2022年 フランス製折り畳み式ルーフキャリヤ
コロナ感染と終活が相まって時間をタップリとかけて、身の回りを片付けています。
まだ一度も使ったことのない「折り畳み式自転車用小型ルーフキャリヤ」が出てきました。゛フランス製 ゛とありますが、ブランド名などはありません。4、50年は物置にあったものらしく、塗装の一部は浮き上がり煤けています。整備や修理は好きな方なので、鉄製本体枠より外せるパーツは外し、水洗い・サビ落とし用界面活性剤(「花咲かGタンククリーナー」)の浸け置き洗浄、真鍮金ブラシ研磨等の作業後に、フッ素樹脂潤滑剤・ケミカルツヤだし剤などを駆使して整備完了。アーム連結部・サドル受けや締め付けナットなどの合成樹脂部分は、劣化が進行しているように見えていましたが、見事に蘇りました。こうなると欲が出て、付属していなかったサドル締付け具のストラップ(ナイロン製 新品)を気前よく付け加え、ネット販売の用意です。
(折り畳み式ルーフキャリヤを分解中)
(折り畳み式ルーフキャリヤを展開)
(折り畳み式ルーフキャリヤを折り畳んだところ)
(キャリヤのアーム連結部の ゛MADE IN FRANCE ゛の刻印)
ネット検索してもブランド名が分かりません。虎の巻のスクラップブックをひっくり返していると、ヒットしました。「SUNTOUR PROSHOP NEWS Vol.6」 ゛フランス製ルーフキャリヤ紹介 ゛として4種類の別メーカー毎の製品を載せてあります。先進的なマエダ工業(SUNTOUR)が、顧客小売店への啓蒙活動の一つとして当時(1970年代後半頃?)配布していた? もしくは、一般消費者へニュースを提供していた? …パンフレットか否かは分かりません。
1ページ目には、河合淳三・マエダ工業代表取締役社長のコメント「たたけよ、さらば開かれん」(積極的経営のすすめ)が熱く述べられています。2~4ページに4種類のフランス製ルーフキャリヤが紹介されていますが、長期保管品と同じものは無く、「IPILL・universal」の一部(ハンドル固定個所)が類似しているように見えるのが、やっとでした。IPILL(仏)を含む他のBOTTELIN DOUMOULIN(仏)、SITER(仏)、SPRINTER(仏)を検索しましたが、分かりませんでした。
(SUNTOUR PROSHOP NEWS Vol.6 2P)
(SUNTOUR PROSHOP NEWS Vol.6 3P)
(SUNTOUR PROSHOP NEWS Vol.6 4P)