弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

判・検「独立」 弁護士「自治」も 独善的では いけません

2006年07月09日 22時49分41秒 | 未分類
今日のシンポジウムのパネルディスカッションでは、特に法曹関係者以外の方々の発言が、遠慮なく言いたい事をおっしゃっていて面白かった。
「裁判所・検察庁・弁護士会は本当に仲が悪い」
「独立や自治と独善とは違うはず」
「学者も大学の自治にあぐらをかきがちだが、専門家集団が市民に心を開くことが大切」

確かに、「裁判官の独立」「検察官の独立」「弁護士の自治」が、市民からの独善に陥らないよう、常に自戒が必要だと再認識させられた。

司法改革 申し子ならば ひとのやれない 事をやれ

2006年07月09日 22時22分14秒 | 未分類
「司法制度改革の未来をともに見つめて」と題する司法制度改革審議会意見書5周年記念シンポジウムが今日開かれた。
司法改革なかりせば、弁護士任官もなかった。だから「司法改革の申し子」と名乗っている私も一般参加した。
審議会長だった佐藤幸治教授の基調講演の後、改革の3本柱「裁判員制度」「総合法律支援制度(法テラス)」「新しい法曹養成制度(ロースクール)」をテーマに報告とパネルディスカッション。
弁護士任官は取り上げられなかったが、せっかくだからキャリア裁判官に出来ない事をしなければと思っている。

パンツ履いてる ゴレオのような オリバー勘が 良かったな

2006年07月09日 21時39分37秒 | 未分類
熱狂的なサッカーファンでもないのに早朝まで起きていたのは、前回ワールドカップで最も記憶に残ったドイツの名ゴールキーパー、オリバー・カーンが先発出場すると聞いたから。
今回のワールドカップのマスコット「ゴレオ」も、よく似ていると言ったら失礼だろうか。
「可愛くない」「パンツを履いてないから見苦しい」と不評で、作った会社が倒産するほど不人気だったらしいが、せめてパンツを履かせておけば良かったのに、と悔やまれてならない。
さすが本物のカーンは、1点は取られたものの、動物的?勘で好セーブ連発だった。

誰が王冠 こじ開けたのか? 「重い扉」を こじ開けた

2006年07月09日 04時46分34秒 | 未分類
先程までフジテレビで放送(3時10分~4時05分)された「重い扉 名張毒ぶどう酒事件の45年」を見た。「FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品」。
サッカーワールドカップ3位決定戦(ドイツ×ポルトガル)を見ようと起きていて、たまたまチャンネルが当たっただけだが。
三重県名張市で45年前に起こった「名張毒ぶどう酒事件」は、ぶどう酒の王冠を開けて毒薬を入れた殺人事件の犯人が被告人かどうかが争点。1審(津地裁)無罪、2審(名古屋高裁)死刑という異例中の異例の経過を辿り、昨年「重い扉」とされる再審の開始決定が出た。

無理もないから 予見は無理で だから無罪と タネ明石

2006年07月09日 01時58分22秒 | 未分類
7日の「明石砂浜陥没事故」神戸地裁判決(日経8日朝刊)から。
「砂浜表面に何らかの異常が出現するはずと被告らが考えても無理はない」などと予見可能性を否定。
「被害者や父親に落ち度がないにもかかわらず、誰もその結果の刑事上の責任を問われないことに素朴な疑問が生じるだろう」が「被告らの刑事責任を肯定するために法に定められた構成要件を不当に拡大するのは、適正な態度であるとはいえない」
「二度とこのような悲惨で痛ましい事故が起こらないよう万全の措置を関係者に望む」