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北海道現代川柳「極光四号」より・・・心の盾(石井有人)

2010年11月03日 | 川柳

     心 の 盾     石 井 有 人

 どんなに優れた人であっても、外からの影響に対して、全

く何も感じない人は居ないであろう。社会生活の中にあって

は、様々なタイプの言動に一喜一憂することも少なくないと

思う。そこで、「受け止める」と「受け入れる」という似て非

なる二つの意味を理解しながら、対応策を考えて置くことで、

本来感じていたストレスを減らして、より大らかに生きてい

けることを知っておくべきである。

 

 では「受け止める」ときの留意点としては、自分にはしっ

くりこないことでも一応向き合い、自分の考えと比較するこ

とによって混乱してしまうのではなく、一時的に相手の言っ

たことに興味を示し、「そうゆう意見もあるんだなあ」くら

いに止めおくこと。

また「受け入れる」については、自分に

しっくりきたことであれば、喜んで心の扉を開き、相手の存

在や言動内容を噛みしめることによって、お互いの信頼を深

め合えれば良いのではなかろうか。

 

 要するに、何もかもを大事な自分の領域に取り込んでスト

レスを溜めるのではなく、「受け止め」と「受け入れ」を上

手に使いこなすことによって、自分らしい生き方を支えてく

れる「心の盾」を備えておくべきである。

これから川柳を

学んでいく上でも、何を一番大切にすべきかをきっちり抑え、

その信条をベースに自分に相応しい川柳の道を選び出し

      堂々と歩まれる事を願っている。

           ・・・・・今日は文化の日・・・・・

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