ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

年輪を見て考える

2012年05月18日 15時28分27秒 | コース



竜巻で倒れた木は桜ばかりではありません 
本数は少ないですが、杉の木も倒れていました。

桜の木の被害が多かったのは、
枝が大きく張っていて、
風の影響を大きく受けるかららしいです 

上の木は杉の木で、既に運びやすい大きさに
切断されて運ばれた後だったようで、
根だけしか残っていませんでした 



傾斜地に立っている木は年輪が片側に寄り、
パーシモンの頃は、その特徴を利用して
使用していたという話を以前に書きました 

アップの画像を見ると、それがよくわかります。
谷側から撮っていますが 
右上に向かって木目が詰まっています。

専門用語で、山側を腹、谷側を背と呼びます。
背のほうが目が詰まるので堅いのです 

改めて、最初の画像を見ると、
背が右上を見て、根が剥き出しになっています。
つまり、木は大きくねじれて倒れています 

年輪は竜巻のすごさを伝える証拠になるのだと
画像を見ながら考えました 



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第4世代を知っているか?

2012年05月18日 11時50分59秒 | コース



私はオタクだと勘違いされますが 
実はスペックについて無頓着だったりします。
ゴルフにおいて名前も肩書きも関係ない、
と考えていることを意識しすぎて、
スペック音痴を演じていると反省することも
あるほどです。

グリーンについて、常に観察しています 
グリーンが面白くないコースは
再来に熱意を失います。
グリーンの管理が悪いコースには同情します。
グリーンが面白くて、管理の熱意を感じると
それだけで何度も行きたくなるという具合です。

品種改良はどんどん進んでいます 
日本のベントは、ペンクロスと呼ばれる品種が
一気に拡大していった歴史があります。
日本のコースの洋芝グリーンの7割は
ペンクロスだといわれていますが、
これが第1世代です 

1990年代から洋芝は大きく変わります。
第2世代と呼ばれるL-93、クレンショウ、
サウスショアという品種が出てきたのです 
もちろん、管理方法とマッチしなければ
どんなに新しい種が素晴らしくとも
全く意味がないのですけど、
この頃から、1グリーンへの増加もあり、
管理技術も急激向上します。
グリーンが、どんどんと速くなっていく
現在のへの流れの始まりです 

21世紀になって、第3世代が登場します 
有名なのはA-1、A-2、A-4です。

第2世代の種が優秀だったので、
それを超えるだろう第3世代には
期待が高まりましたが、管理するのが難しく、
日本の気候では色々と難しい部分があり、
画期的な改革にはなりませんでした 

現在は第4世代になっています 
007という種が飛び抜けて有名ですが、
タイイ、962、T-1、シャークなど
この数年は実験的なケースも含めて、
話はよく聞いていました 

グリーンの場合、結果が出るのが
2年後だったり、猛暑などの異常があれば、
一からやり直しだったりするので、
評価が出るのに時間がかかります 
失敗するわけにはいかないので、
ギャンブルはできませんから、
第4世代についても、期待と不安が
入り交じった話をたくさん聞きます 

第3世代が導入されたときは興奮しました。
グリーンの改革はどこまで進むのかと 
結果として、期待が大きい分、失望しました。
私は、それ以降、芝種に関心がなくなりました 

お世話になっているグリーンが
何の芝種かも、聞いたことがないので
知りませんでした 
ただ、芝生は観察していましたので、
ペンクロスがベースのグリーンに
葉幅が小さい品種の種を
インターシードしているみたいだなぁ、とは
おぼろげに考えてはいました 

この画像を撮っているときに聞いたら、
色々なものをインターシードしてきたけど、
今は第4世のシャークを使っていると
教えてくれました 

第4世代の芝種のグリーンのことを
聞かれると、あまり経験していないので
と答えないようにしていましたが……
知らないうちに体験していたわけです 

グリーンの管理は、最後は情熱です 
もちろん、予算や知識も必要条件ですが、
お金をかけても、最新の技術を導入しても
情熱が存在しなければ
絶対に良いグリーンになりません。
本当に頭が下がります 

第4世代の芝種の評価は出揃っていません。
そういうことを経験できるのは
ゴルファーとして幸せなことです 

名前に影響されないはずなのに
やはり色々と考えてしまう自分を自覚しつつ、
早くグリーンの上に立ちたいと
そわそわしてしまうのです 


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