
雪解け後の畑は
枯れ草とともに
鹿の足跡と糞が
あちこちに残されている
スッキリした青空のもと
畑一面に暖かい陽射しで
コロコロした糞が
次第に硬くなった

糞を堆肥化するため
畑を耕そうと
冬眠していた耕運機の
始動を試みたが
エンジンが掛からない
チョークやガソリンの有無
その他チェックして
何度か始動紐を引っ張るが
うまくいかない

思いきり力を入れ
引っ張ったら
紐が切れてしまい
分解作業で丸一日かかった
気がついた時には
太陽が山の彼方に沈みはじめ
あたりが寒々として来た
耕運機始動は明日に持ち越し
帰り支度
獣対策もしないと踏ん切り
いざと言う時にこの有様
ほっとけ農場も
先が思いやられる

よくみると雑草が
畑中に根深く芽吹いて
ふきのとうの花蕾が嘲笑って
家庭菜園宜しくと
風に揺られていた


農閑期に大切に保管してアッたものでも・・
調子を整えるのに少々お時間を・・
この手の耕運機は、エンジンのスタートが
大概、紐で引いてエンジンスタート・・
スイッチオンでスタートにはならないんですね