猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

近所の小さな湿地に カルガモのひなが かえった

2020-05-24 21:52:56 | 自然環境

きょう、私の住んでいる集合住宅の崖の下の、水たまりのような小さな湿地に、人ごみができた。カルガモのひながかえったのである。8,9匹のひなが嬉しそうに足で水をパシャパシャさせながら、泳いでいた。

この湿地には背の高い葦が はえていて、カルガモがひなをかえし、子育てするのに適してる。3年前の今頃、横浜市が業者に葦を刈らせてしまった。カルガモのひなが隠れる場所がなくなったのである。恐れたとおり、カラスにおそわれて、その年のカルガモは全滅した。それいらい、おととし、去年の2年間は、カルガモをなんぴきか見たが、ここでひなをかえさなかった。今年は、葦を不用意に刈らないで欲しいものだ。

そこから4キロほど離れた大きな池に行くと、そこは、赤や白の蓮の花が咲き誇っているのだが、きょうは、母カモが羽の下にひなをつつみながら、大きな蓮の葉のうえにしゃがみこんでいた。カルガモは人なれしていて逃げない。
  ☆   ☆   ☆

横浜には丘陵が多く、緑地が多く残り、野鳥も多い。他の地域と比べ、カルガモとセキレイが多いように思える。

そのほか、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハト、スズメ、ツバメに加え、シジュウカラ、ウグイス、カワセミ、オナガ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、マガモ、キンクロハジロなどをみることができる。
  ☆   ☆   ☆

横浜市当局には、緑道、公園などの緑地に、あまり、手を加えないで欲しいと思っている。近くに住むボランティアが自主的に手入れをしているので、任してほしい。横浜に緑地が残っているといっても、宅地化が押し寄せ、大きな農家には造園業に転じているものが多い。彼らは、人を雇っていっきに、緑地の草の伐採とか小枝打ちを行うが、どうも利権化しているように見える。緑地に生きる小動物や、野生の樹や草花への愛情が感じられない。昨年は、美しいノアサガオの群生が刈り取られてしまった。

[追記]
6月8日現在、崖の下の湿地の葦がまだ刈られていない。
カルガモのひなも大きくなった。水をけって水面を走ることができるようになった。
母カモに連れられて8匹の子ガモが緑道を歩くことも見られるようになった。
面白いのは、いっせいに子ガモが母カモの行動をまねることだ。母カモが羽ばたけば、子ガモがみんな羽ばたく。母カモが長い首をかしげて羽をくちばしで手入れすると、子ガモもみんな首をかしげて羽をついばむ。
鳥も親鳥をまねることで、学んでいくのだ。

[追記]
6月21日現在、崖の下の湿地の葦がまだ刈られていない。
カルガモのひなは、もはや、母カモの半分を超えるようになった。
8匹の子ガモが確認できる。全部のひなが生き残っている。
離れた公園の蓮の花のある大きな池では、子ガモが水面すれすれだが、空を飛ぶことができるようになった。

[追記]
7月12日現在、崖の下の湿地の葦がまだ刈られていない。
8匹の子ガモが母ガモと同じ大きさになって、いっしょに暮している。