★7月9日の記事に、いいね!その他ありがとうございます。
*ブログへのアップを予定していた「2021.7.6-7.9 日記(下)」と「日本の蝶:イチモンジセセリ類(その5)」を次回に回して、先に昨日と今日の分の報告をしておきます。
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昨日(2021.7.10)は、珍しく一日中晴天。朝8時50分に部屋を出て、探索優先順位1位の霞丘陵に向かいました。9時20分から正午過ぎまで、いつものコースをめぐったのですが、蝶が全くいない!!
いつもカブトムシやクワガタやスズメバチが集まっている入り口近くのコナラ古木にも、K.M氏に教えて頂いた愛宕山頂の下のコナラにも、ウグイスの谷のクヌギやヤナギにも、オオムラサキどころか、虫の姿さえありません。コリアス草原を隈なく歩き回ったのに、(3月-5月あれほど沢山いた)モンキチョウは一匹もいない。
午後、第四小学校裏の、去年の7月にオオムラサキが来ていたというポイントに移動しました。灼熱の太陽の許、やはり昆虫の姿は全くなし。そのあと15時過ぎまで「青梅の森」をぐるっと回って探索したのだけれど、成果はゼロです。
結局、昨日(7.10)撮影出来た蝶は、ヒメウラナミジャノメだけ。あと見かけた蝶は、モンシロチョウ一頭、クロヒカゲ(第二化?)一頭、オオチャバネセセリ一頭、ダイミョウセセリ(第二化?)一頭、、、どれも撮影は出来ませんでした。
絶好の好天の7月中旬、、、なんで蝶がいないんだろう、、、、、、?
でもって、蝶の撮影は、ほとんど行っていません。オオムラサキが訪れるはずの愛宕山のコナラの木の横に生えていたヤマユリとかを、壊れているカメラと、使い方が分からないスマホ(小米)で撮影していました(スマホでも上手く撮影出来たようですが、パソコンへの取り込み方が分からないので、カメラで撮影した方を紹介しておきます)。
ヤマユリは日本固有種。斜面の笹藪の中に、ポツンポツンと一花づつ咲いているのが、より魅力的な趣きを醸し出しています。
写真1~6
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ヤマユリ。青梅霞丘陵。2021.7.10
ちなみに、ヒグラシの鳴き声はまだ聞くことが出来ないでいます(ニイニイゼミは一週間ほど前から鳴いている)。でも、山道を歩いている最中、足元からヒグラシが飛び立ったのに(異なる二か所で)遭遇しました。一瞬なので姿は確認していませんが、飛び立つ瞬間に“ケッ”と音(鳴き声)を立てたので、(これまでの経験上)ヒグラシに間違いないです。羽化間もない多くの個体が、地表近くに潜んでいるのだと思います。
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スマホ(小米)を送ってくださった宮崎の畜産試験所のK氏や、その使い方について遂一教わっているヨドバシカメラ吉祥寺店のM氏に多大なご迷惑をかけていることを想うと心苦しいのですが、それ以前に辛いのは、我が知能の余りの低さ。
例えば、冷蔵庫の使い方は分かります。テレビも何とか見ることが出来ます(宿泊するホテルなどで)。でも(例えば)洗濯機になると、何処を押せばどうなるのか、さっぱり分からない。
僕と機械(殊に電気製品)との相性は、(いろんな意味で)それはもう信じ難いほど最悪なのです。
「パソコン使えてるじゃないですか!」と言われたりもするけれど、出来ること(ごく限られています)は出来る(それも結構高度な操作を行っているみたい、笑)のですが、出来ないこと(ほとんどが相当)は全く出来ません。
操作方法とかが書いてある案内書などを呼んでも、書いてあることの意味(パソコン用語など)が、さっぱり分からない。そのたびに自分の知能の低さを痛感して、限りなく落ち込んでしまいます。
とういことで、スマホの「電源を入れる」「開く」「閉じる」方法に関しては、ほぼ習得出来たようですし、撮影もO.K.で、再現チェックも出来ているようなのですが、パソコンへの移動方法が分かりません。
動画も映像自体は写せているようなのだけれど、再現が出来ません。録音はたぶん出来ていると思います。でも、そこから先、どうすれば良いか、さっぱり分からない。
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今日(2021.7.11)も、天気予報は雨ですね。でもそんなに悪い天気じゃないです。それで、久しぶりに狭山丘陵に向かおうか、どうしようか迷ったのですが、ここは天気予報に従って、慎重に、、、。
ということで、探索は中止することにして、日曜礼拝に出かけたら、晴れてきました。
どうやら、天気予報に従いだしてから、上手くいかなくなってしまっている(蝶の撮影種数追加がストップしたまま)ような気がします。
あまり先の事は考えず、臨機応変に行動した方が良いみたいです。それで、お昼のバスで、瑞穂町経由で、東京都(武蔵村山市)側の自然公園に向かいました。
管理所(案内所)のスタッフの方に、オオムラサキの来る木を教わって、そこで待機することにしました。でもスタッフの方の話では、今年はまだ見ていない、とのこと。しばらく待っていたけれど、やっぱり現れませんでした。樹液は出ているのですが、カナブンが一頭いただけ。オオスズメバチも来ていません。
やはり全体的にチョウ(昆虫全般)自体が少ないのです。
*スジグロチョウの新鮮な夏型(第三化?)がいました(撮影出来ず)。
*アブラゼミの鳴き声を、今年初確認。
とりあえずここでの観察は切り上げて、埼玉側の「緑の森」に移ろうと考えていたら、雷が鳴り出し、雨が降ってきました。
大きな雷が鳴った途端、ヒグラシが鳴き始めました。さあ、いよいよ本番ですね。近いうちに「夜明け前の大合唱」の録音に取り組みます。
蝶の写真は、バス停に戻る際に道端で撮影した、コチャバネセセリだけ。
写真7~10
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コチャバネセセリ。武蔵村山市‐瑞穂町境付近。2021.7.11
*3枚目の写真に注目!吸い戻し行動。自分の腹部から水滴を排出した直後です。
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ところで、「オオムラサキ」は日本の国蝶で、「ヤマユリ」「コチャバネセセリ」は、日本固有種です(見栄えは正反対ですが)。「オオムラサキ」「ヤマユリ」「コチャバネセセリ」が出たところで、ちょっと、その話のさわりを、、、。
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日本の国蝶について(日本昆虫学会による選定です)。
【最終決定】
オオムラサキ(タテハチョウ科) 一般的な意味での見栄え=10点満点の10点
北海道~九州
朝鮮半島
台湾
中国大陸(北~東~西南部)
インドシナ半島北部
近縁種:1種(中国大陸東南部~西南部)
【ノミネート】
アゲハチョウ(アゲハチョウ科) 見栄え8点
日本全土
ロシア沿海地方
朝鮮半島
台湾
中国大陸(ほぼ全土)
インドシナ半島北部
近縁種:1種(フィリッピン・ルソン島)
【ノミネート】*和名が“帝”なのでノミネートされた。
ミカドアゲハ(アゲハチョウ科) 見栄え8点
紀伊半島南部、四国南部、九州、西南諸島
台湾
中国大陸南部
東南アジア各地
近縁種:多数(東南アジア)
【ノミネート】
ギフチョウ(アゲハチョウ科) 見栄え8点
本州
近縁種:3種(日本中部~北部、ロシア沿海地方、朝鮮半島、中国北部~中部~東部)
【My一押し①】
フジミドリシジミ(シジミチョウ科) 見栄え5点
北海道(南部)~九州
近縁種:2種(台湾、中国大陸中部)
【My 一押し②】
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科) 見栄え1点
本州、四国、九州(北部)
近縁種:なし
【My 一押し③】
コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 見栄え1点
北海道~九州
近縁種:1種(台湾)
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日本の国花について
【ノミネート&既成事実的決定①】
キク(キク科)
(チョウセンノギク×ハイシマカンギク:国外からの移入栽培種)
近縁種:主に東アジアに多数
【ノミネート&既成事実的決定②】
サクラ(バラ科)
(ソメイヨシノ=オオシマザクラ×エドヒガン:在来野生集団に基づく栽培品種)
近縁種:主に東アジアに多数
【僕の一押し】
ヤマユリ(ユリ科)
本州、伊豆諸島〈在来野生種〉
近縁種:特に見あたらない?
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コメントはしません。いろいろ、考えるところがあります。