朝早く起きたら函館地方は
風は強いが雲のない快晴
民宿の窓から山肌が
緑の新芽と赤紫の山桜に彩られ
春の息吹を自然に感じる
縄文文化交流センターは
国道278号に接する
野原の真っ只中に
コンクリート打ち放しの壁が
広く平屋でのびのびと建ち
縄文の悠久世界を表している様だ
9時の開館を待つ間
周囲を散策
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津軽海峡が一望に遠く
津軽が
海風が強い
北側には恵山が連なり
西側に垣の島川
西側に垣の島川
センターの下部には
垣の島遺跡が・・・
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入場一番で場内はひんやり
縄文時代の発掘品が
系統的に陳列され次第に縄文にはまる
特に漆製品は九千年前で
中国より古く世界最古との事
中国より古く世界最古との事
またヒスイは新潟糸魚川産で
本州との交易が
あった事を物語る
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別室の部屋には
高さ41.5幅20.1の
国宝中宮土偶が
ガラスケースに入り
造形が現代的でもあり
しばらく縄文の世界に
タイムスリップ
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外へ出て
縄文早期から実に6000年間の長期に
地域の拠点になった垣の島遺跡を
実感
国内最大級の長さ190m高さ2m以上の
盛り土遺構
コの字型に紀元前三千年から
二千年に積み上げ
儀式に使われたらしい
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国道のバイパス工事が
きっかけで
発掘は今も続けられ
まだ発掘率2%と言う
周りの山々は針葉樹が4割ぐらい
当時はこの木はなく
落葉樹ばかりとの事
現代は針葉樹が山景色を変えていた
縄文時代の
木の文化、森の文化に
引き込まれた
巨大な垣の島遺跡でした
北海道、東北の北縄文文化を
一体化して
そのモチーフデザインが
素晴らしい
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