粳米(うるちまい)でつくったのがせんべいで、糯米(もちごめ)でつくったのがあられ、おかきだそうです。あられ、おかきの違いは、現在は大きさのようで、小さいのがあられだそうです。
醤油を焼いた香ばしさと、こりこりした食感が基本ですが、お茶と合うということも大切なことなのでしょう。今は軽い感じばかりが求められているようですが、もっといろいろなおいしいかたちがあるべきでしょう。水戸にも何軒かのメーカーがあります。
入船堂(南町3-4-14) よい伝統的雰囲気をもった店です。
都炉美煎本舗(栗崎町1249(本店のようです)、見和1-311-3) 水戸のせんべい購入金額が全国一('16)なのは、この店のせいなのでしょうか。写真は見和店です。
佐久山傳造商店(梅香1-2-57 ) 東日本大震災で大きく被災して、リニューアルしたそうです。
巴堂(根本製菓 赤塚1-1997-24) 根本製菓の直売部門として巴堂を開店させたそうです。
金来屋米菓店(八幡町7-8)
水戸八幡の初詣で、近いこともあるようで、シソ葉を焼き付けた梅せんべいなどを売っていました。
観音とは、本来は観世音菩薩といい、大慈悲心で人の苦しみを救う存在で、色々なの姿で現れるという、多分一番ポピュラーな菩薩のようです。
延命観音(大場町)
延命というのは、呪詛(じゅそ)や毒薬から守り、寿命をのばすという意味だそうです。桜川市にある雨引観音を勧請してつくられたのでしょう。
十一面観音(鯉淵町)
十一の無知・煩悩を断つということだそうです。持福院十一面観音堂の前にある石仏です。観音堂にある観音本体は見ていません。
千手観音(吉沼町686)
千の手で衆生を救済するということのようです。写真は、吉沼観音寺跡にあるお堂にある観音です。ここには、定朝様式の阿弥陀仏もあります。
如意輪観音(小吹町)
如意は宝珠、輪は武器で、本来はそれらを6本の手で持っていたようですが、一般には衆生(しゅじょう)の救済を考える姿となっているようです。小吹町の墓地にある、宝暦6 年の銘がある 如意輪観音です。
馬頭観音(川又町)
川又観音境内にある石仏群の中の馬頭観世音です。農耕に多くの馬が使われていたからなののでしょうが、動物を大切にしていたことのあらわれでもあるのでしょう。
眺めのよい地に自分で勝手に名前をつければ、そこが展望台になり、ゆっくりと風景を楽しむことができます。そうした場所のいくつかを並べてみます。
眺めのよい場所はそれほどたくさんはありません。そうしたところに出会ったときは、少なからず心がはずむものです。
城から 水戸一高校庭(三の丸3-10-1)
水戸城本丸の一部である、下の丸といわれた東の突端から見える下市(しもいち)方面の眺めです。
橋から 好文橋(千波・御茶園線の桜川にかかる橋)
偕楽園公園を一望できるよい場所です。
寺から 定善寺(酒門町363)
梅の花を俯瞰できる珍しい場所です。
駅から 鹿島臨海鉄道常澄駅(塩崎町3300-2)
駅から見える田の風景を見ると、日ごろこの駅を利用する人たちがうらやましくなります。鹿島臨海鉄道のその外の高架駅も同様です。
道から 上市242号線(備前町4)
このあたりからは、梅香トンネルや、町並みがよくみえます。崖下、紀州堀の向こう側にある道からもよい眺めが楽しめます。
西部図書館(堀町2311-1)
新居千秋(あらいちあき)設計で、平成4年に開館した、円形をふんだんに使用した図書館です。吉田五十八賞を受賞したそうです。市長だった佐川一信が寄贈した法律関係の佐川文庫があるそうです。両側にはテニスコートとゲートボール場もあります。
水戸芸術館(五軒町1-6-8)
磯崎新(いそざきあらた)設計で、平成2年に開館した施設です。「公共建築百選」や「建築業協会賞」を受賞したそうです。美術は現代が中心、演劇は若い人の育成もめざし、塔はかなりシュールといった、多分開館当時は相当な反発があっただろうと思われる、今は周囲の風景になじんだ建物群です。
水戸商業高等学校(新荘3-7-2)
茨城県技師・駒杵勤治(こまぎねきんじ)の設計で、明治37年に竣工した校舎の、本館玄関部分で、国登録有形文化財に指定されているそうです。ベルサイユ宮殿を模したデザインだそうです。(後日 ロココ調だそうです)駒杵は、旧土浦中学校本館や、旧太田中学校講堂(共に国の重文)もてがけているそうです。
水道低区配水塔、流量計室(北見町2-11)
水戸市の水道技師・後藤鶴松が設計し、昭和7年に竣工した水道の建物で、国登録有形文化財だそうです。塔は高さ21.6m、直径11.2m、水槽容量358.3㎡だそうです。平成17年に往時の色を再現させたそうです。現在は役目を終えているそうです。写真手前が流量計室です。
茨城県立歴史館(緑町2-1-15)
森京介建築事務所が設計した建物で、昭和49年開館したそうです。文書館部門と博物館からなり、一橋家記念室も併設されています。石を貼り付けた斬新なデザインで、風格のある建物です。