2011-0924-yhs898
俳句写真898 嵐過ぎ
嵐過ぎ軽鴨ならび日向ぼこ 悠山人
○俳句写真、詠む。
○秋嵐が過ぎ去って、空も青く澄みわたった夕方。軽鴨が雁首ならぬ鴨首を並べて、夕日を眺めていた。
□俳写898 あらしすぎ かるがもならび ひなたぼこ
【写真】きのう、芸術公園裏。
memo-Gy: 『Heure Zero』 A. クリスティの『Towards Zero』を仏映画化したもの。フランス海岸の古城風のホテルが、殺人劇とは別に抒情的。古典派推理好き、知性派・仏好き向き。
memo-「超光速」: 「驚天動地」という四字熟語があるけれど、今朝の新聞記事の「超光速粒子の発見」は、私にとってもまさにそれ。(朝日、2011.09.24) 物質を構成する元素群、元素を構成する素粒子群。その中に中性子 neutrino がある。Neutrino には3type あって、現在まで electron n., muon n., tau n. (と、それぞれの反粒子)が知られている(最後の t-n は2000年)。発表したのはOPERAという国際研究組織。アインシュタインの相対論(RT)以来一世紀、光速を超えるものはない、というのが万人の知識であった。今回の発表は控えめながら、それを根底から覆すものである。三年間の実験結果だというが、それによれば、n. は光速(約30万km/秒)よりも6*10^8(1億分の1)秒早いという。問題の余りの重大さに、物理学者たちの口も重い。ブラック・ホウル、反物質、時空の歪みなどなどが登場したことを考えれば、ひょっとしたら、という思いもある。(新聞記事のほか、Wp日本語版、英語版を参照した。)