千歯こき(大塚農民館 大塚町1223-2)
千歯こきは、元禄時代(1688-1704)に考案された、鉄の櫛状になったたくさんの歯で脱穀する農具だそうです。千歯は少し大げさのようですが、千把こき、千刃こきとも書くそうです。大正時代に、足こぎ式の脱穀機が現れるまでの長い期間使われたそうです。
大乗妙典千部読誦攸(長福寺 塩崎町1135)
最後の字がよく見えないのですが、たぶん、所という意味の攸(ゆう)だと思います。大乗妙典(法華経)を千回読み終えた記念碑のようです。法華経の字数は約7万字だそうですので、それを千回よむとすると、たいへんな時間がかかったようにも思えますが、あるいは複数の人が読経した合計なのかもしれません。
千社札(有賀神社 有賀町1032)
民俗学者の山中共古によると、千社札は、千度詣でのような千の字にこだわる信仰形態と、三十三ヵ所などに自分の名を記した札を納める信仰形態が結びついて発生したものとしているそうです。天明-寛政期(1781-1801)には盛んになったそうですが、遊興化などが進み、寛政11年(1799)には取締対象になるほどだったそうです。その後もこの習慣は続いてきたようですが、今は、寺社が汚れることから、ほとんどの寺社は禁止しているようです。
ごま千両(入船堂 南町3-4-14)
千両小判をかたどった、ごま煎餅です。ごまのない普通の千両煎餅もありました。今の感覚で千両は1億円くらいのようです。私は五千両買ってきました。
和・菜・肴 かしの木 千(宮町2-2-5)
駅近くの細い小路にある典型的な居酒屋です。このあいだ寄ってみましたが、コロナのくびきから半分解かれたようで、予約がいくつも入っているようでした。少しでも早くこれが普通になってほしいものです。
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