2013-0716-yim1830
image1830 雨滴整列
title: raindrops_in_lines
note: 夜中にざざっと降った雨、朝見たら紫蘭の葉たちの上に、見事な列をなして並んでいた。またまた自然の妙。きのう、自宅。
2013-0715-yhs1189
俳句写真1189 暑きころ
暑きころもの思ひてや日過ぐせり 悠山人
○俳句写真、詠む。
〇相も変わらずの猛暑予想。早めに名も涼しげな和食どころを訪ねて、ゆったりとした時を過ごす。
□俳写1189 あつきころ ものおもひてや ひすぐせり
【写真】きのう、茶涼庵。
memo-WSM:(Gy) 「Das Letzte Schweigen」。2010、独、1時間50分強。日語題「23年の沈黙」、字幕も。ドイツ、ある夏の麦畑、乗用車の男に11歳の少女がレイプされる。助手席の男はただ見ているだけ。それから字幕は<23年後>と。またも同じ日に、13歳の少女が同じ場所で同じように・・・。画面は単調に、山も谷もなく展開する。警察の捜査も21世紀作品とは思えないアナログだけ。結末も含めて、映画先進国らしくない、と思った。ロケはほぼバイエルン。原題直訳は「最後の沈黙」。
2013-0715-yim1829
image1829 暑処寂涼
title: cool_in_hi-summer
note: 暑いなかにも涼感の演出があって、うれしい。きのう、茶涼庵。
memo-WSM:(Gy) 「NEVERLOST」。2010、加、1時間半。日語題「シャドウズ・ゲイト」、字幕も。主人公は若い無職の再婚男。高校時代の恋人、前妻を無残にも焼殺されてから、不眠症が進行するばかり。医師の処方錠剤を飲むときだけ夢に入り、幸福な前妻との生活を楽しむ。・・・ひとことで言うと現実と夢との往復、だけれど、実はかなり複雑な伏線があちこちに仕掛けられていて、単純ではない。見ながら、これはどういうジャンルになるのかと思って、終わってからIMDb(映画資料)で見ると<ファンタジー、スリラー>となっていた。私は多分にこれは<サイコ・クライム・サスペンス>という気がした。ロケはカナダのオンタリオ。
2013-0714-yim1828
image1828 たまきはる-家持
title: Tamakiharu-Yakamochi
note: きょうの悠山人の万葉短歌は、大伴家持。迫り来る人生の夕方、ということで、PCで夕日のイマージュを作る。
たまきはる命は知らず松が枝を 結ぶ心は長くとぞ思ふ 大伴家持(06-1043)
人の命は儚いもの。せめて松の枝へ長生きの願いを、結んでおこう。
cf. http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20130714
memo-WSM:(Gy) 「狼牙/ Legendary Assassin」。2008、香港、1時間半弱。日語題「狼牙―ライジング・フィスト」、字幕も。主人公は一匹狼の殺し屋。若い女が、猫を追いかけて木へ登ったものの落ちる・・・寸前で助けたら警官。指名手配犯の三人組と渡り合うが、ここでも助けることになる。主人公はいつもボ-リング・バッグを持って、手放さない。実は、その中身は島の黒社会を支配するボスの頭。・・・香港映画得意の格闘技を、ふんだんに取り入れてある。
memo-WSM:(Gy) 「(バトル・シューター)」。1995、イラン、1時間半弱。日語題「バトル・シューター」、字幕も。イラン・イラク戦争の追悼映画を制作中の監督が、音楽が気に入らないと、担当を連れて撮影現場へ行く。休憩時間中に近くを散歩していたら、いつのまにか10年前のイ・イ戦場へタイム・スリップ。・・・米戦争映画に慣らされている目から見ると、技術も手法も全く面白くない。が、戦争当事者の目線はとても参考になった。映像内原題は「● سفر به」で、読み取れなかった●は地名 Chazzabeh らしい。とすれば「チャザベフへの旅」か。
2013-0713-yts1270
短歌写真1270 うち続く
うち続くはげしきまでの暑さにも
夕月見れば気もやはらげり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○まだまだ猛烈な暑さが続いている。こういう日本一は有り難くはない。でも、ようやく夕月が西空に見えた。
○朝、マララ嬢の国連演説の動画ニュースを見る。さらに電網で、短い英語演説全文を読み、感動の気持ちに満たされた。12日は、UN Malala Day、彼女の16歳の誕生日。
□短写1270 うちつづく はげしきまでの あつさにも
ゆふづきみれば きもやはらげり
【写真】きのう、自宅。撮影時の月齢は4.14、撮影は1935、月の出は0806、入りは2059(東京)。
memo-WSM:(Gy) 「Jacquou le Croquant」。2007、仏、2時間半。日語題「ジャック・ソード 選ばれし勇者」、字幕も。19世紀前半のフランス。片田舎に平穏に暮らしていた夫婦と男児。あるとき領主の狩りの気紛れで、妻が撃たれる。怒った夫が反射的にその家来を射殺する。父親は逃げるが殺され、残された母子は復讐を誓う。が、母親も死んで、少年は孤児になる(なんと、空腹で蝋燭を食べる)。やがてすっかり成長して、青年(主人公)は・・・。明日は仏革命記念日。革命後間もない雰囲気が、セピア色の映像でよく出ている。ロケはブルガリア。原題直訳は「農民ジャックー」。日語題の<ソード>って何?と思っていたが、どうやら sword ?
2013-0712-yts1269
短歌写真1269 暑きまま
暑きままひと目なりとて思ひつつ
待てど暮せど見えぬ夕月 悠山人
○短歌写真、詠む。
○またまた摂氏四十度目前の全国最暑級の気温。月齢 2.95 の「夕月」は全く見えない。
□短写1269 あつきまま ひとめなりとて おもひつつ
まてどくらせど みえぬゆふづき
【写真】きのう、自宅。それでも、ひょっとして、などと思いながら、空を見上げる。撮影は15時、月の出は0715、月の入りは2027(東京)。
memo-WSM:(Gy) 「The Fifth Patient」。2007、米、1時間半弱。日語題「ザ・アイデンティティー(吹替え版)」。一人の男の片目CU(接写)からカメラが少しずつZD(引く)すると、貧しい診療施設で目覚めた患者、と分かる。主人公は、アフリカ・ナグル(架空国家)の政府軍に捕らえられた米国人。脳の損傷で記憶がほとんどない。自分が何者かをどうやって証明するか。ナグルは米人とみればCIAというくらい、非友好関係。どうやら核兵器起爆装置を、反政府勢力に売り込む人間と、思われているらしい。・・・サスペンス映画の正攻法の絵づくりで、最後の大逆転まで飽きさせない。複雑に展開する話なので、観客の推理力が試される。ロケは、LA(米)とベラ・クルース(墨)。
2013-0711-yhs1188
俳句写真1188 花ありて
花ありて猛暑つづきにたぢろがず 悠山人
○俳句写真、詠む。
〇ペテュニア。猫額園のあちこちに咲く-猛暑をものともしないで。この日も、近くで日本一の猛暑とか。
□俳写1188 はなありて まうしょつづきに たぢろがず
【写真】きのう、自宅。
memo-WSM:(Gy) 「SILENT HILL」。2006、米、2時間前後(ERが10分も)。日語題「サイレントヒル」、字幕も。平穏幸福な夫婦と一人娘(少女)。ただ一つの悩みは、娘の夢遊病。うわ言に何回も出て来る<サイレントヒル>というのが気になって、とうとう母親は独断で娘を連れてW.ヴァージニアのその場所を訪ねる。と、そこは何十年か前の大火で多数の死者が出て、封鎖されている町。禁を冒して入ると、娘を見失う。・・・米国得意の<悪魔もの>、グロ・ソンビもの、である。キ教のキもでないが、当然そこでの、神と悪魔との話。
memo-WSM:(Gy) 「PROWL」。2009、米、1時間20分。日語題「フライ・オブ・ザ・デッド」、字幕も。米、田舎町から大都会のシカゴへ出たがっている若い女主人公。アパートが借りられることになって、友人数人を誘ってトラック・ヒッチ。大型で金属板で囲ってある。喜んで荷室で盛り上がっていたが、途中で異様な感じがする。着いたと思ったら、全く閉じ込められたまま。・・・結局は食人集団の餌に、というホラー。上と同じで、画面の大部分が暗闇で、効果音だけで恐がらせている。ロケはすべてブルガリア。原題直訳は「徘徊する」。
2013-0710-yim1827
image1827 富士山!国文祭!猛暑!
title: nochMtFuji&c
note: 富士山の世界遺産登録、国民文化祭通年開催、連日の日本一猛暑・・・あれこれと例年にない忙しさの今夏。撮影は先日、国文祭会場。
memo-WSM:(Gy) 「IL MERLO MASCHIO」。1971、伊、1時間40分強。日語題「裸のチェロ」、字幕も。中年のチェリスト、何をしてもダメ、存在感ゼロの男。ただ一つの秘かな自慢は若妻の美しい裸体。男は周囲の人間に、妻の裸写真を見せることによって、自分の存在を認めさせようとし、とうとう<アイーダ>公演で妻は聴衆面前で裸になって・・・。40年以上も前の伊喜劇、ともかく面白かった。原題直訳は「雄黒鶫(くろつぐみ)」。
memo-WSM:(Gy) 「ANGLE MORT」。2011、加、1時間20分弱。日語題「フラインド スポット」、字幕も。若い恋人同士が、南米サンティアーゴ共和国へ遺跡見物に行く。レンタカーを借りて給油所で、若い女と怪しげなストーカー男の諍いに遭遇する。実はその男、連続殺人鬼だった・・・。イントロは、なかなか気を持たせてくれるが、犯人側描写がほとんどなく、登場人物を節約しているので、かなり物足りない。ロケはサンティアーゴ、クーバ。会話は仏、西。原題直訳は「死の角度」。
2013-0709-yim1826
image1826 薄紅松明草
title: Monarda-lightred
note: 先月紹介の松明草は濃紅、色名に「こきべに」と載る。こちらは薄紅。先日、自宅。
cf. 2013-0606-yhs1181「俳句写真1181 うつしよに」。
2013-0709-yim1825
image1825 まだ薔薇3
title: nochRosen3
note: RoseElina。国文祭会場の一隅ということで、喧騒のなか、ひとりで贅沢な薔薇鑑賞。同前。
memo-WSM:(Gy) 「THE PRIVATE LESSON」。1975、伊(title,OR&ER は英語)、1時間半弱。日語題「課外授業」、字幕も。イタリアの田舎町の駅頭に立つ、若い女性。前任者の葬儀に合わせて着任した、修道院付属高校の音楽教師。鄙には稀な、という美貌で、たちまち生徒たちを惹きつける。多感な高三(相当)の男生徒のなかでも、主人公は交際中の女生徒とは全く違う、性的魅力の虜になる。今までにも増してピアノ練習にはげみ、自宅での個人教授にまで・・・。40年前の明るい伊18歳の性。日語版なのに、全くぼかしなし。伊語版では「Lezioni Private」らしい。