地域で開催される「とんど」に、サツマイモをアルミホイルに包んで焼くから、提供してほしいと頼まれ、
主人がサツマイモをより分けて持って行った残りのサツマイモで、
主人曰く「カレーが食べたいから、このサツマイモ使って作って。」
と言うので、
お正月の金時人参といっしょに、ちょっと甘めのカレーを作りました。
前置きが長くなりましたが、
録画しておいた大河ドラマ「光る君へ」を見ました。
紫式部が主人公ですが、「源氏物語」は出てこないという。
紫式部と藤原道長が主役ということで、では、その時代の歴史ものと解釈したらよいのかな・・・
「源氏物語」のファンのために、ドラマのあちこちに、「源氏物語」を思わせるエピソードはちりばめる・・となっていますね。
第一話では、少女時代の紫式部(まひろ)が、家で飼っている小鳥の籠の中をお掃除しているうちに、小鳥が逃げて飛んで行ってしまう。
小鳥を追いかけるうちに、河原へ出てしまい、そこで、のちの藤原道長(三郎)と運命的な出会いを果たす。
この部分は「源氏物語」の「若紫」の段で、
「雀の子を 犬君が 逃がしつる・・・・・」
若紫が雀を籠の中に飼っていたのに、召使の女の子があやまって、スズメを逃がしてしまった
若紫が、そのことをおばあ様の尼君に、言いつけにくるところを、光源氏の君が
垣根からのぞき見して、「なんと、かわいらしい姫!」
と、心奪われるのですね。
そこの箇所を連想させたらいいのかな?
まあ、初回のびっくりは、なんといっても、道長の次兄、道兼の非道なこと。
弟の道長を傷を負わせるほどの暴力的ないじめ。
そして、まさか、第一話のラストに、まひろのお母さま(ちやは) を娘の目の前で、殺してしまうとは!
でも、歴史学者のお話では、紫式部の実母は、式部や弟を生んで、間もなく病死したとのことなので、
これは、脚本家の創作ですね。
いくら道兼がらんぼうものだったとしても、歴史を変えちゃって、彼を殺人犯にしちゃっていいのですか?
このドラマに限ったことじゃないけれど、歴史や原作を変えて、
殺人者にしたてあげたり、原作では懲役刑なのに、死刑にしちゃったり、
そんなことしていいのかなと思います。
大河ドラマで、ずっと昔「天と地と」って、上杉謙信を主人公にしたドラマがあったけれど、
謙信が生涯妻をめとらなかった武将として有名ですが、作者の海音寺潮五郎さんは、
妻にしなかったけれど、謙信が生涯愛した想像上の人物(乃美) を登場させていました。
謙信にもロマンスがあったということで、そのくらいのフィクションならいいのでは?許されるんじゃないかと思うのですが。