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デスノート Light up the NEW world

2016-10-15 05:16:14 | MUSIC/TV/MOVIE
漫画をドラマや実写映画化したもので面白い作品は少ない。
そんな中でも、DEATH NOTE デスノートは傑作だった。


2006年公開だからもう10年になるが『DEATH NOTE』、『DEATH NOTE the Last name』は原作越え実写化映画だ。
キラ(夜神月)を演じた藤原竜也もよかったが、なんといってもLを演じた松山ケンイチが凄かった。原作漫画で描かれてた隈取ったギロ目、ボサボサヘア、痩身・猫背・裸足・ジーンズ・白長袖Tシャツ。常に甘いモノを食べ、椅子に膝を抱える姿勢で座る天才探偵Lを、松山ケンイチは見事に現実の存在として忠実に再現、いや漫画以上に演じてた。そして当時は無名だったが、ミサミサ(弥海砂)を演じた戸田恵梨香も凄かった。この二人の演技は圧巻だった。

10月29日には新作『デスノート Light up the NEW world』が公開される。主演は東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の三人。前作『デスノート』の10年後を描いたオリジナルストーリーらしい。
なんとこの新作映画に、藤原竜也がキラ役で出演しているそうだ。Lの松山ケンイチも登場するとのこと(声だけらしいが)。ミサミサの戸田恵梨香や死神・リュークの中村獅童も出演している。もはや同窓会状態だ。



ドラマでも映画でも、漫画を実写化するのが流行ってるが、原作越えのものは少ない。
この手の類のことは、ドラマや映画で漫画原作が実写化されるたびに書いてるが、大抵は原作漫画ファンからすればストーリーが物足りなかったり、端折られてたり。配役(キャスティング)に不満があったりする場合も多い。ましてや原作にないストーリーをつけ加えられたり、原作に登場しない人物を出してこられたりするとね。

しかし、今回のデスノート Light up the NEW world、予告編を見たがかなり期待できそうだ。
原作とは違うオリジナルストーリーだが、デスノート原作者の大場つぐみ・小畑健が監修してるそうなので、オリジナル原作脚本みたいなものだ。原作には出てこないアーマって白い死神のデザインもいいぞ。キャスティングも東出昌大、池松壮亮、菅田将暉って今が旬の俳優三人の演技も期待できる。この三人の影に隠れてあまり目立たないが“史上最悪のデスノート所有者”を演じる川栄李奈にも期待。そこに前作の藤原竜也や松山ケンイチ、戸田恵梨香などが出るなんてもう観るしかない。さらに主題歌&劇中歌は安室奈美恵の「Dear Diary / Fighter」だ。



原作はファンはとかくうるさい。
実写化は版元と原作者が許可してるんだから、黙って観たらいいんだけどね。
島本和彦のように、原作者が最初から「漫画とアニメ(実写版)は別物として観てください」って言ってるようなものもある。ドラゴンボールがアメリカで実写化された時に、原作者の鳥山明も同じようなこと言ってたな。もうすぐ公開される銀魂の作者空地英秋みたいに、「銀魂ファンはもう今更とやかく言わないでしょう」って開き直ってる人もいる。銀魂実写化はちょっと公開が楽しみなんだけどね。

特に少年ジャンプは実写化が多いね。
古くはドーベルマン刑事(千葉真一主演)、シティハンター(ジャッキーチェン主演)キャッツアイ(藤原紀香主演)から、こちら葛飾区亀有公園前派出所、暗殺教室、BAKUMANなど。ど根性ガエルみたいに、かなり前の作品をなぜ今実写化した?ってわからんものもある。さすがの松山ケンイチくんでもあれはちょっと痛かった。
銀魂、ジョジョの奇妙な冒険、BLEACH、斉木楠雄のΨ難までも実写化する。
特にジョジョなんて無謀だと思うんだがね、よく荒木飛呂彦さんOK出したなぁ「だが断る」って言って欲しかったよな。
今回はシリーズPART4のダイヤモンドは砕けないを映画化するのだが、主役の東方仗助を演じる山﨑賢人は斉木楠雄のΨ難でも主役を演じる。大丈夫か?
そのうちNARUTOとかも実写化しそうだ。ONE PIECEは歌舞伎化だけでいいぞ。
とはいえ、ROOKIES(ルーキーズ)や、るろうに剣心のように面白いものもあるからね。こればっかりはわからん。

今回のデスノート Light up the NEW worldはオリジナルストーリーだから、以前少年ジャンプで連載されてたデスノートとは別物だから、原作を読んでない人でも充分楽しめるレベルに仕上がってるはずだ。
とにかく観てみよう。