「長崎居留地25番館」の玄関。
居留地にあった建物だが、ここは靴を脱いで上がる。
明治村でも高台の上に配置されており、その気になりやすい自分は、まるで蝶々夫人が長崎湾を見下ろしているような気分になる。(←便利)
その隣の「神戸山手西洋人住宅」
長崎から少し下りると、すぐ神戸になる。
少し分かりづらいが、部屋の中にクリスマスツリーが飾られているのがわかる。
玄関のドアにもリースが飾られていた。
ここは靴を脱がずに中に入れるようだった。
こちらは西郷従道邸。
明治村の中でも、個人的に結構好きな建物。
食堂のお皿やカトラリー、壁紙、置物などじっくり見たくなる。
2階のバルコニーからの景色も好き。
聖ヨハネ教会堂が遠くに見える。
ここからは、正月飾りを紹介しよう。
こちらは三重県の「宇治山田郵便局」
お伊勢さんが近いからか、お飾りも何気に立派だ。
幸田露伴住宅「蝸牛庵」の玄関飾り。
幸田露伴住宅「蝸牛庵」の玄関飾り。
引越しばかりしていたので、自分のことを「まるでカタツムリのようだ」と言って、「蝸牛庵」の名をつけたそうだ。
この建物は甲州屋酒店という商家が持っていた隅田川沿いの借家を間借りしていたものだそうで、釘隠しが水鳥の形、というしゃれたもの。
武家やお寺の釘隠しは家紋であったり、寺に所縁のある立派なものをよく見ていたが、こんな釘隠しは初めて見た。
隅田川を悠々と飛ぶ水鳥の姿。
江戸の商人の心意気を感じる。
これは明治時代の交番。
「京都七条巡査派出所」にも正月飾りが掲げられている。
ここには昔から巡査に扮したおじさんがいて、記念撮影に応じたりしている。
こちらは「森鴎外・夏目漱石住宅」
森鴎外が1年半住んだ13年後、夏目漱石が3年ほど住んでいた。
誰でも知っている「吾輩は猫である」はこの家で書かれて、小説の中にはこの家の中の描写がたくさん出てくる、と説明してあった。
言われてみると、、、という程度だが、そんな気がしてくる。
最後は芝居小屋「呉服(くれは)座」の立派な松飾りだ。
駐車場へ向かう帰り際にある。
お正月はこの辺りで何か賑やかなことをやるのだと思う。
明治村には専門の庭師集団がいて、一年中どこかの手入れをしている。
貴重な建物を保存するだけではなく、周りの景色も含めて人を楽しませている。
そんなところにも、テーマパークではなく「博物館」と名乗る明治村の気概を感じる。
と、ここまで昼過ぎに書いて、夕方帯状疱疹の予防接種2回目に行くんだ。
筋肉注射だし、副反応があるかもしれないから、明日までお利口にしていよう。
きっと痛いよ。やだな。
がんばろ。