見川稲荷神社(見川2-91)
拝殿に内裏雛が置かれていました。この神社は、季節ごとに菊が展示されたり、例祭にはたくさんの提灯が飾られたり、奉納物として米袋がいくつも並んでいたりして、神官や氏子の努力が見えるようです。
水戸市立博物館(大町3-3-20)
今、水戸市立博物館では、「渡り鳥の不思議」展とともに、「水戸城下のひなまつり」展が開催されています。後者で展示されていた明治時代の内裏雛です。「明治以降の雛は、江戸の古今雛(こきんびな)の流れをくん」だものが多いとありました。古今雛は、江戸末期にできあがった、男雛が束帯、女雛が十二単(じゅうにひとえ)という公家の正装をかたどった雛人形だそうです。この内裏雛は、いかにも公家風の顔つきで、おちょぼ口です。ほかに、大正、昭和の段飾りや、御殿雛、貝合わせなどもありました。
水戸市博物館(大町3-3-20)
これは以前水戸市立博物館で見た、昭和6年に行われたという幼稚園の雛祭りの写真です。子供たちがエプロンをしていますが、甘酒か、お節句の食事でもつくったのでしょうか。
弘道館鹿島神社(三の丸1-6-4)
つるし雛は、広く飾られるようになったようですが、水戸ではその風習はなかったようです。これからの新しい風習となっていくのでしょう。去年の瓢箪ランプ展での風景です。
水戸八幡宮(八幡町8-54)
これも以前の写真ですが、水府提灯製造の青野商店が、雛人形形提灯を奉納したようでした。家庭用提灯雛人形ができれば、片付けるのに場所を取らなくていいかもしれませんね。