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大洗海岸から引き返し、森寅ひもの館の前の分岐を通りました。劇場版に登場した場所の一つで、あんこうチームのⅣ号戦車がプラウダチームのカチューシャとノンナに前後をとられた地点です。右の道からノンナのIS-2が飛び出して前を抑え、砲塔を後ろに旋回させて狙いをつけてくるシーンが印象的でした。
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その前の追撃戦で、プラウダチームが二手に分かれた地点です。Ⅳ号戦車は右に曲がって「あんばいや」の辻を左折し、カチューシャのT34がこれを追いかけましたが、ノンナのIS-2は直進していきました。直前に放たれた砲弾が、上図の「美家古鮨」さんの建物を貫通して、その背後で炸裂していました。
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「肴屋本店」です。プラウダチームのクラーラの搭乗車がここに衝突しかけてギリギリで停止したものの、後続のローズヒップのクルセイダーに追突されて爆発、白旗判定になりました。
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「カジマ」前の信号交差点です。このアングルで、ノンナのIS-2があんこうチームのⅣ号戦車を視界に捉えて牽制の砲撃をしかけましたが、Ⅳ号戦車はかわして右の道に避退しました。
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Ⅳ号戦車は、さらに次の辻へ左折し、IS-2もこれを追いかけましたが、プラウダチームの他の車輛は「カジマ」前をそのまま直進したことが、クラーラのT34の先回りシーンによってうかがえます。
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クラーラの牽制砲撃をかわして路地に逃げたⅣ号戦車は、永町商店街の道に出てまっすぐ曲松方面へ走りました。
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永町の信号交差点です。ここをまっすぐ直進していきました。テレビシリーズの第4話では、左の道から左折して曲松方面に走っていましたね。
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砲撃で破壊されて倒れたのは、この信号でしたかね・・・。ローズヒップのクルセイダーがつまずいてバランスを崩してスピン状態になっていたのも、この信号でしたかね・・・。
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回っているうちに正午に近づきましたので、昼食をいただくべく「和久」に向かいました。海野さんが「昨日はどうも有難うございました」と、にこやかに迎えて下さいました。
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お店のメインメニューの看板です。一般的に、人気の品が上位に書かれる傾向がある、と聞いたことがあります。ここでは海鮮丼が人気ナンバーワンなのでしょうか、と訊ねましたら、そうですよ、とのお答えでした。お客さんの注文が多い順に書き並べている、ということでした。昨晩にいただいた「刺身定食」は4位であるようです。
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昨晩の約束通り、鮭の西京漬けをメインにした「焼魚定食」をいただきました。美味しそうです。こういうのが私は好きです。
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鮭の西京漬けを焼いたものです。海野さんに「関西のお方はあんまりこちらにいらっしゃらないので、味の感想をお願いしたいのですが」と訊ねられ、正直に申し上げました。西京味噌の味が勝ってて、鮭本来の旨味があんまり・・・、と言いましたら、ああやっぱりねえ、という表情をみせて苦笑された海野さんでした。
「やっぱり、漬け過ぎなのかなあ・・・」と。
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こちらも味見して下さい、ということでサービスしていただきました銀鱈の西京漬けです。こちらの味はちょうど良い漬け加減で、やわらかな舌触りでした。逆に言えば、鮭の方は漬けるのに向いていないような気がします。関西でも、鱈の漬け物はたまに見かけますが、鮭の漬け物は、見た記憶がありません。
そのことを話すと、そうでしょうねえ、と頷いておられた海野さんでした。
直後に御主人も出てこられ、挨拶を交わして色々とお話を伺いました。大洗の大半の旅館の食材もこちらの丸海商店から卸して納品しているそうなので、私がこれまでに泊まった宿の幾つかでいただいた海鮮料理も、こちらの食材を使っていたことになります。町外へも色々と配達に回りますし、漁港で直接仕入れてそのまま届ける場合もありますし、ということでした。
昨晩に女将さんと話したガルパン関連の件に話題が移ると、「そういうのはこっちも関心ありますしね、やれと言われたらトコトンやりますよ。商工会であれこれやってるのをずっと横で見てきてますんでね、パネルは当たらなかったんですけれど、それでおしまい、ってことも無いでしょうし。ただ、今までずっとそういうのに関わってませんでしたからねえ、どうやって取り組んだらいいのかはまだ分かりませんし、機会というか流れをみながら少しずつやってみるのもいいかな、とは考えとるんですよ・・・」
そういえば、「鳥孝」の稲石さんも、最初はそんな感じだったそうです。磯辺典子のパネルを置いたものの、ガルパンブームの初期にはそんなにノリノリでもなく、缶バッジの展示すらやっていなかったことは、私自身が毎月訪ねてよく知っています。ファンからの寄贈品は時々受けていたものの、スタンスとしては一定の距離を置く、という感じがありました。
それが、いきなり「(一番くじの)フラッグ持ってない?出来たら貰えないかな?」と頼まれ、次の訪問時にフラッグを寄贈しました。それは現在も店内天井に貼られてありますが、その頃から缶バッジの展示もやり出して、急速にノリノリになってきたのでした。
一過性のブームに終わると予想していたガルパンのムーブメントが、意外にも長続きしていきそうなので、商工会のムードに合わせて方針を変更したのだが、やってみるとなかなか楽しいもんだねえ、と稲石さん自身も語っておられました。
そういった経緯などを話すと、「そのへんはよう見て知ってますよ。ウチもここの店舗は夏に初めたばっかりなんで、取り組むとしたらこれからでしょうねえ」と頷いておられた海野さんでした。
ですが、来店されるお客さんは、地元の一般の方々ばかりでした。次から次へと入ってきて、あっという間に満席になりましたので、流行っているお店だというのが実感出来ました。ガルパン巡礼らしき人は全く見かけませんでした。
そのほうが、実は良いのかもしれないな、と思いました。ガルパン要素を濃厚に持ったことにより、従来の一般客が離れて行ってしまったお店、というのがかなりあることを聞いているからです。その点に関しても海野さんは承知しておられるようで、色々ありますよ、と笑っておられました。
ともあれ、「和久」の海鮮料理は個人的に好きになりました。次回以降の訪問で必ず立ち寄ることに決めた次第です。 (続く)