弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告→法科大学院教授になった竹内浩史のどどいつ集

どうにかこうにか みんなで祝う 日本政府も 駆け付けて

2006年07月29日 18時46分08秒 | 未分類
ドミニカ織り込みどどいつ大団円編。
この件では、裁判の力についても大いに考えさせられた。
(毎日新聞夕刊から抜粋)
 ドミニカ共和国への日本人移住50周年を記念し、レオネル・フェルナンデス大統領主催の式典が28日午後(日本時間29日未明)、首都サントドミンゴの大統領宮殿で開かれた。
 出席した移住者約30人らに大統領は「日本とドミニカの血のきずな、家族のきずなにお祝いを申し上げる」と演説した。移住50周年の29日には、サントドミンゴのホテルで記念祭が開かれる。
 大統領主催の記念式典には、小泉純一郎首相特使の尾辻秀久参院議員らも出席した。

 移住者代表としてあいさつした嶽釜(たけがま)徹・50周年記念祭執行委員長は「すべてのドミニカ国民に対し、この50年間に我々が受けた善意と連帯、支援に心から感謝したい」とスペイン語で謝意を述べた。
 尾辻特使はスピーチで小泉首相の移住者に対する「おわび」談話について説明。

「聞くだけ聞いて」と 求めておいて 「なんで聞いた」と 非難する

2006年07月29日 10時32分06秒 | 未分類
そうした結果、裁判官が何度も法廷を開き、尋問まで行ったのに、その結果が反映されない判決(例えば門前払いのような却下や棄却)になる例も出て来る。
しかし、それを「今までの審理は何だったのか」などと非難するのは、良くないことだと思う。
裁判官は、不必要かも知れないと思いながら、丁寧に聞かないのも良くないと思い、当事者の求めに応じ時間を割いて審理を続けて来たのである。
それがそんな非難を浴びるのであれば、次からは1回結審を考えるようになるだろう。

ガス抜き尋問 安全装置 不満爆発 せぬように

2006年07月29日 00時07分57秒 | 未分類
そこで、久しぶりに、名裁判官の名言どどいつシリーズ。
東京高裁E裁判長の名言から。
「ガス抜きのための尋問もあってよいのです」

「聞く耳持たぬ」と 言われぬように 本人尋問 聞いておく

2006年07月28日 19時37分54秒 | 未分類
東京高等裁判所にいた当時、時折話題になっていたのは、証拠調べを全く採用しないで判決をし、控訴されて来る事案である。
意外に思われるかも知れないが、たとえ結論を左右しそうにない尋問でも一審である程度聞いてあげたらどうか、というのが裁判官の多数説であろう。
私もそれに共鳴して来ているので、一見明白に判決に不必要な尋問でない限り、特に本人尋問は採用するようにしている。
担当事件がこれ以上増えて来たりすると、そうも言ってられなくなるかも知れないが。

ドイツ・イタリア パロディーにした 日本びいきの 「独裁者」

2006年07月27日 23時13分26秒 | 未分類
NHK衛星放送で、チャップリンの「独裁者」を見た。
1940年にドイツとイタリアの独裁者を鋭く風刺する喜劇映画を作ったのは凄い。
日本人として救われるのは、両国と三国同盟を結んでいた日本が登場しないこと。
先月放送されたNHK「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」によると、彼は大の日本びいきで、日本人を秘書にし、生涯で4回来日したという。しかし「5・15事件」では危うく一緒に暗殺されかかったというから、日本の軍国主義化を知らなかった筈はない。日本人を信じてくれていたのか。

宝くじとは 違うとしても 不公平では? ミリオネア

2006年07月27日 22時36分59秒 | 未分類
今日は早く帰宅したので、フジテレビ「クイズ$ミリエネア」を久しぶりに見た。
私と同い年の癌患者の女性が見事に1000万円を獲得するという、見どころがあった。
しかし、問題はその次の挑戦者の「エキシビジョンマッチ」である。
最近は、招待した著名人を「早押し並び替えクイズ」抜きでセンターシートに座らせるのが恒例になったが、クイズ番組の命である「公平性」を決定的に損なっていると思う。
従来のように、芸能人を予選なしで招待する代わりに、「補欠ルーム」スタートとすることでハンデを付けるのは名案だったのに。

ほんとに勝訴を させてもいいか? もう一場所だけ 見てみたい

2006年07月27日 17時14分41秒 | 未分類
大関白鵬の横綱昇進が見送られた。横綱審議委員会は、諮問してほしかったらしいが。
でも、「もう一場所見たい」というのも、分からないではない。
裁判官も、決心がつかない時に、結審を一回延ばすことがよくある。

そんな首相は 中々いない 平和主義者で クリーンで

2006年07月27日 08時45分19秒 | 未分類
ロッキード事件の「罪」での田中元首相の逮捕から今日で30年。
今にして思うと、中国との国交を正常化した「功」の面は懐かしくもある。
後任の三木首相は、平和主義者で「クリーン三木」と言われたが、そういう政権は、この国では概して短命に終わるようである。

大阪名物 がめつい大家 「敷引」特約 ぼったくり

2006年07月27日 00時43分35秒 | 未分類
26日の大阪高裁(上告審)判決から。

(読売新聞)不当に高い「敷引」無効、家主側の上告棄却…大阪高裁
 関西地方で賃貸住宅を退去する際、家主が敷金返還時に一部を差し引く「敷引」を巡り、堺市内の賃貸マンションを明け渡す際、敷金60万円から、修復費用とは無関係の「敷引」として50万円を差し引かれた男性の遺族が、家主の不動産会社(堺市)に敷金全額の返還を求めた訴訟の上告審判決が26日、大阪高裁であった。
 井垣敏生裁判長は、不当に高い敷引を無効と判断し、家主に約48万円の返還を命じた2審・大阪地裁判決を支持、家主側の上告を棄却した。
 弁護士らでつくる「敷金問題研究会」(大阪市)によると、高裁レベルで敷引が無効と判断されたのは初めて。


魔法の呪文が 通じるように ほうき駆使して 税も消す?

2006年07月27日 00時41分54秒 | 未分類

僕はバッジを 無くしはしない 日弁連の 金庫内

2006年07月27日 00時05分28秒 | 未分類
同じく「トリビアの泉」から。
「弁護士バッジの裏にはバッジを無くした回数が書かれている」

私はさすがに弁護士時代の16年間を通じ、一度も無くさなかった。
そして、弁護士任官の際には、規則に従い日弁連の金庫に保管してもらうことにしたので、無くさずに済む。
私のバッジと再会するのは、いつの日か?

「訴訟マニア」の 目的は何? まさか私に 会いたいの?

2006年07月26日 23時15分01秒 | 未分類
今日放送されたフジテレビ「トリビアの泉」から。
「ひとめ惚れをした女性裁判官に会うきっかけ作りに100回以上訴訟を起こした男がいる」
ただし、ルーマニアでの話。
もっとも、日本でも、多数の裁判を起こし続けるため、裁判所内だけでは有名な人が何人もいる。
裁判所が、他の官庁と違って親切で、訴えに対しては一々何らかの応答をしてくれるからかも知れない。

メモを解禁 した長官が 残す「オーラル ヒストリー」

2006年07月26日 21時44分33秒 | 未分類
矢口洪一元最高裁長官は、退官後に「オーラルヒストリー」を残している。
長官当時の大法廷判決で、傍聴人のメモを解禁した方にふさわしい、記録の残し方か。

司法界では 「ミスター」と言えば この人だったと 追悼す

2006年07月26日 21時35分23秒 | 未分類
「ミスター司法行政」矢口洪一元最高裁長官が逝去。
様々な評価がされているが、「弁護士の裁判官登用に踏み切るなど司法改革を積極的に進めた。陪審・参審制の研究にも着手し、国民の司法参加のあり方について調査、後の司法制度改革の議論につなげた」(読売)功績は多大だと思う。

まさか爆発? MRIが! 予見できぬも MURIもない

2006年07月26日 00時29分24秒 | 未分類
25日の福島地裁いわき支部の無罪判決から。
(朝日新聞から抜粋)
福島県いわき市の病院で、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)が撤去作業中に爆発し、8人が重軽傷を負った事故で、業務上過失傷害罪に問われた医療機器メーカーの社員に対する判決公判が25日、福島地裁いわき支部であった。高原章裁判官は「機器が破裂・爆発するという予見可能性はなかった」とし、いずれも無罪(求刑各禁固1年)を言い渡した。