ごしょらくさん

後生楽的爺さん、我が道を往く

キノコ採り夜話

2014-10-13 18:28:47 | daily happenings
台風19号の影響で我が地区も今日は雨、やることもないんで、これまでのキノコ採りに纏わるあれやこれやの出来事を語ってみようかなと。

何故オイラがキノコ採りが好きかと申しますと、第一に、両親共にキノコ採りが大好きで、子供の頃、ちょくちょく山へ連れて行って貰ったことに起因する。

その後、社会人となり暫く遠ざかってはいたが、何故かオイラの友人達がキノコ採りの好きな連中ばかりときて、それに触発されたことが第二の理由だ。

渓流釣りの師匠T氏、高校の先輩Tちゃんを始め、友人T、最近ではSという男も登場するが、皆それぞれ無類のキノコ採り大好き人間である。

群生するジコボウ

ここで言うキノコ採り大好き人間とは、自分を含め、皆さん一様に、どちらかというと食べることより採ることに喜びを感じている人間ばかりだ。

特に、キノコの王様マツタケに至っては、宝探しにも似て、山中から宝石を探し出すかのスリルと興奮は、この世界を知らない方々にはご理解できないであろう。

因みに、泥沼の如く深き欲望渦巻くマツタケ採りの世界にオイラを引きずり込んだ張本人は、文中のT氏とTちゃんのご両人であります。



数年前、マツタケ林で出会った某X氏(名前は忘れた)など、マツタケよりジコボウの方が遥かに旨いと仰りつつも、懸命にマツ様を探し求めていた。

難病のパーキンソン病を患っているという氏、「足が動かねぇ」と言うと地面に座り込むが、「俺がおんぶして連れ帰らなきゃなんねぇか?」と青くなる。

手を引き~の、一緒にゆっくり歩き~ので、時間をかけ何とか松林の出口にたどり着き、無事生還と相成ったが、正直、エライ目に遭った。

そのことがきっかけとなり、「ここで会ったのも何かの縁だ、マツタケが出る山を教えてやる」と言うと、枯れ枝を鉛筆代わりに地面に地図を描くのであった。

「誰かに会ったら、俺に聞いたと言っちゃいけないで」と念を押すX氏、その後再び出会うことも無かったが、今もマツタケを追い求めているであろうか。



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