ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の梅と寺社(3)

2022-03-21 08:49:08 | 水戸

長福寺(塩崎町1135)
 石門の外も内も、梅が満開になっていました。長福寺は、天台宗の古い寺で、幕末には、事態収拾のために遣わされた宍戸藩主・松平頼徳(よりのり)が駐屯し、その後、幕府側追討軍の本営が設置された場所だそうです。

 

林光寺(酒門町35-1)
 これは去年の写真ですが、今年もきれいに咲いていることでしょう。林光寺は、かつて寺町に浄了が開基した寺で、その後、今の地に移った浄土真宗の寺だそうです。

 

愛縁稲荷(宝蔵寺 谷田町633)
 宝蔵寺境内にある、小さなやしろですが、鳥居前のウメが風景をはなやかにしているようでした。愛縁稲荷は、もと柵町にあって、徳川頼房以前に水戸城主になった徳川家康の第5子・武田万千代(信吉)の病気平癒に効験がなくて、その後転々して、今の宝蔵寺内に来たという伝説があるそうです。

 

六地蔵寺(六反田町767)
 写真をを撮った日は、副貫主の結婚式の佳日だったようで、ウメも満開になっていました。中央奥は地蔵堂です。六地蔵寺は、真言宗の古い寺で、かつては六蔵寺といわれていたそうです。徳川光圀ゆかりのシダレザクラ、年代の分かる最古の根来塗り盥(たらい)、樹齢1100年のスギや、800年のイチョウがあります。

 

水戸黄門神社(三の丸2-2-4)
 神前に、梅香径(うけかおるみち)の鉢植えされたウメが咲いていました。徳川光圀が生まれた、家老・三木之次(ゆきつぐ)の屋敷の跡に建てられた神社でだそうです。三木屋敷はその後、藩の中御殿になったそうですが、引退後の光圀がそこを訪れた時、老木になった梅を見て、「朽(くち)残る老木(おいき)の梅も 此(この)宿のはるに二たひ(再び) あふそ嬉しき」とうたったそうです。

水戸の梅と寺社(2) 

コメント
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