以前のblog で、MSI社のWindowsタブレットPC、Windpad 110Wのメモリー&HDD換装の事を書いた。所持機は、無線LAN機能はあるが、WWAN接続機能は、無かった。Latitude E4300(dell)を最近取得したが、やはりWLAN機能だけた。Windpad 110WにもWWAN機能を持つ機種があったが、高価であり、法人向けとして販売されており、個人向けとして市場に出てくる中古品は、稀少。Notebook PCでもWWAN付きは、大手メーカーでも、新品のBTO/高級機に限られているようだ。
要は、通信カードとSIMスロットを個別に乗せる訳だが、昨今では、費用対効果としてもマッチしなくなったのだろう。
Mobile WiFiルーターが登場、複数の情報端末でもインターネットへ容易に接続できるので、WLANを搭載したゲーム機、PC、タブレット、家電などが氾濫している。大方のモバイルWiFiルーターは、バッテリーを内蔵し、どこへでも持ち運べて便利だが、バッテリーが切れれば、無用の長物となりかねない。
E355は、バッテリーを持たない、USB端子より電源の供給を受けて作動する、「USB 3G WiFi アダプター」である。国内にも同様の製品は、従来ある。 近年は、海外でプリペイドSIMカードと一緒に、街角で気安く販売されていると聞く。
E355は、Hongkong経由の輸入品らしい。メーカー・Huaweiの日本語HPをのぞいても、その名は無かった。
(Huawei E355 21Mbps HSPA+3G WiFi USB Stick(SIMフリー輸入版))
(Huawei E355 箱裏の説明書き)
3月2日 Huawei E355の設定&運用 10:00~12:00
※購入前、Webサイトでチェックし、運用できる見込みがついたので、購入した。「掲示板」には、「ちんぷんかんぷん! お蔵入り!」とか、「わかりやすく、軽快!」など、様々な書き込みがあった。要は、「自分でやってみろ! 自信が無ければ買うな!」と、言うことらしい。
SIMカードは、b-mobileのデータ専用で、ギャラクシーTab 7.0で使用している「標準サイズ」を流用した。別購入として、microSDカードが必要。
(本体サイズ 90×27×12mm)
製品には、全体に突起した引っかかり部分がないので、堅めのUSBコネクターカバーを開けるのには、少々コツを要した。緑色部分が、WiFi/3Gの接続状態をカラー点灯で表示する場所の表蓋になる。表蓋は、やはり突起部分がないので、消しゴムを使ってコネクター方向へ1mm程ずらせると、開いた。
(黒色がmicroSD SIMのチップ面が逆のため分かりずらい)
「説明書」は英文のため、要所にある図解と、必要と思われる個所だけを読んだ。microSDのセットは、図解を参考にした方が良い。やはり、コツがいる。
【端末の設定】(OSはWindows 7 Pro 64bit)
1.PCのUSB端子へW355をセット
2.E355をPCが認識、検出file(AutoRun.exe)の自動再生。自動再生しないときは、fileをクリック再生、デバイスドライバーのインストール開始
3.IE/ブラウザでHuaweiの設定画面(http://192.168.1.1)が自動検出され、「log in」を要求される
user name : 「admin」 password : 「 」
passwordに 「admin」と記入する
(1/6) Quick Setup Wizardの画面が出るので「next」をクリック
(2/6) Profile setting profile name:「 」・ user name:「 」・password: 「 」・APN:「 」・○dynamic ●static
※b-mobileより案内のあった「APN・設定情報」を各記入した ●staticを選定
(3/6) Dial-up setting connection mode:「manual」
(4/6) WLAN setting ssid name:「●●●●●」・ssid broadcast:「Enable」
※ssid nameはE355本体内部に記載されているssidが自動的に記入されていた
(5/6) WLAN setting 802.11 authentication:「wpa/wpa2-psk」・encryption mode: 「AES+TKIP」・WPA pre-shared key:「●●●●●」
※この項目はすべて自動で記入済み
(6/6) Summary
※この項目は(2/6)~(5/6)の内容を確認表記
4.上記設定「stay」で完了
最初のHuawei設定画面に戻り、画面内にある「connect」をクリック、インターネットに接続した。「説明書」には、10分間、情報のやりとりが端末を介して無い場合には、disconnect(切断)と書かれていたが、Huaweiの設定画面「disconnect」をクリックしても、切断できる。
(21.6Mbpsでの接続が確認できる)
なお、表蓋上のインジケーター表示としては、緑色点灯―WiFi、青色点灯―3G、各接続状態ということ。また、E355をPCのUSB端子に挿入して、自動的にHuaweiの設定画面が現れない場合は、URLに「http://192.168.1.1」を打ち込んで、開くこと。
以上、E355のインターネットの接続構築が出来たため、USB端子を持つ端末については、WWAN(Wireless Wide Area Network)の問題は、無くなった。
「OCN モバイル ONE」、112.5Mbps 30MB /日 ¥980(月額基本料)に新規加入して、SIMをセットしたが、問題なく、接続・運用している。ただ、E355が、速度21.6Mbpsのため、もったいない気がしないでもないが、目的とするネットサーフィン、メール使用では、十分である。