プロンプターは、prompter 舞台芸術のそれなりの必要性から生まれた。オペラなど進行には欠かせないようだ。それが一方で、テレプロンプター Teleprompte の略で、補助的な装置として演説に用いられ政府首脳の記者会見に用いられたりした。その方式にはいろいろとあり機器としての興味は尽きない。それを用いて颯爽と深夜の記者会見をして消費税の値上げを発表した日本の首相がいた。そうして記者を指名するにもペンか何かで指していた人は、あっという間にその表舞台を引いてしまったので、空になったプロンプターが印象に残ったりした。それが、不吉なプロンプターというジンクスとなっているようだ。どうかと言うと、中日新聞が囲みで、初めてプロンプターを使った安倍首相を記事にしている。原稿映写機としているが、これを過去に使った首相たちは初使用から半年以内に退陣していることを指摘する。14日夜の記者会見写真は安倍さんの得意満面のようにも見え、これをジンクスとするか、歴代首相の名が並ぶ。 . . . 本文を読む
「黒子のバスケ」男逮捕 脅迫文など 36歳 容疑認める 中日新聞20131216トップ記事、見出しである。リードには、バスケットボールを題材にした週刊少年ジャンプ(集英社)の人気漫画「黒子のバスケ」を中傷する脅迫文書が報道機関などに送りつけられた一連の事件で、警視庁は十五日、作者の藤巻忠俊さんの母校、上智大に硫化水素入りの容器を置いたとして、威力業務妨害容疑で大阪市東成区今里西三、職業不詳渡辺博史容疑者(36)を逮捕した、とある。脅迫事件は経緯に2012年10月に硫化水素液体を置き、2013年11月までに7回にわたって脅迫などを続けてきた。30面に、ごめん、負けました という見出しに関連記事がある。その左横に、五輪便乗 狙う省庁 「おもてなし」事業、新型ロケット と見える。取材記事で、五輪関連として各省庁が検討する事業を挙げている。 . . . 本文を読む
BS放送WOWOW 見た。ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 Life of Pi 2012年米・台湾 上映時間:127分 第85回アカデミー監督賞、アン・リー監督が受賞したことで、つとに知られた映画だ。幻想的な手法だ。宗教を三つも信じる少年がいて、その名は、割り切れない数字の円周率、パイであるという、自己紹介だから、ここから漂うのは夢想家だろうかと、と言っても、少年時代の話であるし、インドであるから、この設定はと思っていたら、家業が動物園とあって、ちょっとわたしたちの発想にはないことだと、まして動物園の中身だけを北米まで日本の貨物船で運ぶのだから、スケールのある映画だと納得して、か、わからないけれど見続けることになる。227日も漂流していたら、あの正字ならぬ日数の、船べりにつけたナイフ傷は、その記録は45個と2つになって、とか思いながら、だんだんと漂流のマジックにとりつかれて、終わりの方の映画のシーンで数えていた、たしかに10を並べて、4段ぐらいになっていたか、定かではない。聞き取るライターが、それじゃハッピーエンドだとか言って、そういうふうに描きたかったのだろうと思った。監督の手腕は賞の講評に任して、飛び出す3Dがところどころ、わが家の平面テレビにも現れて、と思ったのだが、画面がはみ出ているのには、たまげた。 . . . 本文を読む