卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

2018年「第12回明治神宮外苑大学クリテリウム」応援記!

2018年03月17日 14時22分56秒 | 自転車

2018年「第12回明治神宮外苑大学クリテリウム」応援記!

 

 

3月11日、東京の最高気温は14度が予想されていましたが、早朝6時は体感5、6度位で、曇天の空にも時折陽射しのある模様でした。OB機材係として、応援のぼり旗・「応援要領」パンフとOB用記念品の入った手提げ袋を20ヶほど積み込み、会場の絵画館駐車場に到着したのは、7時半過ぎでした。

何から何まで値上げの時代、大会関係者1日駐車場代は、昨年の倍の¥3,000、大会プログラムも¥1,000になっておりました。

 

事務局19期のNMさんと、昨年同様の正面池脇の鉄製ゲートへ「のぼり旗」10本を組み立て・固定作業中に、OB会長が来られました。早速、会長は、一昨年OB有志により製作された「大型応援のぼり旗」展張の準備です。

会場内は、応援機材を据え付ける場所は限られます。最も取り付けやすいコース内の仕切り柵は、安全上により禁止で、他には標識支柱や公園柵などですが、限られた数や景観上より、これまた大会運営管理者より、「OK」が出ません。

私達が目を付けたゲートは、大会関係者より「絵画館側の管理物として、管理者より撤去等の指示が出れば、それに従ってもらえれば良く。指示が無ければ、早い者勝ちで、使用しても良いのでは?」と、昨年、話の出た場所でした。

非常に目立つ場所で、宣伝効果は抜群です。競合相手も無く、今年も゛すんなりと ゛取り付けを終えることが出来ました。

 

 

(「応援のぼり旗」を取り付けて 会長・NKさん NMさん)

 

 

この競技大会は、東京開催という地の利が良いので、OB会でも関東甲信越地区と限られた方々ではありますが、年1回定例として数十名の皆さんに呼び掛けを行っているイベントです。暖かくなり始めの初春、日曜日開催なので、就業者の方が貴重な休日を1日使っての応援は、余程の思い入れがありませんと難しく、多くの誘惑を断ち切っての参加になります。今年は、どの位の方が、参加して頂けるのでしょうか?

 

会長共々、サポート車のある現役待機ブースを訪問、OB会より心意気として幾許(いくばく)かの「支援金」を、会長より主将へ贈呈しました。また、都合良くブースを訪れた、応援部の責任者と同道、会長より応援部の皆さんに、ご挨拶(お礼)を申し上げる機会を頂きました。

 

 

(自転車の調整・スタンバイに忙しい各校チーム)

 

 

(応援部の皆さんを前に、ご挨拶するOB会長)

 

 

午前10時、案内葉書に記載の集合場所には、三々五々、事務局役員他、常連の方や遠隔地から久しぶりのOBの方々が、集合しました。

不便なことに絵画館周りや外苑周回道路近辺には、雨風をしのげて、しばし休憩が出来る様な待合場所や施設がありません。2、3のベンチと狭いテント張りのあるこの場所を探すのが、やっとで、ここ数年は同じ場所に集合しております。途中参加を含め、応援参集のOBの皆さんは、創部期の4期から、40期までの13名の方々でした。遠くは、群馬県の沼田、長野県の軽井沢、静岡県の清水から駆け付けて頂きました。

 

2017年度「全日本学生ロードレース・カップシリーズ」(RCS)最終戦(第9戦「第12回明治神宮外苑大学クリテリウム」)の母校現役出場者は、グループ3に2名、グループ1(大学対抗)に3名です。中でも、4年生で上位にランキングされるMは、入賞も期待される選手です。

定刻10時に開会され、選手お披露目の「オープン&ウォームアップ・ライド」を5周回後に、各競技の始まりです。公道を規制して公開される競技会ですので、自転車競技の振興やお祭り的要素も加味されており、周回タイムトライアルには、小・中学生からマスターズの出場者もおり、必死に走る可愛らしい小学生には、沿道より声援が飛び交います。また、去年同様に、パラサイクリング・ロードレース部門が行われ、今年は数台のハンドサイクルによるレースが実施されました。パラリンピックの自転車競技で出場するハンドサイクルは、その独特の形状(3輪のクランク手動駆動)と特殊性で、一般の人が目にする機会は珍しく、レースでは、結構観客の目を引いておりました。

 

 

(パラサイクリング ハンドサイクル疾走!!)

 

 

母校の応援指導部が、今年も駆け付け、心強くも華やかな応援合戦に参戦していただけました。応援団参加校は8校、それぞれの学校の特徴を生かした応援風景が、繰り広げられました。走路を挟んで観戦者とは、10mと離れておりません。大太鼓の膜も破れんばかりのばちの音や、絶叫を張り上げて、腕も折れよと激しい男団員のキビキビした動き、若さがはち切れんばかりで華やかさを誇るチヤリーダーなど、スポーツ観戦のもう一つの「楽しみ」を充分に堪能させてもらえます。応援場所は抽選です。母校は、最終コーナーを回ってゴール手前150m付近の、結構盛り上がる所に陣取っていました。

 

 

(各大学の応援団が華やかにもしっかりと応援していました)

 

 

午前中に行われます男子大学生グループ3(A・B・C)は、1周(1.5km)×4周回ー6kmで争われ、1位は9分6秒~11秒です。午後に行われる、その上のランクのグループ2(A・B)は、8周回ー12kmを1位は17分30秒~33秒でした。

そして、最上ランクのグループ1は本日のメイン・イベントで、年間RCSの最終戦として、年間ランキングにも影響する大学対抗のレースです。20周回ー30kmと見応えのある時間と距離で争われ、駆け引きの激しいレース展開は、我も分からぬうちに声援が、叫声へと変わっています。1位は、例年ゲスト参加する海外の大学チーム1、2校ありますが、今年はオランダ・アムステルダム大学チームの一人が、42分55秒で優勝しました。2位は明治、現役2名は揃って完走、各々気を吐いておりました。

 

 

 

 

(グループ3 駆け引きの疾走!!)

 

 

 

(グループ1大学対抗 最終コーナーの力走)

 

  

 

大会開催運営費が、大変なように感じられました? 始めに記した駐車場代の2倍UPの他、競技参加費の一人当たり1000円~2000円の各カテゴリー別のUPが、一部を除いて、昨年のプログラムと比較して、顕著に分かります。何より、昨年は無かった「グループ1参加チームに対して1チーム3万円のプログラム広告料を支払う」旨の参加申し込みの条件が追加されていました。また、プログラムへの個人広告掲載(氏名のみ)、一口¥2,000の、積極申し込みを促しています。各協賛企業の経営も、影響していると言うことでしょうか? 各地で、ヒルクライムやローカル競技で、ロードレースが多数行われて、華やかな様子を感じる時もありますが、競技人口の伸び悩みや、競技車の売れ行きが今一つなのでしょうか?テレビで ゛ツール・ド・フランス ゛の番組を簡単に見る機会もありますが、底辺の拡大には、まだまだなのでしょうか?団塊の世代が、メカに拘(こだわ)って、日本中をテントを積んで合宿で巡り、社会人になってからも、ソロツーリングにいそしむ余裕のようなものは、今は無くなってしまったのでしょうか?現在の交通事情や軒先を一時借りられる安全神話が崩れて、サイクリストを趣味の片隅に追いやっていることは、周知の事情ですが!

それでも、まだまだ、競技を愛し、自転車の面白みを求める人々は、います。クリテリウムを支えるボランティアの学生さんは、立哨役員(100ヶ所)として、コース整備員として、目立たないところで、大会を支えています。

 

 

(ひたむきにコーナーで砂粒を掃き除く係員)

 

 

OB会事務局役員として2、3年このクリテリウム応援に携わっていますが、毎回、何かしらの「拾いもの」を懐(ふところ)に、会場を後に出来ます。

50年前の入部当時の「蒲鉾型部室」の事が、沸々と思い起こされました。

 

帰り際に会長は、「歳なのかね! 母校の校歌を聞いたら、目頭が少々熱くなったよ!」と、゛ぽつり ゛と言われました。

 

 

(応援OB勢揃い お疲れ様でした!)


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