
ステップ1では、フロントアーマーつまり前部装甲部を組み立てます。ガイドの指示通りに進めますが、その前に車体下部パーツのDの各所にモールドされている溶接痕を消す必要がありますので、その修正作業から始めました。

ワンシーンにて劇中車の様子を御覧下さい。車体上部と同じように、下部にも溶接痕や合わせ目がまったく存在しないのが分かります。

車体下部パーツのDの前面にモールドされている溶接痕を、細長くカットしたプラ板で埋めてゆきました。

作業中の状況です。

次のステップ2にて組み付ける背面パーツのB41の両端にも、溶接痕がモールドされています。これも劇中車にはありませんので、ついでにこれも埋めて修正しました。

ドンドン進めていきました。こうやって溶接痕を埋めて消してゆく作業は、私にとってはなかなか楽しいものでした。普段色々と考えたり悩んだりするほうですので、何も考えずに一心に作業するというのが、逆に気分が良かったりします。

車体下部パーツのDの側面前端にモールドされている溶接痕を埋めました。

車体下部パーツのDの側面後端にも、溶接痕のモールドがあります。

これも埋めてゆきました。

続いて、ガイドの指示に沿ってパーツを切り離し、組み付けてゆきました。

今回のキットは、タミヤの製品でも新しい方に属しますので、パーツの合いもピッタリでした。修正や改造が無ければ、サクサクと進みます。

ステップ1の工程が完了しました。前部機銃は内部で接着せずに組み付けるので、銃身は可動します。

ステップ2では、リヤパネルを取り付けます。ここでもガルパン仕様への修正が二ヶ所あります。

車体上部パーツF、およびリヤパネルのパーツB41です。双方の左右に二個ずつ尖鋲がモールドされていますが、向かって右側の一対の配置が、劇中車のものと異なります。

ワンシーンにて劇中車の同箇所を御覧下さい。赤円内に示したように、左側の尖鋲の配置と対称になっています。

これをふまえて修正作業を行ないました。まずはリヤパネルのパーツB41にて、右側の尖鋲二個を丁寧に切り離しました。

そして、劇中車のものと同じ配置に付け直しました。

同じように、車体上部パーツF背面の右側の尖鋲二個を丁寧に切り離しました。

劇中車のものと同じ配置に付け直しました。
この一連の修正作業は、ドラゴンのキットにおいては必要ありません。右側の尖鋲二個の配置が、劇中車のと同じであるからです。
しかし、実在の車輛においては、タミヤキットのもとの形状が正しいです。なので、ドラゴンキットのモールドはミスであると分かりますし、ガルパン劇中車がドラゴンのキットを手本にしてドラゴンのミスまでそのまま受け継いでしまっていることも分かります。

修正の終わったリヤパネルを取り付けて、ステップ2の工程を完了しました。両端の合わせ目の凹部が残っているので、これも後で埋めて消しました。 (続く)