6丁目のつぶやき

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武家屋敷に思う

2018-04-27 | 旅行
設計に携わった者としては
武家屋敷は武士の生き様を
反映し
精神的な棲み家として
興味がある


赤穂の武家屋敷は天上が無く
小屋梁が露出して
柱や梁のプロポーションが
品良くデザインされ
どこで声出しても
聴こえる広さの
空間の豊かさを伝えている




一方、備中松山藩の武家屋敷は
格式ある門構えから
奥座敷の畳敷と
板貼りの上にゴザを畳がわりに敷いた
次の間兼納戸
質素な中にもある程度の広さで
心地良さを感じる





丹波篠山の武家屋敷は
古く天保年間(1831〜1845)
の徒士住宅で茅葺屋根
漆喰塗りの外壁
もちろん居間は書院造り
庭園も池や踏石が素晴らしく
でもここもこじんまりした
空間の中に
武家の品性、格調を維持している



武家屋敷はその階級により
玄関の式台、座敷、付け書院
書院造り、数寄屋造り、
等々千差万別で
その格式は
豊かな空間づくりに
参考になる宝が
豊富で
是非活かしたいものです



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1 コメント

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プロの目 (屋根裏人のワイコマです)
2018-04-27 19:44:22
やはり 設計の超一流のプロとして観る
建物は、目の付け所が違いますね。
私たちからすれば、その武家屋敷に
どんな人達がどんな暮らしをしていたのか
精々その程度ですが・・
その建築構造や間取りなど・・この時代のもの
であっても・・今の建築デザインに参考に
なるんですね 改めて感心しました。
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