今日は文書のみです。そして、むちゃくちゃなことを書くと思います、きっと。
ちょっと前からメールでやり取りしているお客様より質問がありました。この方は遠方なので、タマゴグミでは家を建てません。
けど、報酬としてお菓子とイチゴをいただいたので、契約までメールにてアドバイスをしています。
ちなみにアドバイスといっても、お考えになっている建築屋さんの評価などは一切しません。私にはそんな力はありませんし同業者の批判はしない派です。
質問は大体こんな内容でした。
「造ってくれた工務店が家をずっと面倒見てくれるのか心配です。」
この言葉、私にもズサッと刺さる言葉です。日々におわれて、メンテナンスが遅れがちになってしまってご迷惑をかけることが多々あります。
私の尊敬する工務店の社長が「やればやるほど苦しくなる」とおっしゃっていました。これは、資金繰りとか受注とかという問題でなく、メンテナンスのことが重くのしかかってくるということです。
その方は、規模が大きくなったとき、ある方法で見事に解決されました。私も将来的にはその方法を取り入れたいと考えていますが、もう少し規模を伸ばさなくては実現できないようです。
今は、自分たちが動いて解決していくのみです。
で、本題に戻ってずっと面倒見てくれるかです。
よく、工務店は「家づくりは一生のお付き合い」といいます。
けど、一生といいながら、バタバタと消えていく工務店。50年保証を打ち出していて10数年足らずで消えてしまったハウスメーカー。これが現実です。
一生って家の一生じゃなくて、あなたの(会社の)一生なのね、だから5年かもしれないのね。と言われそうですね。
大手なら大丈夫かというと、創業100年過ぎた大手はありますでしょうか?
2002年には、住宅の超大手という会社が大きな負債を抱えて消えてしまったこともあります。
2009年には浜松最大の住宅会社が、問題を引き起こしながら消えました。
ネットで会社の寿命で調べると、30年とも22年とも 中には5年とも言われています。
となると、お願いした工務店がいつ消えてもおかしくないということが言えるわけです。
で、私がお返ししたアドバイスです。
私が家づくりで大切だと思うことは、丈夫で長持ち そして普通の家を建てることです。大きな欠陥が出ない家を建てることです。
孫子の代まで面倒を見てくれるというのは幻想でしかありません。
工務店としていってはいけない言葉かもしれません。けど、これが現実です。大手ハウスメーカーだろうが、うちのような小さな工務店だろうが、ずっと続くととは保証されていないのですから。工務店としては、まずは丈夫で長持ちの家を造ることが使命だと考えています。
タマゴグミは小さい会社ながら理念書を持っています。会社の行動指針です。
その中の一番上に出てきている項目は 継続です。
大もうけすることでも、年間100棟造る工務店になることでもありません。 継続こそが一番の目標であり、お客様にとっても私たちにとっても幸せへの道です。
ちなみに、タマゴグミ いまだ無借金ですので、まだ大丈夫ですよ。今後の課題は、次の人へつなぐことです。ここ数年の私の仕事です。これがうまくいけば次の波に乗れるわけです。
ああ~ 書いちゃった。 これでまたお客さん減るだろうな・・・・