気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その4 「シネプレックスとアニメイトです!!」

2015年12月16日 | 大洗巡礼記

 翌日3日は、朝から雨でした。天気予報では昼過ぎから晴れるとのことでしたので、かねての計画通り、午前中は水戸にてガルパン劇場版上映を楽しむことにしました。宿は素泊まりなので、朝食は水戸へ移動してからとることにしました。
 窓口で女将さんに挨拶して出発しようとしていると、主人に呼び止められました。雨が降ってるからね、と車で駅まで送っていただきました。お蔭で、大洗駅を7時33分に出る列車に難なく事が出来ました。この列車もガルパンラッピング車輛3号車でした。


 水戸駅に着いたのち、駅ビル内の吉野家で朝食をとり、その足で水戸シネプレックスへ移動しました。駅前に映画館があると便利です。この劇場では、以前にアンツィオ戦OVA上映を観たことがあります。


 水戸シネプレックスの朝の上映は、9時からでした。劇場に着いたのが8時40分ぐらいでしたが、既に十数人のガルパンファンらしき人々が来ていました。平日でもかなり客の入りがあるようです。


 以前に購入しておいた、四枚の前売り券の最後の一枚を、ここで利用しました。席は6スクリーンのH17でした。どこの劇場でもそうですが、席は真ん中よりもやや後ろ寄りに取った方が、スクリーン全体を楽に見ることが出来ます。


 劇場販売のグッズ類は、シャツの一部、ステンレスマグ、クリアファイルセットの一部が完売していたものの、あとは補充されていて豊富にありました。もちろん、パンフレットもありましたが、他で買えずにこちらで買った人が少なくなかったようです。


 プラッツのガルパンキャラクターフィギュアセットも販売していました。これまでに姫路、京都、大阪の劇場で観てきましたが、キャラクターフィギュアセットを売っているのは水戸だけでした。これらは模型専門店などでもよく見かけますので、市場に在庫がかなりあるとみられます。


 こちらの商品群は、京都や大阪では完売していたものがほとんどです。こちらでも卓上カレンダーやキャラバッジコレクションが人気なようで、次々に購入する人が表れました。私自身は既に購入しているので、ここではクリアファイルセットだけを購入しました。


 上映時間になりましたので6スクリーンへ移動しました。スクリーンの入口横には大きな横断幕やパネルが貼られてありました。


 今回の来場者特典は色紙とWorld of Tanksコラボ特典カードでした。上映期間ごとに特典が変わるのですが、この日は第2週目に含まれましたので、World of Tanksコラボ特典カードの第1弾のT34/85およびカチューシャがつきました。
 色紙のほうは第1週目の特典ですが、在庫がある劇場では引き続き配布を継続していました。京都と大阪でも貰いましたので、今回で3枚目になりました。来場者特典は第3週目、第4週目、第5週目にも予定されているようですが、私はもうこれで充分でした。
 アンツィオ戦OVA上映時の来場者特典がフィルムであったのに比べると、今回の色紙はなかなかに良いです。大きさも手頃ですので、額装して飾っておこうと思います。

 水戸シネプレックスは、姫路のアースシネマズ、京都のTジョイ、大阪の梅田ブルク7に比べるとスクリーンが小型タイプなので、楽に観られました。音響もフラットな感じでしたが、その分重低音がおさえられていて、大型テレビを見ているような感覚で楽しめました。


 11時過ぎに劇場を出ました。そのまま駅ビル通路を抜けて北口横のマルイへ直行、アニメガやらしんばん、アニメイトを回りました。ガルパンコーナーがあったのはアニメイトのみで、御覧の通りでした。雨が降っているせいか、いつもより客が多くて賑わっており、ガルパン巡礼らしき人も十数人居ました。私と同じコースで水戸シネプレックスから移動してきた方も居たのかもしれません。


 ガルパンコーナーのなかで、上図のキャラクターミニPOP展示は見応えがありました。劇場版の新キャラクターも加えて全員を雛壇式に並べてありました。こういうのを部屋に飾りたいな、と思いました。


 これだけの数を切り抜いて作るのは大変でしょう。大洗に最も近いアニメイトだけあって、気合が入っています。さすがですね。


 劇場販売グッズのボコミュージアムクッキー、刊行されたばかりの「大洗フィーベル」も売っていました。ボコミュージアムクッキーは今回初めて見ましたが、大きなパッケージなので、買うには勇気が要りました。


 タペストリー類も豊富にありました。私はタペストリーは未だに一つも持っていません。これを壁などに掛けて飾るという習慣が無いからです。


 クリアファイルは、セットの2種類のみが並んでいました。コレクションの2種はどこでも人気で完売していましたので、こちらでも同様に売り切れでした。


 シャツの方も、大洗女子学園デザインのみが完売していました。当時はムービックの通販サイトでも予約を受け付けていましたので、私はそちらで購入しました。以前に大阪の梅田ブルク7で買ったシャツは、黒森峰女学園デザインでした。


 一番くじも販売中でしたので、一つだけ買ってみました。F賞の隊長色紙が当たりましたが、店頭には西絹代しか残っておらず、それは私の手元に2枚ありましたので、今回の品は後で大洗の鳥孝さんに寄贈させていただきました。 (続く)

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その3 「切手と缶バッジとナポリタンです!!」

2015年12月15日 | 大洗巡礼記

 東町商店街から引き返し、役場近くの大洗郵便局へ行きました。上図のガルパン劇場版切手シートを購入しました。この種の切手シートが、もう第三弾の発売になっているのですから、ガルパンの人気も大したものだと思います。ですが、使うのがもったいないし、郵便でハガキや封書を出すこと自体が稀になっているので、今回の品もまた記念品として飾っておくことになります。


 続いてカジマに立ち寄り、この日の昼食の弁当を買いました。最近の大洗行きでは、お昼をカジマの500円弁当で済ませている事が多いですが、その理由は、美味しいからです。
 惣菜専門店のお弁当というのは、どこでも美味しいのですね。コンビニやスーパーで売っている、いかにも工場生産品というようなものとは違い、丁寧に手間暇かけて作り、出来立ては温かいものが多いです。それで500円は大変におトクですし、ホシノの缶バッジもついてきます。


 弁当を鳥孝のベンチで済ませたあと、大貫まで街路を突っ走り、みむら時計店に行きました。普段使用しているガルパン眼鏡拭きがボロボロになったので、新しく買い替えるためでした。今回はレオポンさんチームのデザインを選びました。購入特典のほうは、缶バッジを終了してマグネットカードに切り替わっていました。カモさんチームの三人の図柄でした。


 次にリゾートアウトレットへ回り、二階のガルパンギャラリーを見ました。展示が少しずつ変えられているということなので、どこが変わったのかを覗いてみました。


 入口横のショーウインドー内には、劇場版一番くじの景品群が揃えてありました。この時点で私自身の一番くじはまだチャレンジ中であったため、展示してあった品物の半分ほどは初めて実物を見ました。


 ギャラリー内に展示されていた立体ジオラマです。ラジコンで戦車戦を再現して楽しむためのベースだそうですが、プラウダ戦時の雪中の村を立体化してありました。色んな戦術をリアルに楽しめます、との説明でしたが、劇中シーンのようにⅢ号突撃砲を雪中に埋めて砲撃をしかける、というシーンは無理です、とのことでした。


 缶バッジの陳列ケース内には、劇場版公開記念の各イベント時の限定配布品が並べてありました。初めて見るものばかりで、サイズも大洗発のものより大きいです。劇場版上映施設で販売しているキャラバッジコレクションも大きなサイズですので、最近は大きなサイズの缶バッジが流行っているのかもしれません。


 ガルパンのお酒関連商品も幾つかあります。いずれもこれまでに友人知人への土産物として購入したことがあります。自分でも飲んだことがあるのは、「山郷のしずく」だけでした。


 曲松商店街に戻って、黒澤米穀店に寄りました。家のお米が底をついてきたので、3キロの袋を二つ購入し、宅配便での発送手続きも行ないました。今年一年間、家で炊く御飯はずっと大洗のお米であったことに気付きました。訪れるたびに買っていたので、居住地で買う機会が一度も無かったのでした。


 今回の滞在においては二泊とも素泊まりにしていたため、食事は全て外でとりました。この日の夕食は、ちょっと早い時間帯にブロンズでいただきました。このお店に入るのは一年振りぐらいでしたが、店主の打田さんはしっかりと覚えていて下さったようで、随分久しぶりですねえ、と話してきました。
 今回は、上図のアンツィオセットをいただきました。


 宿は、大洗駅近くの大和旅館に二泊しました。初めて泊まるので楽しみにしていました。大洗ではほぼ唯一のビジネス旅館だそうで、私以外は仕事関係での宿泊客ばかりでした。
 部屋は八畳間の広さで、ゆったりとくつろげました。設備は旅館というより宿舎のような趣があり、戸口や間口の高さが昔ながらのサイズなので、少し背が高い人は頭をぶつけそうな感じでした。宿主夫婦は気さくで親切で、色々と雑談にも応じて下さいます。
 ガルパン巡礼者向けに割引プランを設けているため、常連ファンの多くが利用しているそうです。交差点の角に位置し、向かいにセブンイレブンがありますので、買い物をするにも便利です。なかなか良い宿だなあ、と感じました。


 この日、色々な形で得たガルパン缶バッジです。全部で29個でしたが、購入などの特典としていただいたのは14個で、あとの15個は貰いました。そのため、同じデザインのバッジがだいたい二個ずつ揃う形になりました。

 ガルパンの公式缶バッジは、ネットオークションなどで300円以上の値がつけられていますが、ほとんどは大洗巡りにて販促品として貰えます。買い物をしなくても、会話をするだけで貰える場合もあります。
 私の場合は、以前に知人に頼まれて缶バッジの分布調査を広く実施した経緯があるため、幾つかのお店の方に、最近こんなのが出てるんだよ、と紹介されて記念に貰う機会も少なくないです。それによって、缶バッジに関する中間報告も時折更新することが出来ますので、本当に有難いことです。 (続く)

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黒森峰女学園 エレファント 作ります!! その1

2015年12月14日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車プラモデルの第十八作目にして黒森峰女学園チームの七輌目は、重駆逐戦車エレファントに決めました。独特の外見と強力な武装および重装甲が、他の車輛にはない風格を帯びてなかなかに印象的な車輌です。
 第二次大戦でも相当の活躍をみせたようで、その戦闘力が味方はもちろん、敵にも高く評価されていたことが最近の研究によって明らかになっています。

 ですが、ガルパンストーリーにおいてはやられ役で、ウサギさんチームの果敢なる「戦略大作戦」によってあっけなく撃破されてしまいます。高地に陣取る大洗チームとの砲撃戦においても、カメさんチームの「おちょくり作戦」に惑わされて戦列を崩したりと、良い場面が微塵もありません。ドイツ軍戦史においてもひときわ光彩を放った第656戦車駆逐連隊のイメージは、ガルパン世界においては顧みられていないのでしょう。


 左が組み立てガイド、右が概説パンフレットです。タミヤのキットにはこうした概説パンフレットが同封されているものが多く、対象車輛の由来や歴史などを一顧出来るようになっています。それによってキットへの理解も深まり、組み立てる際の感情移入の度合いも深まります。


 パッケージの中身です。中央の茶色のパーツは履帯で、連結式です。履帯を連結式で組むのは今回が初めてでしたが、組み立てガイドのステップ10にガイド図があり、これにパーツを合わせて楽に組み立てられるようになっていたので、さほどの苦労は要しませんでした。
 それよりも、このキットのパーツだけでは劇中車を再現出来ない、という問題の方がはるかに大きかったのでした。


 公式設定資料図を御覧下さい。劇中車の転輪のハブキャップは左右の12個全てが突き出た形状になっています。キットではこの形状の転輪のパーツA13が6個しかないので、あと6個を他から持ってくる必要があります。


 そこで、キットを購入した後に、タミヤのカスタマーサービスに該当するランナーを注文しました。転輪のパーツA13は、Aランナー(部品コード10007569)に3個入っていますので、Aランナーを2つ取り寄せました。タミヤの対応は素早く、注文品が届いたのは二日後でした。


 組み立て制作に先立ち、車体上部パーツのFの修正に取り掛かりました。上図はパーツFですが、組み立てガイドの図ではFの表記がなく、ステップ3にて「コンバットルーム」と記されています。ガイド裏表紙の下段の部品リストに「Fパーツ 戦闘室」とあるのに相当します。

 このパーツFは、キットにおいては実在の車輛の形状を忠実に再現しています。黒森峰女学園チームの他の車輛に比べて、溶接の合わせ目の痕跡が各所に縦横に通っていて目立ちます。ドラゴンからもエレファントのキットが出ていますが、そちらの同じパーツもほぼ同じ再現状況を示しています。


 ところが、劇中車には、溶接の合わせ目の痕跡がまったく表現されていません。上掲のワンシーンでも、その様子がよく分かります。


 背面の状況がよく分かるシーンでも、溶接の合わせ目の線が見えません。キットの車体下部パーツのDにも各所に溶接の合わせ目の痕跡がモールドされていますが、劇中車においてはそれも存在しません。


 戦闘室天板の様子がよく分かるシーンです。御覧のように溶接の合わせ目の線が見えません。左右と後端に並ぶ斜めの切り込みだけが表されているのが分かります。この斜めの切り込みは、実際には溶接の合わせ目の一部であるのですが、劇中車では合わせ目の線が全て存在しませんので、単なる切り込みになっています。

 また、天板上のほぼ中央に位置するベンチレーターが方形の保護板で囲まれているのが見えますが、キットではその向きが異なります。キットでは、ベンチレーターおよび方形の保護板は、車体上部パーツのFにて一体成型でモールドされているため、切り離して向きを修正する必要があります。その修正作業は、ステップ3にて行ないました。なおドラゴンのキットでは、ベンチレーターおよび方形の保護板が別パーツになっています。


 これらの情報をふまえて、斜めの切り込みだけを残して溶接の合わせ目の痕跡を全て埋める、という作業をやりました。合わせ目の痕跡は、線というより溝に近いので、細長くカットしたプラ板をはめ込んで上図のように修正してゆきました。


 この作業だけでも30分以上を要しました。今回のキットも楽ではないな、と感じました。ですが、こういう細かい作業を何も考えずに一生懸命に続けるというのは、私にとっては楽しいものでした。やり遂げた際の爽快感もまた格別です。


 続いて、僅かな隙間や凹凸に溶きパテを塗り、乾いた後にサンドペーパーでヤスって均しました。左右側面前端には丸いボルトのモールドが三つ縦に並びますが、これは劇中車にも見られますので、誤って削らないように注意しました。


 溶接の合わせ目の痕跡を何とか消し終わりました。ですが、車体上部パーツのFの修正箇所はこれだけにとどまりません。ステップ1から3までの各工程にて、他の修正箇所を順に手がけてゆくことになります。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その2 「劇場版スタンプラリーです!!」

2015年12月13日 | 大洗巡礼記

 今回もレンタサイクルを利用するべく、榎澤輪業商会さんに直行しました。新店舗はまだ建設中で、完成は来年の一月ぐらいだとのお話でした。最近はガルパンさんの巡礼がちょっと減ったねえ、と笑っておられましたが、店舗が建設中なので、その間は営業していないと思われている面もあるのでしょう。


 今回は天候が不安定な時期でした。この日は曇りで何とかもちそうでしたが、明日は雨が降るとの予報でした。そこで、大洗の街中巡りはテーマに沿って二度に分け、晴れると予報されている明後日に劇場版登場スポット巡礼を行なうことにしました。この日は自転車で最低限必要な場所だけを素早く回ることにし、まずは曲松商店街の肴屋本店に行きました。


 で、今回持参しました「大洗フィーベル」です。大洗行きの二日前に書店で購入したばかりです。


 この「大洗フィーベル」のなかにスタンプ台紙が含まれており、ガルパン劇場版上映スタートに合わせて大洗町ではじまった劇場版スタンプラリーを楽しめるようになっています。今回のテーマの一つがこれでしたが、見かけるガルパン巡礼の大半が同じ本を持ち歩いていたので、目的は同じだな、と納得しました。

 スタンプ用のノートとして「大洗スタンプノート」も持参していたので、まずそちらに試してから「大洗フィーベル」の台紙に押しました。そこで判明したことは、今回のスタンプには、見本図柄と押した図柄の角度がずれるものがある、ということでした。スタンプ本体の上に点シールが貼ってあり、それを目安にして押せば、正しい角度に押すことが出来ます。
 ちなみに、肴屋本店に設置されていたスタンプは、プラウダ高校のクラーラでした。


 続いて大洗町役場へ行きました。外装の改修工事も完了して綺麗な感じになっていました。劇場版にも登場するスポットの一つです。


 役場に隣接する商工会館に行き、劇場版スタンプの二つ目を押しました。キャラクターは島田愛里寿でした。


 役場前の道路です。劇場版にも登場するスポットの一つですので、ここを訪れる巡礼やファンがこれから増えてゆくことでしょう。


 劇場版スタンプの三つ目は、大洗シーサイドホテルに設置されています。そこへ向かう途中、丸五水産の前で店主の関根さんに声を掛けられました。挨拶して少し寄り道しました。一番くじの状況などを聞かれましたので、説明したところ、「ここにはサンクスが無いからねえー」と残念そうに話していました。いずれファンからの寄贈があるでしょうね、と言いましたら、「いや、もう置く所が無いんだよね」と苦笑しておられました。

 このお店は、早くからガルパンブームに合わせて寄贈グッズの展示を作り、ファンの人気を集めて定番立ち寄りスポットの一つとして知られた経緯があります。去年までは数多くのグッズ、缶バッジ、ポスター、色紙などが店内に蓄積されていましたが、今年の正月に整理して一新し、現在のような展示状況に落ち着いています。今年に入ってからは、寄贈グッズの大半を仕舞って保管されているそうで、展示してあるものも公式品が大半を占めているようです。


 なので、戦車プラモデルの寄贈品も「これ以上はもう置けないね」と話していました。幾つか並べてあるなかで、個人的には上図のパンターが印象に残りました。最も好きな戦車です。しかもこちらの作品はG型の前期タイプで、市販キットをそのまま組んでいるようでした。ベルト式履帯が起動輪にかみ合っていませんので、これを作った方は戦車プラモデルにまだ慣れていなかったのかな、と思いました。

 面白い事に、マークは大洗女子学園で、車体色もあんこうチームのⅣ号戦車D型改(H型仕様)のそれと同じでした。つまりは、あんこうチームの搭乗車がパンターに替わった状態、であるわけです。戦闘力は格段にアップするでしょうね・・・。


 大洗シーサイドホテルにて劇場版スタンプの三つ目、西住みほを押し、四つ目のスタンプ設置場所へ急ぎました。途中で上図の展望所を見ました。神磯の鳥居を拝めるようになっています。


 劇場版スタンプの四つ目は、大洗観光協会にて押しました。デザインは西絹代でした。曇りにもかかわらず自転車で回ったのは、スタンプの設置場所が広範囲に及んでいるからです。この時点であと二ヶ所が残っており、一つは大洗駅、もう一つはマリンタワーにありますので、バスで回るにしてもちょっと大変です。


 引き返して大洗磯前神社の大鳥居をくぐり、交差点から赤い橋のある道路を見ました。劇場版にも登場するスポットの一つです。


 途中でウスヤ精肉店に立ち寄りました。いつものように串カツをいただきながら奥さんと雑談しました。こちらでも、最近ガルパン巡礼の来訪が減った、近隣在住の常連さんばかりになってる、とのことでした。
 おそらく、劇場版上映を見るのに忙しく、また「大洗フィーベル」片手にスタンプラリーをやっている人が多いので、普段の立ち寄りコースに行くことが難しくなっているのでしょう。

 また、劇場版を見てファンになった新規の巡礼者、だいたい20代から30代ぐらいの若い方々もかなり見かけたのですが、その大半が、初めて大洗にやって来た、というような風情でした。道を知らないのか、あさっての方向へ行ってしまったり、「大洗フィーベル」の付録の地図を広げて調べたり、スマホで現在位置を把握しようとしている方を何人も見かけました。
 それらを見ていて、自身が初めて大洗のガルパン巡礼に出かけた時の事を思い出しました。あれからもう二年余りが過ぎたのか、と改めて時の流れの速さを感じました。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く20 その1 「ラッピング列車3号車です!!」

2015年12月12日 | 大洗巡礼記
 ガールズ&パンツァー劇場版の三度目の視聴を終えた頃、数えて20回目となる大洗行きを実施することにしました。劇場版ストーリーの序章にあたるエキシビジョンマッチの舞台が大洗町の広範囲にわたり、かつ試合の流れとコースが思ったよりも複雑に感じられたので、現地の状況をどのようにアニメに取り入れて活かしているかに興味がわいたからです。

 加えて、以前に楽しんだ「那珂湊ほのぼの作戦2」がまだ継続中であったので、個人的にはけっこう気に入っている那珂湊の街中歩きを楽しむのもいいな、と考えました。また食べてみたいグルメが、あの街には幾つかあります。
 さらに、直前に「大洗フィーベル」なる大洗ガルパントラベルガイドの最新版が刊行されました。早速購入してみると、スタンプラリーの台紙が含まれていました。調べてみると、11月21日の上映スタートに合わせて劇場版スタンプラリーが大洗でスタートしているということでした。

 そして、劇場版の前売り券があと一枚残っていました。大洗行きの最中に水戸シネプレックスで観るのもいいな、と思いつきました。なんだかんだで色々と楽しめそうなので、よし行こう、と決めて12月2日からの二泊三日の行程を計画しました。水戸の友人に連絡したところ、その期間中は東京に出張だということで、久しぶりの再会は成りませんでした。


 12月2日の朝8時過ぎに水戸駅の鹿島臨海鉄道のホームに降りると、すでに大洗行きの列車が停まっていました。初めて見る、ガルパンラッピング車輌の3号車でした。あんこう祭の時にデビューしたばかりなので、車体はピカピカでした。


 運転席のドアには蝶野亜美がデザインされています。月の井酒造さんにある二代目パネルと同じ図柄です。


 大洗女子学園の各チームです。左よりカモ、カメ、アリクイの面々です。劇場版ポスターの図柄と同じなので、ポスターの全員集合の図をチームごとに分割配置していることが分かります。


 レオポン、ウサギの面々です。一年生なので子供っぽく描かれがちなウサギさんチームの面々は仕方がないとしても、最近はレオポンの四人までが低年齢化しているようです。三年生ですから、もう少し大人びた雰囲気をもたせてもいいと思うのですが・・・。


 アヒル、カバの面々です。テレビシリーズ以来の活躍ぶりが印象的なせいか、この二チームの存在感は格別なものがあります。その活躍ぶりは、劇場版においても健在でありました。


 あんこうチームの面々です。デザイン的に新鮮味を覚えるのは、五人が凛々しく描かれているからでしょう。思えば、試合中の真剣な表情をポスター仕立てにしたのは、劇場版が初めてですね。


 劇場版で初登場した、知波単学園の面々です。右より西絹代、玉田、福田です。玉田と福田は、苗字のみで名前は現時点では公表されていません。


 大洗駅に到着しました。反対側のデザインを見るべく、水戸行きのホームに移動しました。


 西住まほが居ます。対戦校チームのメンバーでデザインされているのは、西住まほだけでした。黒森峰女学園チームとしての図柄ではないので、逸見エリカが居ないのも頷けました。


 そしてあんこうチームの色々な図柄が並んでいます。劇場版ポスター仕様、水戸ホーリック仕様、献血イベント仕様などもありました。


 そして西住しほも居ました。西住まほと対称的な位置にあるのも意図的なものでしょう。あと、アリクイさんチームの三人がこちらにもデザインされています。


 アリクイさんチームだけが車輛の両面に居るのは、何か理由があるのでしょうか。鹿島臨海鉄道が、ねこにゃーの出身地である鉾田をも通るからでしょうか。


 さて、この3号車のデザインの中で最も印象的だったのは、こちらのあんこうチームです。それぞれの趣味というか好きなものを持っている図柄です。


 特に、秋山優花里が嬉しそうに抱えているプラモデルは、プラッツの新公式キットばかりです。さりげなく宣伝しているのが笑えます。上からⅣ号戦車、M3中戦車リー、KV-2、CV33ですね・・・。 (続く)
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黒森峰女学園 70(V)ラング 完成です!!

2015年12月11日 | ガルパン模型制作記

 完成したラングは、その日のうちに黒森峰女学園チームに引き渡されました、というイメージ。


 車体はⅣ号戦車とほぼ同一ですが、厳密にはシャーシが30センチぐらい延長されているそうなので、Ⅳ号戦車の車体をそのまま使用してラングにしたのではないそうです。1/35スケールでもラングの方がⅣ号戦車より僅かに長い筈ですが、実際に同じタミヤのⅣ号戦車D型と並べてみますと、Ⅳ号戦車D型の方が長いです。タミヤのⅣ号戦車D型がややオーバースケールであるというのは、本当らしいですね。
 上部は四面とも傾斜装甲で固められて別種の車輛のようです。エルヴィンの言葉を借りれば、ヘッツアーのお兄ちゃんみたいなヤツ、です。


 正面観です。この低くコンパクトな外観、シンプルにまとめて実戦的な要素だけを表出したデザイン性の高さが印象的です。本当のカッコ良さとは、徹底的に実用に徹した無駄のない姿にこそ、自然ににじみ出てくるものであろうと思います。


 後姿も決まっています。劇中車独特の偏向ノズル付き排気管の存在感がたまりませんね。私が好きな戦車はみんなドイツ車輌で、一番はパンターG型、二番はラングV70、三番はヤークトパンターです。ラングは二番目に好きなので、今回の制作は本当に大変でしたが、気合を入れてなんとか頑張りました。


 黒森峰女学園チームに引き渡されて、すぐに体験走行を行っていたラングですが、戦車道グラウンドの端にゆるゆると寄って、停車しました。


 ガタン、とローダースハッチが開かれました。


 宮子 「おおお見事な戦車!!」
 (このセリフの元ネタが分かったらエライ!)


 続いて、コマンダーズハッチも開かれました。


 ヘンリエッタ 「こんにちは西住隊長。何か…ご命令を」
 (このセリフの元ネタが分かったらエライ!)


 西住まほ 「今日の体験乗車の参加者はあなたたち?」
 ヘンリエッタ 「はい」
 宮子 「はいっ」


 西住まほ 「では、あらためて自己紹介を」


 ヘンリエッタ 「社会福祉公社第一期生、ヘンリエッタです」

 このキャラクターの所属アニメは「ガンスリンガー・ガール」、公式サイトはこちら。 


 宮子 「やまぶき高校美術科二年A組の宮子でーす」

 このキャラクターの所属アニメは「ひだまりスケッチ」、公式サイトはこちら


 西住まほ 「まだ時間は充分あるので、体験乗車を続けても結構だ」
 ヘンリエッタ 「それでは」
 宮子 「いくよーっ ぼうずがー、野原でー、サバを蒸す」
 (このセリフの元ネタが分かったらエライ!)


 西住まほ 「燃料の残量に注意せよ。引き渡し直後なので少ししか入っていないからな」
 ヘンリエッタ 「分かりました、隊長」
 車内で宮子の声が。 「お、オイルショック?」
 (このセリフの元ネタが分かったらエライ!)


 動き出すラングの規則的な振動に合わせ、いつしか浮かび上がって声に出てくるあの歌詞。

 ヘンリエッタ 「パンツァー・リートっていいね・・・。ところで・・・」


 ヘンリエッタ 「体が機械の女の子って普通ですか?すごい力持ちで素手で・・・、人を殺せるんです・・・赤い血は出るけれど、すぐに痛みなんか消えちゃうんです・・・。でも、ここで戦車に乗ってると、なんだか人生観が変わりそう・・・ 」


 ヘンリエッタ 「私はあの人に近づきたいのだけど、その勇気が出ないのだ。何か越えられない壁があるみたいで・・・。でもこのラングがその壁を突き破ってくれるのかな・・・」


 ヘンリエッタ 「私がもし役立たずになっても・・・、見捨てないでください。私を一人にしないで・・・」
 すると無線機を通じて西住まほの声が。
 西住まほ 「大丈夫だ。見捨てることは無い。そして、お前は決して一人ではない。黒森峰の心得を教えてやろう。撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れ無し、鉄の掟、鋼の心、だ」


 ヘンリエッタ 「戦車についての教育はまだ受けていません。それは任務に必要な知識でしょうか?」
 西住まほ 「それは、お前が判断することだ。教育など、強制はしない」


 ヘンリエッタ 「なんだか、元気が出てきました。有り難うございます」


 その頃・・・・
 宮子 「おなかすいたーー、ご飯食べさせてーー!!」
 (いつの間に戦車から降りてるんだか、この娘は・・・)


 ともあれ、黒森峰女学園チームの70(V)ラングが完成しました。製作日数は、2015年10月31日から11月5日までの6日間でした。組み立てに約4日、塗装および塗装後の組み立てに2日かかりました。毎日作業していたので、一週間もかかりませんでした。

 70(V)ラングは現時点で公式キットがありません。キットはタミヤのほかにドラゴンからも出ていますが、今回は入手しやすいタミヤのキットを使用しました。劇中車に近い仕様ではありますが、ガルパン仕様への改造や追加工作は意外にも数多いです。
 もともと、車体形状と寸法が異なるために劇中車の完全再現は非常に困難ですが、それ以外の工作ポイントを全てクリアすることで、劇中車の雰囲気に限りなく近づくことが出来ます。根気と努力が試されるケースと言えましょう。

 したがいまして、黒森峰女学園チームの所属車輛のなかでは難易度が高いです。ヤークトパンターと肩を並べるほどに車体の修正箇所も少なくありませんが、それだけに作り甲斐もあると思います。幾つかのガルパン戦車を作って、慣れてきたら思い切ってチャレンジしてみるのも良いでしょう。
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figma 西住みほ 制服ver.

2015年12月10日 | ガールズ&パンツァー

 figmaシリーズのガルパンキャラクターの第6弾は、周知のように「西住みほ 制服ver.」となっています。以前から出るだろうとの予想がなされていましたが、これで確実となりました。
 発売予定時期は2016年5月、半年後です。公式サイトでの案内情報はこちら

 同時に、大洗女子学園の他チームや対戦校チームのキャラクターが出るかもしれないとの推測は、大幅な後退を余儀なくされた形です。対戦校チームのキャラクターの方はアンチョビがfigFIXシリーズでリリースされていますのでまだ可能性があると言えますが、大洗女子学園の他チームのキャラクターの方は出ないままになるのかもしれません・・・。

 ともあれ、「西住みほ 制服ver.」が確定したことで、あんこうチームのあとの4人も続いて造形化される可能性が出てきました。とりあえず、期待せずに待つことにしましょう。

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黒森峰女学園 70(V)ラング 作ります!! その9

2015年12月09日 | ガルパン模型制作記

 塗装を行ないました。サーフェイサーで下地を作り、車体色はガルパンカラーセット黒森峰Ver.の黒森峰ゲルブⅡを使用して吹き付けました。


 車輪のゴム部分は、ミスターカラーの137番のタイヤブラックで吹き付け塗装しました。その後にキャップ部分などを黒森峰ゲルブⅡで筆塗りしたのですが、塗料の沈殿部分の色調になったため、吹き付け塗装した車体色よりやや明るめの色になりました。思わぬ失敗でしたが、今回で黒森峰ゲルブⅡの塗料をほぼ使い切ってしまったため、塗り直しは後の機会を待つことにしました。


 装備品などの木製部分は43番のウッドブラウン、金属部分は28番の黒鉄色で塗りました。バックライトは47番のクリアーレッドと49番のクリアーオレンジを使いました。


 ジャッキは、あらかじめ28番の黒鉄色で塗っておいたのを取り付けました。留め具も同じカラーでした。


 全ての装備品の塗装が完了しました。劇中車においては、クリーニングロッドも黒鉄色なので、その通りに仕上げました。


 転輪をはめました。ポリキャップ使用なので、接着の手間が要らず楽でした。キャップ部分の色はやっぱり明るめです。同じ塗料なのに微妙に違う色感で仕上がることがありますので、注意が必要です。
 以前に大洗チームのポルシェティーガーを作った時には、劇中車の車体と転輪の色が微妙に異なるので、同じ塗料を今回のように使い分けて色調の微妙な差異をうまく応用しましたが、今回のケースでは逆効果になりました。


 履帯は、28番の黒鉄色で塗っておいたのを装着しました。


 デカールは、おなじみのモデルカステンのデカールセットのものを使用しました。


 上図中央の、下にJ4とある2枚が、今回の使用分です。車体の左右側面中央に貼ります。


 公式設定資料図やアニメシーンを参考にして、デカールを貼りました。


 デカール貼りが終わりました。2枚だけなので楽でした。


 可動するハッチの裏側は、劇中車のシーンが無いので色すら分かりませんが、車体色に近いカラーで適当に塗っておきました。


 これで塗装とデカール貼り付けが全て完了しました。この時点で、エンジン点検ハッチを逆にはめ込んでいることに気が付きましたので、正しくはめ直しました。
 このハッチは、接着せずに可動の状態にしていたから良かったものの、よく考えますと可動にしたところで内部の構造を再現して見られるわけではないので、可動は意味が無かったな、と思い直しました。車体を傾けたりするたびにポロポロと落ちてしまいますので、思い切って接着固定してしまおうか、と思いました。


 エンジン点検ハッチの向きを正しく直しての、完成の図です。 (続く)
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最近貰った大洗ガルパンポスターなど

2015年12月08日 | ガールズ&パンツァー

 この12月初めに二泊三日の行程で大洗へ行ってまいりました。劇場版公開中とあって、水戸シネプレックスなどで鑑賞してそのまま大洗へ来ているファンが大勢いました。ガルパンのレンタサイクルに乗ってパネルを順番に撮影している若い女性の姿もちらほら見かけました。
 その大半が、発売されたばかりの「大洗フィーベル」を持参して、スタートしたばかりの劇場版スタンプラリーを楽しんでいました。もちろん、私も同じでした。

 上図の右側のカレンダーは、大洗駅などで花火大会資金カンパの景品として配布されている2016年度のものです。西絹代が登場しているので、迷わずカンパ代500円を投じていただきました。そして自室の本棚に、2015年度のものと並べて貼ってあります。


 今回の大洗行きにて、上図の「海の「もしも」は118番」のポスターも頂きました。海上保安庁のガルパンコラボポスターは大変に珍しいので、とても嬉しかったです。
 実は、このポスターがものすごく気に入ってしまいまして、しかるべき所へ問い合わせたところ、関係者の方に未使用の新品を頂くことが叶いました。宣伝効果は抜群で、間違い電話が大幅に減少した、とのお話でした。


 さらに嬉しいことに、大洗滞在中に上図の劇場版ポスターも頂きました。「大洗フィーベル」に掲載されている劇場版新キャラクターのパネルの設置店舗を回っていた際に、あるお店で貰いました。
 なんでも、多くのお店では、劇場版ポスターは前回の陰鬱な「取り戻せ」の方を貼ったままにしており、今回のポスターが配布されても貼り換えないまま仕舞っている所も少なくないのだそうです。


 そういうわけで、いま自室の本棚には、上図のように二種類のガルパンポスターを並べて貼っています。
 この種のポスターを、大洗の各所でジグソーパズル用の額に入れて展示している例をよく見かけます。それに倣って、当方も耐光フィルム付きで額装にする予定です。


 全体としては、こんな状態です。まだ12月ですので、ガルパンカレンダーの2種は今年の分を使用中です。その右側に、貰ってきたポスターなどを並べています。
 見ているだけでも楽しいです。まさに「気分はガルパン」状態です。
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黒森峰女学園 70(V)ラング 作ります!! その8

2015年12月07日 | ガルパン模型制作記

 ステップ22からステップ24にかけは、戦闘室天板を組み立てます。大半は可動式のハッチの組み付けで、接着しない箇所もあります。ガルパン仕様への改造は無く、ステップ24にてハッチC69のハンドル部分がただの突起になっているのを真鍮線で作り直します。
 ステップ25では兵士のパーツを取り付けますが、私の制作では黒森峰女学園チームの誰かのフィギュアを乗せられるようにしたいので、P2は取り付けます。ペリスコープのC52は不要です。


 ステップ22で組み付けるパーツ類です。


 ガイドの指示通りに進めていき、ハッチのアーム部分も組み立ててゆきました。


 ステップ22の組み立てが終わりました。


 ステップ23では、コマンダーズハッチおよびローダーズハッチを組み立てました。


 ステップ24においては、ハッチC69のハンドル部分がただの突起になっているのを真鍮線で作り直しました。


 ステップ24の工程を終えた状態です。


 コマンダーズハッチおよびローダーズハッチは開閉自在です。ハッチC69はピットマルチでの取り付けを予定しています。


 ステップ26で、天板部分および主砲照準器のペリスコープを取り付けます。ステップ27でのコマンダー取り付けは省略し、ガントラベルロックはクランプを下に降ろして未使用状態に仕上げています。


 主砲照準器のペリスコープは、劇中車においてはキットのパーツよりも短くなっています。


 キットにおいては、本体のC61に、筒のC62を取り付けますが、C62は長すぎます。上図はC61だけの状態ですが、劇中車のよりは短いです。


 そこで筒のC62を1ミリに切り詰めたものを接着しました。こんなところでしょうか。あと、ペリスコープの手前の上面前端に、劇中車には無い前面傾斜装甲板の合わせ目の溝があります。


 劇中車には溝がありませんので、プラ板をはめこんで埋めました。この部分でも劇中車と車体寸法が異なるのが分かります。前面傾斜装甲版が、キットでは少し前に出ていて、そのために前端の上部装甲などが前に突き出した形状になっています。これに対して劇中車では、前面部分が上から下まで一体で後ろに約3ミリほど下がった位置についています。最初の段階で前面上部装甲の一部を切り離して修正したりしたのも、そうした寸法のギャップが原因でした。

 これらを完全に直すには、車体パーツの前面部をそっくり切り取って、約3ミリ後退させる必要があります。すると前部左右のフェンダー部分は完全に作り直しとなり、エンジンハッチや前部シュルツェン架などの位置も少しずらし、各装備品の接着位置も修正しなければならなくなります。きちんと計算して修正イメージ図をトレース出来れば問題ありませんが、ゆきあたりばったりで順繰りに手直しすると、どこかで形が合わなくなってきて破綻に至る可能性が大きいです。

 要するに、いま述べた寸法の相違を修正出来ないと、ガルパン車輛の完全再現は困難です。今回のタミヤキットにおける問題点の最たるものであり、改めてガルパン仕様の難しさ、ややこしさというものを思い知らされます。
 なので、今回の制作の流れは、私に出来る精一杯の工作でありました。ラングって、ひょっとすると黒森峰女学園チームの車輛の中では最も難しいんじゃないかな、と感じたほどです。


 色々と難しい作業もありましたものの、なんとか塗装前の組み立て及び改造の工程が全て完了しました。やれやれ、というのが正直な感慨でした。 (続く)

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一番くじ ガールズ&パンツァー 劇場版 の成果

2015年12月06日 | ガールズ&パンツァー
 一番くじの「ガールズ&パンツァー 劇場版」へのチャレンジを、とりあえず11月30日で切り上げました。サンクスフェアの期間中に職場の同僚たちに色々と景品を貰ってしまったのと同様に、一番くじの賞品も色々と貰いました。
 私自身が劇場やコンビニ等で一番くじを買った回数は6回ですが、同僚たちが買ったのはなんと29回にもおよび、それらの賞品が全て私の手元に集まったのでした。

 それで、12月初めの大洗行きで「角谷杏の干し芋パック」と「ガルパン温泉まんじゅう」と「ボコミュージアムクッキー」を大量に調達し、一番くじを買って下さった同僚たちに御礼として渡しました。


 上画像は、一番くじG賞のアクリルキーホルダーです。シークレット2種を含めて全部で10種ありますが、私の手元に揃ったのは8種でした。うち1種はシークレットでした。他にダブリが5個あり、全部で13個になりました。


 続いて、F賞の隊長色紙は、8種のうちの7種が揃いました。他にダブリが2枚あり、全部で9枚になりました。


 E賞のクリアファイルは、なぜかあまり当たりませんでした。手元に揃ったのは上画像の3種のみでした。他にダブリが2つあり、全部で5つになりました。


 D賞のイラストポスターは、上画像の3枚が揃いました。西住みほバージョンが1枚、知波単学園バージョンが2枚でした。C賞のあんこう型お椀は当たりませんでした。


 A賞のプラモデル、B賞の特別編集DVDは、いずれも2点が揃いました。私が最後にチャレンジした時に残り2枚だったので、迷わず2枚とも買って、ラストワン賞の湯呑み2点セットもいただきました。

 以上が、今回のガルパン一番くじの成果でした。

 正直言いまして、今回は上位賞が当たってもあまり嬉しくなかったのでした。A賞のプラモデルはピンク色の痛戦車であるうえにサイズが1/72なので、私のガルパン戦車の1/35サイズと異なります。B賞の特別編集DVDは、内容がガルパン戦車の組み立て講座なので、これはどちらかというと初めて戦車プラモデルを作る方向けでしょう。ガルパン仕様への制作ポイントや改造テクニックなどの紹介があれば良かったのですが・・・。

 思いますに、A賞が大洗女子学園フラッグであった前回の方が、賞品の中身や質が格段に良かった気がします。
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黒森峰女学園 70(V)ラング 作ります!! その7

2015年12月05日 | ガルパン模型制作記

 ステップ20では、左右側面のシュルツェン架などを取り付けます。私の制作においては、ステップ9で接着を後送りにした各部品も、このステップでまとめて接着しました。操縦席バイザーや機銃ポートなどのパーツは、砲身を取り付けないと接着位置が定まらないからです。また、A2は劇中車にはありませんので不要です。


 この段階でのガルパン仕様へのポイントは二つです。一つは前面のトラベリングクランプのヒンジ部分の形状の修正です。もう一つは、左右側面のシュルツェン架のうちの赤枠指示分の取り付け位置の変更です。


 左右側面のシュルツェン架の取り付け位置は、御覧のように車体パーツ上に窪みやガイドとしてモールドされています。これらを修正します。


 窪みをパテで埋め、線のガイドは削り取りました。


 シュルツェン架のパーツP5を切り出しました。片側に5個ずつ取り付けますが、左右で完全に対称になっておらず、左側の前から5番目だけが若干後ろ寄りにつけられますので、注意が必要です。


 取り付け位置は、公式設定資料図やアニメシーンなどを参考にしましたが、直接的には転輪との位置関係によって見定めるほうが分かりやすいです。


 前面のトラベリングクランプのヒンジ両端部分は、パーツC13、C14ではなく、プラ材で自作したものを取り付けました。ライトもガイド指示通りに取り付けましたが、そのコードは劇中車にも見えませんので、再現は見送りました。


 ステップ21では、後部側面の装甲板などを取り付けます。予備履帯のB8は劇中車にはありませんので不要です。


 後部側面の装甲板B29、B30を切り出して取り付けました。


 後部フェンダー下端の小さなバックランプA1を取り付けました。


 主砲照準器のペリスコープC61を取り付けました。


 ステップ21の工程が終了しました。この時点でもエンジン点検ハッチを逆にはめこんだままだったのですが、それに気づいたのはずっと後の事でした。 (続く)

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AFVプラモカタログ2016

2015年12月04日 | ガールズ&パンツァー

 去る11月19日にイカロス出版さんより発売された「AFVプラモカタログ2016」です。去年は付録フィギュアとしてアンツィオ高校のアンチョビがつきましたが、今年は知波単学園の西絹代です。劇場版にて初めて登場し活躍するキャラクターなので、その立体造形化は当然の帰結として早くから予想されていたようです。

 本の内容も、知波単学園の車輌にスポットをあてて特集を組んでいるほか、ファインモールドさんの公式キットの制作入門レポート、ガルパン戦車プラモデルの商品一覧などが収録されていて盛りだくさんです。個人的にはドイツ戦車の歴史とプラモデルの紹介がとても参考になります。


 付録のフィギュアは、上図のような状態で段ボールパッケージの中央上部に中紙をあててビニール袋におさめられてありました。前回と同じ包装形式でした。


 1/35スケールサイズの西絹代です。キャラクターの特徴と雰囲気がよく立体造形されています。そのポーズは、ファインモールドさんの公式キットの九七式中戦車57ミリ砲搭載・新車台型に合わせてあるということです。

 ですが、現時点で私には知波単学園の車輌を作る予定がありませんので、西絹代は大切に保管しておくことにします。そういえば、去年の付録フィギュアのアンチョビも、P40に合わせてあるそうですが、アンツィオ高校の車輛も未だに制作予定はありません・・・。

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ねんどろいど 五十鈴華 冷泉麻子

2015年12月03日 | ガールズ&パンツァー
 アニメファンの定番ねんどろいどシリーズのガルパンキャラクターの五人のうち、残る五十鈴華、冷泉麻子の二人が2016年5月に発売予定となりました。やっと情報が出てきたな、というのが正直な実感です。


 五十鈴華の案内情報はこちら。アマゾンでの案内はこちら


 冷泉麻子の案内情報はこちら。アマゾンでの案内はこちら

 まだ半年待たないといけませんが、とにかくねんどろいどシリーズでもあんこうチーム5人が揃います。本当に、やっと、という感じです。
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黒森峰女学園 70(V)ラング 作ります!! その6

2015年12月02日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15からステップ17までは、主砲部分の組み立てになります。ガルパン仕様への修正点は二つだけです。


 修正点のひとつは、砲架カバーの表面をきれいにして、上面に縦のラインを追加することです。二つ目は、防盾の三ヵ所の穴を貫通させることです。


 パーツを切り出しました。タミヤキットらしく可動部はポリキャップ使用にて動きますので、接着不要の箇所も幾つかあって注意が必要です。


 ステップ15が完了した状態です。


 ステップ16にて、まず砲架カバーC63の表面を綺麗に仕上げます。御覧のように劇中車には無い数字や溶接痕のモールドがありますので、全て削り取ります。


 さらに上面に縦のラインを追加しました。


 ステップ17に進みました。長い主砲砲身C74が印象的です。ラングの名称はこれに因んだものだったそうです。


 防盾のC47にモールドされている三ヵ所の穴を、ピンバイスで完全に貫通させておきました。


 ステップ18では砲身を上部車体に組み付けます。ステップ19では、上下の車体パーツを組み合わせます。履帯もこの段階で装着しますが、私の制作では塗装後にはめ込む予定です。


 ステップ18が終わりました。ラングの独特の外観が出来上がってまいりました。


 ステップ19が終わりました。今回のキットでは、ポリキャップによる接合方式が採用されているため、上下の車体パーツがズレることもなしな難なく組み合わさりました。


 最初の段階で前部装甲部分を傾斜させるべく改造しましたが、それによるパーツの合わせ目の変化もなるべく削って修正しましたので、上下の車体パーツを組み合わせた際の隙間は、上図のような僅かなものにとどまりました。起動輪と履帯をつければ完全に隠れる部分なので、バテで適当に隙間を閉じておきました。


 後ろから見ると、砲身基部はこんな感じに見えます。タミヤからは砲身基部を完全に再現出来るメタル砲身セットが別売されており、これを使えば砲身の全てをリアルに作れるそうです。
 なお、砲身の左寄りに斜めに伸びるのは、ペリスコープの基台です。ペリスコープは天板を通して外に突き出されます。 (続く)

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