜線と空を視界の端に入れながらワインディンロードを走るのにはコンパクトでシックでそれでいて実はスポーティなクルマがぴったりなんだけれど、問題は二つある。その一つ目は果たして郷秋<Gauche>の財力でそんなクルマを手に入れる事が出来るのか。そして二つ目は、隣なりに誰を乗せて走るのか、であるな。
河川敷でのバーベキュー有料化は何のため?
神奈川新聞によれば、川崎市が有料化に踏み切った理由は空き缶、ペットボトル、生ゴミ、使用済みの鉄板など114トンのゴミが発生したその処理費用730万円(2009年度)全額を川崎市が負担したからなのだと云う。
おいおい、ちょっとまて。これまで高津区の多摩川河川敷でのバーベキューを楽しんだ皆さんは、自分の楽しみの為に川崎市が所有する河川敷を無料で利用するのは良いとしても、楽しんだ後のゴミをそのまま放置して川崎市に処理させたというのか!? それは違うだろうと、郷秋<Gauche>は思うぞ。
自分が持ち込んだ食べ物その他の成れの果てであるゴミは、自分の責任で持ち帰るのが当然だろう。それを放置して川崎市の税金で処理させるとは怪しからん。バーベキュー後の生ゴミの処理は厄介かも知れないけれど、持ち込んだものの大部分は胃袋に中に消えているか、燃えてなくなっているかだから帰りの荷物は来る時に比べてずっと少なくなっているはずだ。それを放置して手ぶらで帰るのって、郷秋<Gauche>には理解できないぞ。
報道されてはいないけれど(郷秋<Gauche>が見ていないだけかも知れないけれど)当たり前の話として、川崎市はゴミ持ち帰りのアナウンスはしたのだろうか。ゴミを残すどころか来たときよりも綺麗にして帰るグループだってあっただろう。バーベキュー客の全てが汚すだけ汚して知らん顔だと云わんばかりの一律500円徴収は無いんじゃないのか。まずはゴミ持ち帰りのマナー徹底がスタートに無ければ、おかしな話だと郷秋<Gauche>は思うぞ。
ところで最初に書いた「川崎市高津区の多摩川河川敷」というのは田園都市線の二子新地と二子玉川の間に架かる橋の二子新地側のことのはずだが、対岸、つまり二子玉川側(世田谷区側と云うことだ)についてはどうなっているんだろう。そう云えば、二子玉川側がバーベキューで賑わっているというのを見た事がないような気がするなぁ・・・。
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例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、夏の花、木槿(むくげ)。一日花ですが7月から10月まで花を咲かせ続けます。夏の花の代表ですが、実は百日紅(あるすべり)同様10月まで咲き続けています。夏の茶花には欠かせないとの事ですが、我が家には槿木がないからか、これまで目にした事がありませんでした。調べてみるとお隣、韓国の国花とか、これまた初耳しでした。
いつまで続く、この残暑
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今日の一枚は、暑さしのぎのシャワーを浴びる茄子。
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