2009-1007-yim807
title:Cézanne-mum
yyyy/mm:2009/10
memo:単にスプレー・マムというよりは、セザンヌ・マム Cézanne-mum の方がいい。きのう、自宅で。
cf. 2008年10月14日、yhs372「俳句写真372 名水に」
名水に育てられたる花ときく 悠山人
2007年11月10日、yim419「image419 家菊」
2007年09月15日、yhs151「俳句写真151 色取を」
色取を霧に吹くとやきくの月 悠山人
2006年12月29日、yts278「短歌写真278 星の子と」
星の子と誰ぞつけたる冬菊の 寒しき大地をあかく照らすや 悠山人
【memo-まさか】禍禍しい夢は滅多に見ないのだが、きょう未明のは珍しかった。どうやらそこは独裁者のX国らしく、激しい権力闘争が行われていた。私もその様子を見ていたのだが、何かの見せしめに、大勢の前で頭へ拳銃を突き付けられて、あっという間に撃たれてしまった。それも、二回も、である。これは悪夢だ、と思いながら、衝撃は感じたが、死ななかった。ミサイルが発射されたり、隣国の軍隊が迫って来たり、・・・まさかの massacre! 目覚めたときは、さすがに心臓が早打ちしていた。精神分析医は、夢ってものは潜在意識の表現なんだよ、という材料にするのだろうが、ともかく es ist wundervoll(夢って不思議な世界だ)!
山はれて
登ればそこに
秋牡丹 悠山人
○俳句写真、詠む。
○標高1000mの小高い丘で、水源保護の研修会があった。下界の天候は怪しかったが、現地は晴れていた。その会場で、秋明菊に出会う。別名は貴船菊、中国名は秋牡丹(qiumudan 131)。
□俳写570 やまはれて のぼればそこに あきぼたん
【写真】先日、農仙湖の200mほど上で。
つはぶきは
都のみちに
なほつやや 悠山人
○俳句写真、詠む。
○新宿駅の周辺の歩道に、「ツワブキ」の名票板が見えた。石蕗の葉が生き生きとしている。別名は艶蕗(つやぶき)。
□俳写569 つはぶきは みやこのみちに なほつやや
【写真】先日の撮影。
cf. 「image567 石蕗2」(2008年07月28日、yim567)
「image566 石蕗1」(2008年07月28日、yim566)
「短歌写真360 顔向けて」(2007年05月25日、yts360)
顔向けて夕日にひかるつはぶきに
しづめられたる秋芳の春 悠山人
「短歌写真2005-1025 露留めて」(2005年10月25日)
露留めて艶やに咲ける石蕗は
尽きせぬ愛の蹲の花 悠山人
食すればあかき光におほはれし
あなたこなたの笑みやよきかな 悠山人
○短歌写真、詠む。
○光の輪の中から、談笑が聞こえるのはいい。
□短写842 しょくすれば あかきひかりに おほはれし
あなたこなたの ゑみやよきかな
【写真】きのうの餐庁で。
名月を
おくれてひとり
眺めたり 悠山人
○俳句写真、詠む。
○「中秋」の月とするには、一日遅れ。きのうの朧月が嘘のような、真夜中の月明かりだ。
□俳写568 めいげつを おくれてひとり ながめたり
【写真】さきほど、正一時に撮影。何の変哲もない満月を、連写したまま。(後日、部分修正)
title:wet_wood
yyyy/mm:2009/09
memo:世界の巨大都市(megalopolis)のなかでも、緑が最も少ないとされる東京。そんな中でも健闘している公園の一つ、上野。秋の朝、湿っていた。都美術館で。
【memo-真空蒸着】かねて知りたいと思っていた真空蒸着。その専門技術者が私の部署に着任したので、とくに緑色系のそれについて聞き始めた・・・というところで、さっき目覚める。子の刻は間もなく、日付は変わりそう。
2009-1004-yts841
幾千歳ふりてしのちのカルトゥーシュ
いま金色にかたへなるなり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○また、当分はアイギュプトス(エジプト)ともお別れだ。せめてもと、カルトゥーシュの「ストラップ」(と商品名に)を購う。
¶カルトゥーシュ(cartouche)=古代エジプトで、長楕円に囲まれた「王名標」を表す。ヒエログリフの中にあれば、それはまず王の名である。
¶かたへ(片方)=傍ら。
□短写841 いくちとせ ふりてしのちの カルトゥーシュ
いまこんじきに かたへなるなり
【写真】Cartouche-TAA(トゥト-アンク-アムン=ツタンカーメン)と思ったが、ウィキ(2009年09月)の表記とは違う。悠山人は勝手にC-TAAということにしておく。地は同梱の保護用厚紙で、1ミリほどの文字がびっしり。拡大してみると、伊語でトリノ・エジプト博物館の由来が書いてある。前に同じ。
title:Museo_Egizio
yyyy/mm:2009/09
memo:先日、都美術館でトリノ・エジプト展を鑑賞する。というよりも、横浜とは比較にならない狭さで、窒息しそう。きょうは最終日。写真は、入口の大看板。
○昨夜は中秋。夜の七時半、朧月を確認してカメラを用意しているたった一分間に、彼女は隠れてしまった。さあ、それからは待てど暮らせど、恥ずかしがって顔を見せてくれなかった。É lamentável!
【memo-入場者数】会期中の入場者は35万人余り、このあと国内数都市を巡回する、と10月05日(月)の朝日新聞。
地の球のほころび見ずて過ぎゆける
人もいづれはほころびぬらん 悠山人
○短歌写真、詠む。
○この不銹鋼球体を地球と見、穴を「ほころび」と見て詠う。「も」に並列の意。
□短写840 ちのたまの ほころびみずて すぎゆける
ひともいづれは ほころびぬらん
【写真】前に同じ。
title:sphere_at_UenoPk
yyyy/mm:2009/09
memo:半地下建築の東京都美術館を見下ろす、煉瓦敷き広場にある。撮影者自身を入れないためには、少し技術が要る。