悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真774 枯れひと葉

2010-11-18 02:00:00 | 俳句写真
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枯れひと葉芝生にときのゆるゆると  悠山人

○俳句写真、詠む。
○広びろとした芝生公園に、枯葉が一枚、おとなしく座っていた。静かな時の流れ・・・。
□俳写774 かれひとは しばふにときの ゆるゆると
【写真】前に同じ。被写体には一切手を触れていない。

短歌写真991 暑きころ

2010-11-17 03:00:00 | 短歌写真

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暑きころ花の盛りと見せたるに
合歓いまはただしづかに寝ぬれり   悠山人

○短歌写真、詠む。
○赤い羽毛の波が風に揺れている、合歓の大木・・・その風景もいつしか晩秋になってしまった。今はたくさんの実をつけた莢が、ときおり吹く風にさやさやと音を立てる。この夏は異常な暑さだった。
¶寝(い)ぬ=「(自ナ下二)(ね・ね・ぬ・ぬる・ぬれ・ねよ)〔名詞「寝(い)と下二段動詞「寝(ぬ)」とが複合したもの〕寝る。眠る。」(旺文社版『全訳古語辞典』)
□短写991 あつきころ はなのさかりと みせたるに
        ねむいまはただ しづかにいぬれり
【写真】きのう、赤坂公園で。


俳句写真773 秋晩し

2010-11-17 02:00:00 | 俳句写真
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秋晩し薔薇の蕾のにほひたる  悠山人

○俳句写真、詠む。
○霜月も半ばだというのに、薄紅色の薔薇の蕾や開いて間もない花も、静かに咲いていた。名札はない。
□俳写773 あきおそし ばらのつぼみの にほひたる
【写真】前に同じ。

俳句写真772 経りてなほ

2010-11-16 02:00:00 | 俳句写真
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経りてなほかく美しきゆゑや何ぞ  悠山人

○俳句写真、詠む。
○前出 Strawberry Ice の隣に「グラニー」。ほとんど見分けがつかないくらい、よく似ている。Rose <Granny>(「おばあちゃん」の意)の名から一句。加齢は避けられなくても、それなりに美しくありたいものだ。
□俳写772 ふりてなほ かくうるはしき ゆゑやなぞ
【写真】同前。花の周囲はガウスぼかし。

短歌写真990 日も月も

2010-11-15 03:00:00 | 短歌写真

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日も月も輝きてのみあらざれど
ともに歩まば惑はざるべし   悠山人

○短歌写真、詠む。
○晴れたり曇ったり、という予報どおりの日。曇ったときの太陽の辺りが、朧月の様相を見せた。
□短写990 ひもつきも かがやきてのみ あらざれど
        ともにあゆまば まどはざるべし
【写真】きのう、自宅で。色調・レベルともかなり補正して、昼夜いずれかとも、に仕上げた。


俳句写真771 晩秋に

2010-11-14 02:00:00 | 俳句写真
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晩秋に笑顔見せたる薔薇かな  悠山人

○俳句写真、詠む。
○見本園では戸外にまだまだ薔薇がきれいに咲き誇っていた。名札に「ストロベリーアイス」。
□俳写771 ばんしうに ゑがほみせたる さうびかな
【写真】きのう、樹木見本園で。

短歌写真989 華やぎの

2010-11-11 03:00:00 | 短歌写真

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華やぎの声まぼろしと消えしのち
枯葉桜の深き秋かな   悠山人

○短歌写真、詠む。
○あれだけの注目をあびた桜。今は枯葉を散らすだけだ。
□短写989 はなやぎの こゑまぼろしと きえしのち
        かれはざくらの ふかきあきかな
【写真】前に同じ。