ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

銀のカップ

2009年05月15日 12時22分07秒 | 裏話



約40~50年前の優勝カップがたくさんありました。
祖父や父がゴルフで獲得したもので、
昔の家にはカップ用のガラス扉のキャビネットがありました。
何度かの引越しで処分したので、
その何割かだけが残っていましたが、それでも……
約100個 

先日、父が物置に空きスペースを作りたいという理由で
それらを処分することになりました。
昔のカップは、現在のカップにないイイ味を出しているので
なんらかの再利用法があるのではないかと思い、
私が処分するからと、銀製とそうでないものに分けておいたら、
銀製を残して、あとは全て捨てられてしまいました。トホホ。

上の画像は、真っ黒になってしまった銀製のカップです。
あまりの黒さに、画像の粒子が潰れています(笑)

銀のカップは、買い取りしてもらえますが、
二束三文ですし、加工法や保存状態では無理です。
それにカップには、当時のコンペ名が刻印されているものがあるのです。

この時代のコンペは日本風のアレンジがされる前だったので、
参加費全てをカップ代にして、たった1つのカップを
争奪する形式だったようです。
何位とか、参加賞とかが出てきて、現在のようになるのは
昭和40年(1965年)代になってからなのだそうです。

たった一人の優勝者。商品はカップ1つ……
名誉のためにゴルフをするというゴルフの本質そのもので、
なんかイイですよね。 

まあ、そういう事情だから、銀製のカップそのものに、
コンペの名称を刻印できたのでしょう。




加工法によっては、磨いても駄目なものもありましたが、
半日掛けて、必死に磨いた成果がこの画像です。

やっぱり銀製のカップは違います。
風格があります。

バブル前までは、持ち回りのカップがないコンペは
二流、三流でしかないと馬鹿にされたものでした。
持ち回りのカップを寄贈した人が
名誉会長というポジションだったりしたものです。
カップとコンペの参加者のバランスで
カップだけ豪華で参加者がチープだったりすると
成り上がり丸出しだと、笑われたりもしました。

古いカップの台座を変えて、新しいコンペに
持ち回りのカップとして寄贈することで、
銀製のカップや大きなカップは再利用されていました。
今は、そういう文化は絶滅寸前ですね。

さて、これらのカップの使い道ですが……
ちょっと考えていることがあります。

ちなみに、予備調査と思って欲しいのですが、
ここまで読んだ人で寄贈カップとして
自分たちの集まりに1つ欲しいという方はいますか?

もし、そういう人がいれば、メールなんかをもらえると
参考になりますので、よろしくお願いします。
(メールは軽い気持ちで shinohara@post.made.ne.jp まで)

コメント
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