もったいぶらずに、昨日の続きを書こう。
店先の座敷に上がり込み、食べたものはこちらだ。
名物の安倍川餅と、からみ餅。
柔らかくて、ほんのり温かい餅は一口にちぎってある。
作るところが座敷からちらりと見えるのだが、タライのようなものにちぎった餅を入れて、おやじが餡をまぶしている。
もう一つのタライではきな粉をまぶす。
真っ白な砂糖は皿に盛ってから、上からかけてあるから、きな粉の香りが本当に香ばしい。
餡はよくある土産物と違い、甘さがくどくない。
もう一つの皿はからみ餅だ。
ちぎった餅を、わさび醤油で食べる。
すっきりとおいしいし、大根おろしより簡単だ。
わさび醤油のからみ餅は初めて食べた。
安倍川にかかる安倍川橋の東のたもとにある、安倍川餅屋。
石部屋と書いて「せきべや」と読むらしい。
ちょっと読めなかった💦
二人のおやじが餅を作り(そっくり過ぎてよく分からないけど、双子か親子😄)、愛想の良い奥さんが運んでくる。
どこかの大きい工場で作る店ではない。
高速道路のSAや土産物屋の安倍川餅の味しか知らなかったので、食べて本当に驚いた。
家族用に買って帰った土産の、成分表示も至ってシンプル。
固くなるから、消費期限は本日限りという。
餅ってそういうものだよね。
我が家もそうやって搗いているからわかる。
奥で作ったものを売るだけの、潔い商売だった。
お客さんも途切れず、順番に入ってくる。
4人グループの女性客。
男性2人の客は店先で食べて、土産も買って行った。
次のカップルも店先で食べていた。
江戸時代の街道筋の餅屋。
橋の袂の茶店。
そのままの店だった。
旅の楽しみは、昔も今もきっと変わらない。
旅の途中でちょっと美味しいものを食べるって、やっぱり格別の楽しみだよね😊
孫の大学がこちらで一年に二回ほど遊びに行ってはこちらにお邪魔していました。
また食べたくなりました。
遠いし年寄りだし(^▽^;)もういけないかなー。
久しぶりに覗けて良かったです^^ありがとう。
うららさんにもお孫さんとの思い出のあるお店だったのですね。
店先でお孫さんと食べる安倍川餅は、さぞ美味しかったことと思います。
卒業後、どちらにいらっしゃるかわかりませんが、もし機会があればまたお孫さんに買ってきてもらい、美味しい安倍川餅を是非召し上がってください😊