雲海を見下ろして
ゴルフがしたと言った途端に、
ゴルフコースに行く途中から
靄った朝が
連続するという幸運が……
ガスがあるから
見える光があります。
スタートホールの横、
9番ホールのグリーンに
朝日が昇ってきました。
神々しいシーンは、
ほんの一瞬のことで
スタートがたった10分
早くとも遅くとも
見ることができません。
貧打爆裂レポートでも
よく出てくる2番ホール。
やや打ち下ろしているパー4。
雲海に向かって打つ、
という雰囲気でした。
スタートホールに続いて
『神々しい……』と
感動しました。
2打目地点で隣のコースを
確認したシーンです。
知らないコースみたいで、
幻想的でした。
とても良かったのです。
良い経験をしました。
その1時間後……
足元を見れば、
オオイヌフグリです。
あちらこちらで
群生して、咲き乱れていました。
イヌフグリは、
オス犬のタマタマのことです。
実の形が似ているそうです。
花の色はコバルトブルーです。
小さい花ですが、
見るたびに落ち着きます。
ホッとした気持ちになるのです。
花びらが4枚というのも
好きな理由です。
(珍しいし、『4』が好きだから)
オオイヌフグリは秋に発芽して、
冬の間に少しずつ成長して、
春に花が咲かせて、
一気に枯れてしまう植物です。
夏は種子になって過ごすのです。
シンパシーを感じます。
一緒に群生しているのが
ヒメオドリコソウです。
漢字だと、姫踊り子草。
よくわからないのですけど、
この花を見るたびに
少年っぽいエッチな気分に
なったりします。
青春の春の名残なのだと
勝手に考えていますが、
気分だけで済んでしまうことが、
嬉しいような悲しいような……
複雑な大人になったのだと
痛感するのです。
近所のソメイヨシノが
昨日から散り始めました。
今年は花見には
行けそうにありません。
早すぎる開花は
良いことばかりでは
ありません。
それはそれとして、
ゴルフコースで
足元の花見ゴルフが
出来ていることで
満足している自分を
20代の時には
想像もできませんでした。
ゴルファーとしては、
現在の自分のほうが
楽しくゴルフをしています。
不満も不安もありますが、
年をとることすら楽しめるのも
ゴルフなのだと
信じることにします。
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