2007-0424-yis144
兄宮を花橘と見せるより
ほととぎす鳴くあなたなのでは? 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○長い序詞。「弾正尹為尊(だんじゃうのゐん ためたか)のみこかくれ侍りて後に、大宰帥敦道のみこ、花たちばなをつかはして、いかか見る、と言ひて侍りしかば、言ひつかはし侍りし」。弾正尹は弾正台(警察庁)長官。兄の死後、残された恋人の和泉を思い遣って、弟が慰めの花を添えて文を寄越した。花はともかく、兄宮さまと同じように、時鳥を歌っていただけるのかしら?
□和144:かをるかに よそふるよりは ほととぎす
きかばやおなじ こゑやしたると
□悠144:あにみやを はなたちばなと みせるより
ほととぎすなく あなたなのでは?
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