
2007-0411-yis131
あなただけ私を恨んでどうするの?
隠し事ならお互いさまよ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書は、「たがひにつつむことある男の、たやすくあはず、とうらみしかば」。
¶つつむ=旺文版『古語辞典』には、見出し語に「つつむ(慎む)」「つつむ(障む・恙む)」「つつむ(包む・裹む)」の、三語が載る。最後者を引くと、「隠す。秘める。」などとある。難語「裹む」について、学研版『漢字源』で、さらに調べた。
「裹」=総画 14、部首 衣、区点 7471、JIS 6A67、シフトJIS E5E5、字音 カ、意読 つつむ・つつみ。用例としては、裹屍(かし)・裹蒸(かじょう)・薬裹(やくか)など。
□和131:おのがみの おのがこころに かなはぬを
おもはばものを おもひしりなん
□悠131:あなただけ わたしをうらんで どうするの?
かくしごとなら おたがいさまよ