ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

夢はセピア色

2013年10月23日 14時26分14秒 | コース



中学生の頃は、プロゴルファーに
なってみたいという選択肢を
たぶん持っていました 
高校の時に、故・金田武明さんの
講演を聴く機会があって、
B・ジョーンズの話や
ニクラウスがやむを得ず
プロになった話を知って、
アマチュアこそゴルフの王道だと 
意識するようになりました。

アマチュアでマスターズに出て、
優勝するのが夢になりました 
アマチュアが参加できるメジャーで
アマチュアが勝っていないのは、
マスターズだけだったからです。

先日、ゴルフ談義をしていて
自分の若い頃の夢を
急に思いだしました 

「高校時代にゴルフだけを
もっと真剣にやっていれば……」
ゴルフを教えてくれたKプロに
1回だけ言われたことがあります。
真剣にやっていたのですけど、、
『全力だったか?』
と問われれば、
YESとは言えません 

ゴルフだけに
夢中になれなかった余力が
結果としては、
小説家になりたい、という夢を
実現させる力になったのですから
人生は愉快です 

自分に自信があったから
移り気な夢をたくさん見ました 
大人になって夢は
どんどん現実に凌駕されました。
夢を諦めるたびに
自信も同じ量だけ
奪われてしまいました 

でも、砕かれて消えたはずの夢は、
心の奥深くで小さな欠片になって
残っているものなのです 
欠片を集めれば、
自信も少しずつ回復します 

セピア色になった画像も、
それを見た記憶があれば
彩りを想像できます 

ゴルファーとして見る夢は
誰でも無限大です 
現実に負けて、
奪われた自信ですが、
ゼロになったのではなく、
芯の部分は
ゴルフに守られて無事でした。
芯が残っていれば、
色々な欠片を集めても
再生しやすいのです 

そんなことを熱く語っていたら、
『あなたは、夢を叶えようと
努力してきたんだねぇ。
普通は夢は見るだけだから
自信とリンクもしなければ、
現実に打ち砕かれもしないのさ。
わかる人にしかわからないから、
セピア色の夢は大事なんだよ』
と褒めていただきました 

死ぬ瞬間まで
夢見るゴルファーでいたいと
強く思ったのでした 



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秋風の戦い

2013年10月23日 09時59分07秒 | コース



ススキと背高泡立草は、
お世話になっているコースでは
秋風に揺れて季節を知らせます 

先週も紹介しましたけど、
改めて、クローズアップします 

背高泡立草は
侵略的外来種ワースト100に
選出される悪者なのですけど、 
近年になって、面白い現象が
起きているのです。



アレロパシーというのは、
他の植物を枯らす物質を出す能力で
背高泡立草も根から物質を出します 
また、名前の通り2メートル近く
伸びるのは、根を他の植物より
深いところまで張れるからなのです。
在来植物は、そこまで深い根を
張る種類が少ないために
栄養分を独り占めできたわけです 

明治時代に日本に入ってきて、
100年もかからずに全国に
広まったのは、二つの能力の
賜物だったといわれています 



背高泡立草はあらゆるところに
広がりましたが、
最も被害を受けたのは
ススキだといわれています 
昔はススキの原っぱだった場所が、
背高泡立草の原っぱになった、
という話は全国にあるそうです 

しかし、平成に入って異変が……
背高泡立草の背が低くなって、
ススキが再び戻ってきたのです 

2枚目の画像は明らかに
低くなって、まばらな背高泡立草です。
3枚目の画像は、以前は
背高泡立草があった場所が
ススキだけになった逆転現象を
撮ったものです 

理由は諸説ありますけど、
植物の生長を妨げる物質を出す
アレロパシーが、
周囲に他の植物が消えたことで
自らの成長を妨げていることと、
深い場所の栄養分の供給者である
モグラやミミズが減少して
栄養が独占できなくなったことの
2点が原因だという説は
説得力があります 

改めて、最初の画像を見ると
背高泡立草とススキが
戦っているように見えてきます 

年ごとに、ススキが
増えている気がするのです 

ゴルフ界も勢力争いが 
色々とあって、
ゴルファーも巻き込まれたりします。
例えば、スイング論では、
背高泡立草とススキのような
逆転現象が実際に起きています。

秋風に揺れる風景を見ながら、
注意しなければわからないことや
知識がなければ伝わらないことを
いくつも考えてしまいました 
それもゴルフなのだと、
楽しんでしまうのが王道です 


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