2011-0911-yhs894
俳句写真894 石ふたつ
石ふたつ日向も日陰も寄添へり 悠山人
○俳句写真、詠む。
○秋の日の午後、公園を散歩する。さすがの暑夏も勢いがなくなり、景色は少しずつ秋の気配がしてきた。芝生の大小二個の石、見詰めているうちに、そこはかとなく愛らしさを感じて一句。季語を入れて
初秋や日向日陰の石ふたつ 悠山人
とするか。
きょうは、世界が限りない「報復と不寛容」に一変してから満十年。そして日本から「平凡な日常」が消えてから、ちょうど半年。Auferstehung(マーラーの「再起」)のほか、Requiem(各作曲家の「レクィエム」)などを毎日聴き続けることが、いま自分に出来ることだと思っている。
□俳写894 いしふたつ ひなたもひかげも よりそへり
【写真】先日、芸術公園。