きょうは暖かかった。いや、汗ばむほど暑かった。
妻のスマホに、神奈川県から緊急連絡が入った。「神奈川県に来ないように、神奈川県から出ないよう」の連絡だった。神奈川県県庁の役人は、新型コロナ騒ぎで頭がおかしくなっている。移動を制限すれば、物流が止まり、経済が壊れる。
きょう、大学の物理学科の同期の集まりが都心のフランス料理店があるはずだった。代わりに、Zoomでインターネット越しで、顔を合わせた。
朝日新聞に、憲法学者の蟻川恒正が、『その国の7年半』、副題が『脱法厭わぬ権力中枢 従う「配下」も共犯 法秩序もほとんど破壊』を寄稿していた。安倍晋三が、この7年半、法を無視し、それを彼の「配下」が法の解釈を変えることで、正当化してきた。蟻川が怒るのは当然だ。
安倍は「法の下の秩序」を唱えてきた。しかし、法の解釈を権力者が自由に変えることができるのでは、「独裁者」と変わらない。法というものの信頼性がなくなる。
不思議なことに、安倍は「選挙」を気にする。選挙に勝つため、電通に頼り、メディアに圧力をかける。安倍のコアな信者は少ない。他の人たちは、安倍を信頼できない「おちゃらけ男」だと思っている。だから、安倍は投票率が下がることに期待している。安倍は、与党内で、批判するものを、ひとりひとり潰していけば、権力を維持できると考えている。
批判するものを許さない、だれも彼に忠告できないということは、蟻川が書いたように、もはや安倍は「裸の王様」だ。
私が思うに、新型コロナ騒ぎのなかで、再度、民主主義の重要性を認識し、法を無視する権力者の出現を抑え込まないといけない。幸いなことに、安倍はまだ選挙を意識している。銃を国民にまだ向けていない。
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