悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真1185 さもあれど

2012-09-21 03:10:00 | 短歌写真

2012-0921-yts1185
短歌写真1185 さもあれど

さもあれど見え隠れつつ雲の間に
明日もあらむと夕月の入る  悠山人

○短歌写真、詠む
○かく言ひつつも生きて活きてあるわれにまた、明日もあるらん。つねの如き宵涼み、いまだ夕暮れなるによみがへりたる月は、はやも西空に落ちなんとせり。
□短
1185  さもあれど みえがくれつつ くものまに
           あすもあらむと ゆふづきのいる
【写真】同前。撮影は 1830JST、月齢 4.3 の夕月。
memo-きょうの万葉短歌: 恋忘れ草を身につけてはみたものの、忘れるどころか・・・と、万葉大歌人も激しく詠う恋心。あしたも、すごい!
  忘れ草我が下紐に付けたれど 醜(しこ)の醜草言にしありけり  大伴家持(0727)
  http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20120921


短歌写真1184 古きより

2012-09-21 03:00:00 | 短歌写真

2012-0921-yts1184
短歌写真1184 古きより

古きよりこころ重ねしいとなみは
雲と散りては霧と消えたり  悠山人

○短歌写真、詠む
○「雲散霧消」(朱子雲消霧散由来?)。日・中・韓(南北朝鮮)。さまざまな歴史(Geschichte)を積み重ねて(schichten)現在がある。それが問答無用の一言で破壊されてしまうのは、心ある人間にとっては、ただ悲しい。日本には「嵩にかかる」という慣用句がある(広辞苑)。きのうは予報はずれの最高気温 30℃未満で、真夏日連続はおととい58日でストップ、と。
□短
1184  ふるきより こころかさねし いとなみは
           くもとちりては きりときえたり
【写真】きのう、自宅。