6丁目のつぶやき

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2446石段の羽黒山と三神合祭殿

2016-08-12 | 旅行
昔、日本百名山の月山に登ったが
笹が一面なびく穏やかな山で
スキーなら気分も最高だろうと・・・・

 「ありがたや雪をかをらす南谷」

芭蕉は奥の細道で
出羽三山の羽黒山、月山、湯殿山
を草鞋で登り
しかも月山山頂で宿泊
その健脚ぶりに脱帽します

羽黒山では

「涼しさはほの三日月の羽黒山」

と句を残しています

そう高くは無い414mのこの山は
両側に大杉と数々の御堂があり
途中
1000年超える大杉
雄々しく建つ国宝五重塔
を仰ぎ見て
山岳信仰、修験道の山として圧巻でした

長々と続く急激な2446段の階段
聞くところ日本一段数が多い階段で
四国の金毘羅さんも真っ青だとか







広い頂きには月山、羽黒山、湯殿山
の三神が合祀されている
三神合祭殿がデンと構え
信仰の奥深さを出羽ならではと・・・・

茅の大きく跳ね出した
茅葺屋根が度肝をぬき
総朱塗りの豪壮な建物に
多くの白装束の信者、山伏が
手をあわせていました





山中の国宝五重塔
夜はライトアップがされると聞いて
カメラを持って
挑戦しようかと・・・・

だが待てよ
山中の塔を照らして
自然体系は・・・・?
芭蕉の ほの三日月が・・泣くよねぇ
などと言って
疲れも加わり
登る元気も無く
精進料理を食べて
一杯飲む方向に
舵を切りました

こんな事では
祈願は叶えられないですね
コメント
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